日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2019年01月02日

スルメイカ資源の意見交換会

こんにちは。

これまた、昨年暮れの話であるが、12月20日、八戸市水産会館で漁業情報サービスセンター主催の意見交換会が行われた。
「スルメイカ冬季発生系群の資源状態と漁況予報をめぐって」というテーマ。
冬季発生系群というのは、太平洋回りの群れで、東シナ海で生まれたスルメイカは、はるばる常磐沖から三陸沖、北海道沖まで北上し、秋から南下をはじめ、八戸沖から三陸沖にウロウロしているスルメイカは、津軽海峡から日本海へ抜け、再び、東シナ海の産卵場へと南下するのだという。
東シナ海で生まれるスルメイカは、スルメイカ資源の8割を占めるとされ、残り2割はローカル群である。
冬に各地にいるスルメイカはローカル群であり、これらも重要な資源である。

発表した研究者は、北海道区水産研究所、青森県産業技術センター水産総合研究所、岩手県水産技術センターである。
主に、東シナ海の水温低下による産卵場の環境変化と大和堆での北朝鮮船の違法操業などの影響で、スルメイカ資源は減少しており、資源量は、ほぼ史上最低に近いことなどを話していた。

この意見交換会は、毎年行われているようで、今回、初めて、岩手県沿岸漁船漁業組合から案内が届いた。
もちろん、出席も初めてなので、質問のタイミングがわからず、一番最後に質問した(ただ騒いだだけかも)。

要旨は、資源減少要因を、環境変化と北朝鮮ばっかりに押し付けて、日本でできる取り組みをしていないことを指摘し、特に、岩手の2そう曳きトロールの悪質な操業への非難である。
これに対し、研究者は、TACという取り組みが、積極的な方法である、とした。
そのTACは、近年、スルメイカでは、上限に達することはなく、TACの設定が高すぎることも言ってきた。
それでも、今回の設定は、資源回復措置で低めに設定するそうだ。
私は、TAC配分でも、漁獲圧に応じて、各漁法の減少割合を考えるべきだと、特に、2そう曳きトロールの漁獲圧は、とんでもなく高いのだから、これらの漁法に対しては、もっと低く抑えるべきであると言ってきた。
来場者は、ほぼ9割方、青森県の関係者だと思うが、私の目の前に座っている人たちだけでも、何人かうなずいていた。
この点に対しては、「水産庁に伝えておきます」と言っていた。

関連して、今、思いついたことなのだが、型のいいサバ資源が増加しているし、イワシ資源も回復していることを考えると、まき網漁業のスルメイカTACは、ゼロでいい。
もともと、闇混獲以外は、まき網漁業の漁獲対象とはなっていなかったからである。

北朝鮮、韓国、中国の船が、漁獲しているスルメイカは、10万トンから20万トン獲っているのではないか、という話もしていたが、はっきりわからないようだ。
それにしても、けっこう莫大な量である。
海洋環境の変化や外国船の漁獲などの外的要因は、そう簡単に解決できるものではない。
したがって、できることから、やらなければならない。
どの魚種についても同じことだが、親魚の確保である。

研究者は、スルメイカの資源回復措置水準にするためには、親魚を5.3億尾必要なのだという。
つまり、獲りすぎるな、ということなのだ。
2そう曳きトロールを私が非難するのは、獲りすぎる漁法だからである。

意見交換会の冒頭で、会合ではつきもののエラい人たちの挨拶があったが、そこで良いことを言った人がいた。
「今だけ」「オレだけ」「カネだけ」
この、3だけ主義が、魚類資源減少を促すのだと。
岩手県の2そう曳きトロールは、この3だけ主義そのものである。

今回の会合では、GFWというサイトを紹介していた。

Global Fishing Watch

これにより、膨大な数の韓国や中国船の数を追跡できるそうだ。
posted by T.Sasaki at 14:49| Comment(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

