再び、こんばんは。
平均寿命がどんどん伸びているが、それとともに、健康寿命が伸び、所得も伸びていれば、老人介護の問題は、少し楽になるのだが。
「誰も書かなかった老人ホーム」という本を読んで、そう思った。
著者の小嶋勝利さんは、いろいろな老人ホームの介護職員や管理者を経験し、次の記述が、たぶん結論ではないだろうか、と思った。
そんな私にできることは「要介護状態にならないように健康管理に注意すること」と「要介護状態になる前に癌になって死ぬこと」だと思っています。
(「誰も書かなかった老人ホーム」p248)老人ホームには、いろいろな種類があって、よく聞くのは、特別養護老人ホーム。
その他、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームがあり、類似なものとして、サービス付き高齢者住宅、グループホームなどがある。
この説明のほか、介護現場や介護保険など、老人ホームに関することは、読めばおよそ想像できるようになっている本である。
圧巻は、引用した文章のある第6章である。
ちょっとショックを受けた。
介護は、お金があれば、すべて解決する。
ある老人ホームで、職員の手薄な時間帯に、100人近い認知症入居者をベッドに縛り付けていた、ということがニュース番組で放送されたことがあるそうだ。
これには、もちろん理由があって、徘徊されて、事故でも起きたら危険である、という判断からである。
職員を増やせばいいだろう、という簡単な問題ではなく、その辺は本を読んでもらいたい。
しかし、入居者をあずけた人たちに言わせれば、この老人ホームは感謝されているという。
それほど深刻な人たちが入所させている事実というのは、非常に大きく重い。
そして、関連するように、JR東海での死亡事故が発生した。
認知症の老人が徘徊して、JR東海の線路に入ってしまい、電車にひかれてしまった。
このことで、JR東海は、遺族に対し、損害金の支払い請求の訴えを起こした。
遺族は、
「認知症の高齢者を自宅で見る場合は、当事者をロープで縛っておく以外に方法はないのか」(「誰も書かなかった老人ホーム」p278)と言っていたようである。
介護は、著者のいうとおり、カネの問題である。
そのカネがないから、自分の健康寿命を自分で伸ばすしかなく、最後は、がんで死んだほうがいい、ということになってしまう。
酒は、記憶を弱くするし、体も弱くする。
飲みすぎはよくない、と自分に言い聞かせるしかない(笑)。
posted by T.Sasaki at 21:22|
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