幸せのサバ

こんばんは。

年が変わっているから、昨年の鮭延縄の話になるが、縄揚げ機械を導入した。

鮭縄揚げ機.JPG

これは、仲良しのS丸さんからいただいたものであるが、これを整備した分、赤字となる。
クラッチも少しいかれている。

なぜ、これを装備したかというと、一昨年、重茂前沖で、船外機船団に負けたから。
一昨年の鮭は、魚探にぜんぜん映らなくて(水面を泳いでいる)、どこまで縄を入れたらいいのか、わからなかった。
ところが、重茂の音部地区の船外機は、縄を40枚から50枚くらい積んできて、それをすべて消化していった。
手引っ張りで縄を揚げる。
彼らは、春のわかめ養殖で、かなりの体力を使う。
それに比べれば、鮭延縄など楽な仕事なのだと思う。
体力勝負となると、私は太刀打ちできないから、そこで機械の力を頼ることになったのである。

先輩たちから聞いていたが、とにかく、いろいろなトラブルが発生する。
それを、ある程度克服したが、大漁な時や縄の団子には、機械巻きより、手引っ張りのほうが速いし、魚も逃がさない。
将来を見込んで、一人操業も視野に入れていたが、鮭延縄は、賃金を払えるなら、二人のほうがいいと思う。

後半は、マサバが釣れた。
こんなに大型のマサバがたくさんいるのは、珍しい。

銀さば.JPG

写真のとおり、3キロクラスのメスと比べても、その大きさがわかると思う。
この鮭箱で、8分目5箱を3日やった。
鮭が食って縄が沈んでいくのと同じで、大きなサバだと縄が沈んでいく。

脂も乗っていて、ぜひ、刺身を食べたい思いが強い。
八戸の「鯖の駅」の銀鯖を思い出したからだ。
そこで、八戸の友だちから聞いたら、いったん冷凍すれば大丈夫という。
釣り船Y丸の船主は、サバにやられてから、イワシやサンマなどの青魚を食べることができなくなったそうだ。
缶詰でも、じんましんが出るようになったらしい。
そこで、私も用心しながら、食べてみた。
もう3回も食べて何ともないから、たぶん、冷凍すれば、刺身で食べて大丈夫。
ただし、私の場合、用心のため、外の薄皮のまた下の銀色の皮まで落とした。
「鯖の駅」では、銀の皮は付いていたから、付いていても大丈夫だとは思うが、一度、じんましんになると、ほぼ治ることはない。
用心のため。

こんなにでかくて脂の乗ったサバに出会うことは珍しいから、冷凍サバは、みんなにあげても、まだ10匹以上あるし、ちょっと小さいのは、みりん干しにも挑戦。
もちろん、塩で干したのもある。
春まで、おかずとしては十分である(毎日食べると脂がありすぎるから飽きる)。

「鯖の駅」で食べた刺身、串焼き、味噌煮は忘れられない。
これらは、年によるサバの質により、毎年味は違うが、おそらく、来年の「鯖の駅」のサバは、間違いがない。

このサバのおかげで、お返しに、お菓子、漬物、あわび、ビール、そして、大好きな牡蠣を何度もいただいた。
鮭はダメだったが、年末にサバで幸せになった。
posted by T.Sasaki at 15:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平成31年新年おめでとう

新年おめでとうございます。

年末は、いつものごとく忙しい。

鮭の延縄は大苦戦で、結局、ダメだった。
それでも、12月に入ってから、1回300尾獲った日があったから、正月に食べる新巻鮭やお歳暮の新巻鮭を、何とか確保できた。
その後、0尾という日がなくなって、しかたなく沖へ通った(今季は0尾という日が7回もあった。こういうのは初めて)。
そのため、何とか、乗組員の給料と燃油代、餌代ぐらいになったが、私は、10月からタダ働きである。

史上最低の鮭延縄漁は、平成27年の40万円である。
今季はこれに次ぐ。
しかし、平成27年は、たらが余っていたし、昨年は、まだこに救われた。
毎年、年末に救われるのだが、今年は何もなかった。
たらの延縄も、宮古地区は津波後、最低の水揚げだったようだ。
12月にこんなに水揚げがなかったのは、漁運丸始まって以来である。

そんなわけで、新巻鮭の加工業でも始めようと考えたりしている。

新巻鮭.JPG

これは、一度に300尾獲れたときに、傷魚を含めて、一気に干したものである。
私の新巻鮭は、相変わらず甘塩だが、好評である。

こんな暇な鮭漁なので、年末はゆっくりできるかと思っていたのだが、いさだの失効した許可のため、いろいろと行動している。
そのため、予定外に忙しいのである。

ある漁協では、参事だけではなく、組合長まで出てきて、話を聞いてくださった。
その時である。
いさだ許可の取扱に関して担当した職員が、意見した。
それを聞いて感動した。
もう少しで涙が出そうになった。

そんなわけで、まだ、この件で頑張るつもりでいる。
一緒に宮古漁協に話をしにいったS丸は、仮に、今年の操業ができなくても、許可が下りれば、来年は操業できる、と言っていた。
いさだの許可は、3年ごとの更新であり、3年というのは、S丸のような引退間近の人たちにとっては長いのだ。
どうせ辞めていく人たちなのだから、許可数は自然減となるのであり、せめて、花道を作ってやってもいいと思うのだが。
posted by T.Sasaki at 07:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月26日

珍しく頑張っている

こんばんは。

今、いさだ漁業許可のことで、県の水産振興課と岩手県沿岸漁船漁業組合とやり合っている。
どちらも、自分たちの職務に関して、基本的なことを考えていないことがわかった。

この件で活躍しているのが、宮古漁協で私たち漁業者に配布された、一連の文書である。
この文書がなかったら、ここまで事実関係を知ることができなかっただろう。
おかげで、いろいろと勉強になった。
この点で、宮古漁協の職員は、職務に忠実だと思う。

今日も、県の水産振興課の課長と電話し、「わかりました」という回答をいただいた。
宮古漁協の参事にも、逐次連絡しており、今日は、文書を示して説明してきた。

さて、結果はどうなるか。

私がやっていることは、私のことのためだけではない。
特に、岩手県北部の小型船漁業者のために、頑張っていることである。
県の許可方針が、少し狂ってきているから、それを修正することが必要なのだ。

水産振興課の課長は、電話で、組織論を言い始めた。
しかし、どんな組織にも、その組織の目的があり、目的を達成するための方針がある。
そのことを指摘したら、「わかりました」と。

こんな基本的なことを、なぜ、私が指摘しなければならないのか。
疲れる話なのである。
posted by T.Sasaki at 18:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

他人を陥れるな(私の嫌いな人 5)

こんばんは。

今日も鮭は、0尾(ゼロ)。
毎日では燃油代が大変なので、交代に出ている。
明日は休んで、日曜日に出る予定。

鮭延縄は、私が子どもの頃からやっている漁業で、存命の父親は、「こんな大不漁は経験がなく、本当に大変だなあ」と他人事のように言っている。
すでにあきらめモードなのに、追い討ちをかけるように。
それでも、来年もちゃんと許可申請して、“趣味”でもやるつもり。

最近、県の悪口ばっかり書いているが、突然なので、何を書いているのかわからなかった人が多いと思う。
来期から3年間のいさだ漁業の許可が来なかったから。
3年後に許可申請しても、もう来そうもない。
現行の基準では、50歳以上には、奇跡でもない限り、新規の許可は、ほぼ下りない。
これでいいのだろうか。

頭がおかしくなって、ブツブツ一人ごとを言いながら、昨夜、日本海にいて留守していたとき来ていた文書などを、処分するために目を通していたら、ある“証拠品”が出てきた。
さすが、県職員である。
こういうところは抜け目がない。

おら、知らね!

詳しくは、後ほど、落ち着いてから、書こうと思っている(ただの逆ギレではないので)。
いろんな、いろんな、私をいじめた人たちのことも書こうかな。

世の中には、ひどい人間がいる。
他人に感化され、ああなったのか、それとも、生まれつきなのか。
他人を陥れようとするような人間は、ホント、最低だ。
成人してからは、実質的に、漁業の世界しか知らない。
この世界には、そういう人間がけっこういる。
他の世界もそうなのだろうか。

何かをたくらんで、他の人に漁業をさせないような戦略を練る人たちがいて、こっちは、生粋の宮古人で、お人よしなのだから、そういう罠にはまりやすい。
もちろん、宮古人にも、そういう類の人はいるが、一般的には、そうではない。
対象が若い人だと、特に、いじめられる。
独航船、つまり、一匹狼的だと、もっとそうだ。
大して獲っているわけでもない人が、ちょっと大漁したりすると、それも妨害したがる。
もううんざりだ。

論理?

ある会議に参加したら、論理など、あるのかないのか、さっぱりわからないことがあった。
あんな会合など、参加する意義がない。
その他にもある。
弱そうな人間をいじめるのを喜んでいるような組織である。
よってたかって。

他人を陥れるような人間は、最低である。
大嫌いだ。



ここからは、おまけの文。
セールスである。

許可が来ない、ということは、いさだ漁業の道具を持っていても意味がない。
売ることに決めた。
全部セット売りだと、350万円。
メーカーから現在の新品価格などを聞いて参考にした。

網を揚げるボールローラー(興洋製350)だと、切換え弁付きで、230万はするそうだ。
曳き網では、これを二つ必要だから、合計460万円。
わき取りのVローラー(もちろん興洋製)は、130万円。
つまり、これらだけで600万円。
全部付けて、350万円なら、お得ですよ!

ちなみに、身網の角目は新品で真っ白。
網口の粗目も、交換したばかりの新品。
ボールローラーの身網側のほうも、タイヤは新品。
曳きロープも、32ミリ200m新品、2丸。
バラ売りもします。
でも、ばら売り合計だと400万は超えてしまうので、セット売りのほうがお得です(笑)。

この通り、すでに、やる気満々であり、さらに、乗組員も確保してあった。
最低保障1ヶ月30万円で、2ヶ月60万円は確定。
「歩合も5分5分だよ」と言ったら、すぐに引き受ける人がいた。
いか釣り仲間の下北の人たちである。
なぜこんなに歩合をよくしようとしたのか、というと、いさだ漁業の主役は、乗組員だからである。
腰の消耗が激しいと思うから。
私は下積みを10年以上はやった。
この年になって、寒くなると腰が痛くならから、やはり、いさだ漁業は、重労働だったのである。
当時は、ぜんぜん痛くならなかった。
自分は、腰が丈夫な人間だと勘違いしていた。

そんなわけで、もう一つ、”腰”のために新しいことをやろうとしていた。
いさだかごの変更である。
食用も多くなってきているから、現行30kg入れを20kg入れのかごにしようと。
これだと、乗組員の腰の負担も軽くなるし、水切りもよく、いさだの鮮度も良くなる。
30kgと20kgとでは、重さがぜんぜん違う。
このことは、宮古のある加工屋さんにも伺いを立てておいて、来年実行しようと考えていた。
事業の目的は、すべて、人間の幸せのためであるから、この変更は、理にかなっていると思ったのである。



posted by T.Sasaki at 22:37| Comment(0) | 私の嫌いな人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

玄米食

再び。

私は、近年、自分の体で、人体実験をしている。
何を食べれば、どうなるのか。
自分の体でやるから、自己責任なのであり、罪はない。

成功例の一つは、緑茶。
私の場合、酒を適度に飲むと、便秘になりやすい。
困ったものだ。
挙句の果て、一度、痔になった。
ボラギノールの座薬で一発で治ったが、再発したくない。
そこで、何が効いたかというと、緑茶である。
これを飲み始めてから、便秘にも痔にもならない。

太らないようにするのは、このブログのどこかで書いたと思うが、黒い炭水化物。
そこで、スーパーで売っていた発芽玄米を試してみた。

発芽米.JPG

FANCL製発芽米(「FANCL」)

白米と混ぜて食べたが、まあ、可否なく食べられる。

私自身は、いつもオーバーワーク気味だから、太ることはないが、問題は、父親である。
デブのくせに、「食べたい」というから、これならいいだろう、と思ったら、勝手におかゆ炊飯器を買ってきて、おかゆを食べ始めた。
「おかゆは太らない」と誰かから聞いたらしい。
しかし、甘いお菓子を大好きだから、そっちのほうが問題である。
1日に1袋は空けていたから、とんでもない話である。

そんな中、佐渡産こしひかりの玄米30キロが送られてきた。
本格的な玄米食に挑戦せよ、ということだと思う。
そこで、いろいろ試してみた。
100%玄米で炊飯すると、非常に香りがよく、噛みごたえがあり、噛んでいれば味が出る。
「これが玄米の味か」と思いながら食べれば、それなりに美味しい。
しかし、おにぎりにすると、ちょっと硬すぎるように思う。
おにぎりを食べる場面というのは、沖にいて、時間がないという感じ。
これだと消化不良で腹が痛くなるし、最悪の場合、死に至るかも(これはもちろん大袈裟に書いた)。
玄米には、消化に悪い部分もあるから、注意を要する。

100%よりは、白米とのブレンドがいい。
玄米の香りも楽しめるし、白米のねばり気も楽しめる。

白米は、太りすぎたり、糖尿病の危険度が高くなったりするから、その点で毒ではあるが、玄米も毒を含む。
米には必ず含まれるヒ素が、白米より多く、そのほかにも毒も含まれる。
大人ならいいが、子どもには、玄米を食べさせるべきでない。

玄米vs白米、本当に健康にいいのはどっち?(「geefee」)

これを読むと、玄米の欠点を補う発芽玄米の優位性がわかる。
しかし、本当のところ、健康にいいかどうかは、死ぬまで結果は出ないだろう(笑)。
「玄米vs白米」の決着は、気持ちの問題が大きいように思う。


posted by T.Sasaki at 20:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

赤字の秋漁

こんばんは。

今年の鮭延縄は、最悪である。
鮭延縄をやってから30年以上経つが、こんな大不漁は初めてである。
3年前も大不漁であったが、それを上回る。
燃料代金よりも、水揚げ金額が下回り、もちろん、餌代や乗組員の給料は、自分のふところから出すしかない。
鮭延縄の漁業者は、9割方赤字だと思う。

鮭は、昨年より回帰しているといわれ、事実、宮古漁協の定置網は、ここにきて水揚げが伸びている。
特に、いるかが、海じゅう、うじゃうじゃ来た時は、定置網に鮭がたくさん入った。
見渡す限り、いるかだらけ。
よくもまあ、こんなにいるものだ。
そのため鮭は、陸よりに入り、私たち9.7トンの漁船より、船外機漁船のほうが大漁している。

「今年の鮭はどうだ?」と聞かれれば、「もう趣味の世界だ」と答えている。
鮭延縄漁は、もう趣味の領域に入っているのだ。
すでに4回も0尾(ゼロ)の日があり、漁のあった日でも、せいぜい100尾。
全部で、まだ300尾しか水揚げしていない。
特に、最近など悲惨であり、正月の新巻鮭さえ、準備できないでいる。
漁師として、恥ずかしい。



岩手県は、小型船の漁業許可を減らす方向で動いている(これは事実である)。
許可漁業である鮭延縄漁業、いか釣り漁業が大不漁であり、その上、他の漁業許可を減らすとなれば、私ような小型船は、船の維持が不可能になる。
こういうことを、県職員はあまり考えていない。
彼らと話をしていて、このことがよくわかった(何にも理論がない。よくもまあ、あれで水産大学を出ているものだ)。
だから、県のいう水産振興は、嘘っぱちなのである。
posted by T.Sasaki at 19:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

「水産振興」など、嘘っぱちだ

久しぶりに、こんばんは。

今、私は、怒りに震えているわけではないが、いろいろなことが頭をよぎっている。
県の水産関係の部署や岩手県沿岸漁船漁業組合に対し、不信感でいっぱいだ。
特に、県の水産振興の部署には、あきれてしまう。
電話で、「そんなことなら、やめてしまえ!」と怒鳴ったりした。

海の中の温暖化や魚類資源減少を、漁業者は敏感に感じ取っている。
しかし、県は、それについていけない。
いろいろと説明すれば、「おっしゃる通りです」とは言うが、ぜんぜん施策を変えようとしない。

昨日は昨日で、検察庁に呼ばれ、いろいろとたずねられて、調書を取られた。
それが終わってから、例の問題を聞いてみた。
「法の番人」たちだから、ちゃんとした回答が得られると思ったら、非常に悩んでいた。
具体的には書かないが、法的にも、非常に問題があることなのだ。
これを、今後、容赦なく、責めることにする。
「水産振興」とは名ばかりの施策を行っているのだから、県は責められて当然なのである。

県の水産関係者は、意味がわかるか!
電話で、「水産振興とは、こうあるべきでないのか」「トップの人間に伝えておけ」と言っておいた。
トップの人間が誰だか知らないが。

我慢にも限度がある。




posted by T.Sasaki at 19:14| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月01日

コスパ無視の事業

再び。

今度の函館旅行では、八戸までは軽自動車で行き、陸奥湊駅から八戸駅まで、JR八戸線に乗った。
これが、意外にも早く着く。
車で同じ場所へ行く場合と比較すれば、むしろ早いかもしれない。
駐車場を探して入庫する手間を考えると、JR八戸線を使ったほうがずっといい。

三陸鉄道は、三陸道が全線開通すれば、淘汰される運命にあると思う。
宮古八戸間は、部分開通で、現在2時間40分くらい。
満足に走れるのは、田老真崎から、田野畑までの間だけで、あとは、継ぎはぎだから、意味があるのかわからない状態。
全線開通すれば、1時間30分くらいで行けるのではないか。

宮古気仙沼間は、今や、1時間50分くらいで行ける。
こっちのほうは、7割くらい完成しており、全線開通で、1時間30分は切ると思う。

もし、ここに公共交通として、バス路線が開設されるなら、三陸鉄道の乗客は、もっと減少する。
三陸鉄道を維持したいのならば、沿線住民は、もっと乗る努力をすべきである。

宮古を中心に考えるが、盛岡への横断道も工事中であり、こっちは、1時間で行けるようになるかもしれない。
日本のチベットに、穴を掘り、橋をかけるのだから、とんでもない費用がかかっている。
それも、一般道と高速道の二つも作ったのだから、尋常とはいえない。
誰もがドライブして感じることだが、対費用効果(コストパフォーマンス)無視の事業である。
前にも書いた通り、「これはオレの道路だ」と開き直るしかない。
posted by T.Sasaki at 21:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初フェリー

こんばんは。

ちょっとしたことがあり、函館へ行ってきた。
行きは新幹線だったが、帰りはフェリー。
フェリーに乗ったことがないので、気分はアドベンチャー!
竜飛埼は風速20m吹いていたから、どれくらい揺れるのか楽しみだったが、ぜんぜん揺れなかった。
やっぱり、8000トンもあると違う。

ブルードルフィン.JPG

よく調べないのでわからなかったが、函館と青森を結ぶフェリーには、2つあるみたい。

青函フェリー

津軽海峡フェリー

私が乗ったのは、後者の津軽海峡フェリーで、こっちのほうが大きい。
小さいほうに乗れば、もっと揺れたと思うが、実際には、それほど悪い海ではなかった。
竜飛埼方向がこれ。

竜飛埼.JPG

大間埼方向がこれ。

大間埼.JPG

スタンダードルーム。

ブルードルフィン2.JPG

プロムナード。

ブルードルフィン3.JPG

私はずっとプロムナードにいて、外を眺めたり、電話したり、タブレットを見たり。
着く頃に、スタンダードルームに、ゴロン。
意外に振動を感じる。
私の船よりも、振動する。
やっぱり、小型船で、4枚ハイスキュープロペラというのは、ぜいたく品なのかもしれない。

ちなみに、タブレットのソフトにある「振動計」で計測してみたら、東北新幹線と同程度である。
東北新幹線は、揺れを感じないが、小刻みに加速度が急なせいか、計測値は、意外に少し大きいようだ。
トンネル内では、比較ならないほど揺れる。

今度の函館旅行は、本当に良い人ばかりにあった。
こんなに満足した旅は、滅多にないと思う。

後悔はただ一つ。
酔っ払ってしまって、函館山に登らなかったこと。
酔っ払えば、景色など、どうでもよくなるから、酒を飲む前に、登るべし。




posted by T.Sasaki at 20:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする