日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年03月17日

中野製麺アップデート

3回目。

盛岡に行ったついでに、また中野製麺に寄って、冷麺とじゃじゃ麺を買ってきた。
そこで、「中野製麺」アップデート。

麺を茹でる時間。
冷麺は4分。
じゃじゃ麺は10分。

特にじゃじゃ麺は、茹でる時間が短いと、すぐに乾燥してきて硬くなる。
大丈夫、のびるわけではないから、10分茹でたほうがいい。

中野製麺販売部のお姉さんも、10分と言っていた。


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2025年03月09日

まだらの刺身

ふたたび、こんにちは。

先日、D親分からBS朝日を見るよう急かされ、観た。
まだらがいさだ網に入ったのを折に思い出し、ふたたび、まだらの話題。
宮古が「魚が食べたい」で紹介され、まだらの刺身をやっていた。
他所では、あまり刺身で食べないのか?

いさだ乗組員として、青森県の佐井村から来ている一人来ているが、彼は、まだらの刺身と聞くと、びっくりする。
「そんなもの、食べないよ」だって!
佐井村といえば、近隣の脇野沢と同じまだらの産地と有名だ。
昨年暮れ、第1回のタラ祭りが行われた。

https://towakomyu.com/events/sai-village-tara-festival/(「とわこみゅ」)

彼いわく、下北の人たちは、まだらの刺身を食べないらしい。
一般に、まだらの刺身は食べないものなのか。

「魚が食べたい」の211回目、これには、かき養殖の飛鳥田さんが登場していて、後継者も同時出演していた。
港の遠くに、ほんの少し私の船が映っている。

https://www.bs-asahi.co.jp/fish_eat/lineup/prg_211/(「魚が食べたい!」)

高浜港は、養殖漁業の漁師たちの専用漁港と考えていい。
元々は、小型漁船もたくさんいたが、高齢化と魚類資源の減少で、私の船たった1隻になってしまった。
飛鳥田さんは人柄が良く、というと、他の人は柄が悪いように感じるが、そうではない。
高浜の人たちは、みんなお人好しだ。
一番悪いのは、どうやら、私らしい(笑)。

私の先輩にあたる高浜稲荷神社の実質的なお別当様も、養殖漁業をやっている。
彼も人柄がよく、私は彼の命令にはほぼ従う。
このお別当様と「魚が食べたい!」に出演した宮古漁協定置網の大謀様が、同姓同名である。
先代の大謀が、異常に厳しい人だったため、現大謀は苦労している。
私は話をしたことはないが、「のぶさん」の愛称で呼ばれ、人柄もいいため、定置網の乗組員たちからは慕われているという。
その彼も、テレビでまだらの刺身を食べていたから、大丈夫、まだらは刺身で食べられる。
プーファも少なく、良い食材である。

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2025年01月29日

ゆめかさごの吸い物

こんばんは。

ゆめかさごを市場に水揚げしないと宣言しても、まだ獲れている。
普通、こんなことを言うと、バチが当たって獲れなくなるのだが(事実、どんこは獲れなくなった)、おかず大漁だ。
暇ではないけれど、暇なので、簡単なさばきかたの練習。

ゆめかさごの解体.JPG

頭の方から、尻の穴より少し前に、斜めに包丁を入れる。
これで大部分の身は確保できる。
これより腹側に包丁を入れたとしても、それほどのことではない。

ゆめかさごの解体2.JPG

少々残ったはらわたは、めんどくさいので、包丁の先で落とす。

焼き魚にする場合、背割りにする。
刺身の場合は、三枚おろしにして、皮を落とす。
もちろん、皮を炙る場合は、皮は落とさない。
煮つけは、このまま煮汁を準備して煮付ければよい。

ゆめかさごの煮つけ.JPG

写真のは、妹が煮付けたもので、まあまあ美味しい。
こればっかりでは芸がないので、八戸のやま文のきんきんすいとんを思い出し、塩味の吸い物を作らせた。
三枚おろしではなく、片方は骨をつけたまま、少々の時間、塩漬けした。
それをニンジン、大根の煮汁にぶっこんで、最後に案配をみて、ネギを入れる。
魚汁は、ネギが死んだら美味しくないから、火を止めてからネギを入れること。

ゆめかさごの吸い物塩味.JPG

絶品だった。
妹を珍しく褒めた。
美味しいよ。

最後に名前のわからない魚を煮付けにする。
この魚は、少々クセがあり、煮汁を濃くした。

不明の煮魚.JPG

これも、まあまあのおかずになった。

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2025年01月26日

焼き魚の備蓄

こんばんは。

今日はまだら祭りだったらしいが、あいにく天気が悪く、どうなったのか。
昨夜の夕食も、まだらの刺し身で、勝手に1日早いまだら祭り。
またまた多くの魚が手元に残り、疲れたし、歳も歳だし、魚を造るのは1時間でやめて今朝にとっておいた。

どんことゆめかさごの干物.JPG

冷蔵庫には、だんだん焼き魚定食のおかずが増えてきて、もう少し多くなったら冷凍もする(笑)。
今朝はどんこの18尾入れが10匹残っていたので、3匹を近所のおばさんに叩き用に分解して持っていた。
いつもなら分解しなくてもいいのだが、風邪をひいたので、「造ってくれたらありがたい」というので、しかたなく。

型が大きいから全て干すのももったいので、今朝は肝いり叩きにし、残ってしまった分は、ちょっとテストした。
どんこの叩きは、さんまのすり身に似ているので、これをどんこ汁にぶち込んだらどうだというので、やってみた。
結果は、上々。
片栗粉を混ぜたものと混ぜないものの両方試したが、片栗粉なしでも十分いける。
ただ、単なるどんこ汁より手間がかかるので、その点がどうかと思う。

昨夜は、ゆめかさごの煮付けをテストしてもらった。
なめたがれいの味付けと同じにしたそうで、これも、まあまあ。
おかずになる。

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2025年01月11日

身を食べるなら夏のまだら

こんにちは。

まだら祭りが、今年も宮古市で開催される予定だ。
今の時期、お腹が大きくなったまだらには、白子やタラコが満タンに入っている。
これが、まだら祭りの目玉となっているのだろう。

私は、どちらかといえば、身のほうが好きだ。
身を食べるなら、白子やタラコが大きくなる前のまだらが美味しい。
したがって、時期的に、夏のほうが美味しいと思う。

昨年の夏のイカ釣りをやっていた時、市場に船を着けていたら、たら縄のある船主が船に勝手に乗り込んできて、「お〜い!お〜い!」と叫んでいた。
私は水揚げのため、フォークリフトでパレットを準備していたので、声の主がわからなかった。
彼は、まだらを私にプレゼントするために、乗っていたのだった。
お礼に、するめを1箱プレゼントした。

夏のまだらは、今のまだらと違って安い。
いくら高価でも夏のするめいかは小さく、するめいかとまだらのどちらを食べる?と問われたら、私はまだらをいただく。
夏のまだらが、もう少し高く評価されてもいいのに、といつも思う。
当たりが悪いのかどうかわからないが、冬のまだらの身は、栄養をお腹の子にとられるせいか、あまり美味しくない。
腹の抜けたばかりのまだらなどは、身が硬い。

白身の魚はオメガ3が少なく、健康上、好ましい。
もちろん、いか類やたこ類もオメガ3は少ないから、健康食品である。

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2024年12月16日

山ぶどうワイン紫雫

こんにちは。

夜いか操業をしていたら、まだこが2匹も針に引っ掛かって揚がってきた。
その数日前にも1匹揚がっていたから、これは、「まだこが私を待っている」のだと思い、パッといか釣りを切り上げて、かごを入れた。
結果は、終わった。

針にまだこが引っ掛かってきた頃、突然、まだこのかごを入れていた人たちが大漁になったと騒いだが、それ以前とそれ以降は、うまくない。
資源量自体が昨年に比べて少ない上、何といっても、かごの周年操業を認める岩手県や各漁協の素晴らしい漁業政策のおかげで、増えることはないだろう。
あわびの保護のために、まだこの駆除という主張も見られるが、それって、意味があるのかどうか怪しい。

というわけで、いか釣り機械のオーバーホールために、トラックに積んで八戸まで行ってきた。

トラックに積んだいか釣り機.jpg

ここは、野田の道の駅。
初めて三陸道の野田インターチェンジで降りて寄ってみた。
目的は、これ。

紫雫.JPG

その後、アクサ生命のお歳暮で、アクサ製ワインも来て、飲み比べてみた。

2本のワイン.JPG

2本のワイン2.JPG

野田の山ぶどうワインのほうが、美味しい。
2017年もののため、味はまろやか。
一方、アクサ製は、トゲトゲしい味で、渋味も強い。
私には、ワインの味がわからない。
今度は、紫雫の最新版と最古版を買ってきて、飲み比べてみようと思う。

やっぱり日本酒がいい。
実際には、日本酒の味に詳しいわけでもなく、酒類全体でも、味に詳しくない。
これが旨いとか旨くないというのは、たぶん、好みの問題であろう。
そうでなかったら、銘柄が無数にあるわけがない。
作ってみて、飲んでみて、それがウケれば商品になる、というだけのものだろう。
酒に限らず、食品全般に言えることだ。
この点を考えれば、日本の食べ物というのは、世界的に評価が高くて、それだけ切磋琢磨されているわけだ。
国際競争力は、強いのではないか。

しかし、せっかく美味しいのに、それを作る職人さんや素材を作る生産者の所得が、バブリーな職種(デジタル産業の上層部など)に比べて、どういうわけか低すぎる。
デジタル社会に騙されるほうが悪いってことかねえ。

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2024年11月30日

兼平製麺

5回目。

中野製麺の工場の向かい側には、兼平製麺がある。
そこの工場の壁には、「純米麺」という表記があり、つまり、グルテンフリー、一般的な麺の素材である小麦粉を使っていない。
これは、小麦アレルギーの人に対して、同じような麺を食べてもらおうという取り組みだと思う。
中野製麺をたずねた時に、純米麺も試してみようと考え、買おうと思ったが、残念ながら買えなかった。
工場から出てきた人に、販売する事務所をたずねてみたが、わからないという。
それであきらめた。

帰ってきてからネットで調べたら、まずは、兼平製麺のWebサイトがあった。

https://kanehira.co.jp/

で、ここから通販で買える。
楽天市場だ。

私は、グルテンフリーの冷麺、じゃじゃ麺、純米麺、フォーの4つを試してみた。

グルテンフリー麺.JPG

最初は、なんと言っても冷麺。

純米冷麺.JPG

4分ぐらい炊いて、真っ白な麺。

純米冷麺2.JPG

具は何もない。
出来上がって食べてみたら、まあまあ、かな?
冷麺に関しては、中野製麺に軍配があがる。

次に、じゃじゃ麺。

純米じゃじゃ麺.JPG

じゃじゃ麺は、もともと麺自体が白いので、感覚的に普通のじゃじゃ麺。
コシもあり、美味しいと思う。
基本的に、じゃじゃ味噌を使えば、その辺のうどんでも代用できる。

純米じゃじゃ麺2.JPG

次が、単なる純米麺。

純米麺.JPG

醤油うどんの出汁みたいなスープで、その辺のうどん的感覚。

純米麺2.JPG

2つ目の玉は、もう余っていたじゃじゃ味噌で、じゃじゃ麺にした。
基本的にこれらの純米麺は、麺の太さが違うだけで、同じ成分だと思う。
だから、平麺と細麺を別に売ったりしている。
成分をみると、植物油を使っているようだ。
これには、少しがっかりした。

そして、フォー。

フォー.JPG

フォーは、初めて食べる。
スープの味が独特で、ベトナムからやってきたのだそうだ。

https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/02/post-8772.html(「オリーブオイルをひとまわし」)

まあ、可もなく不可もなく。

グルテンフリーということで、どれも健康食として朗報だと思う。
それに、何と言っても、原料が国産の米だから、応援しよう。

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2024年11月16日

中野製麺

3回目。

今日のは、すべてLinuxのOSから。
テキストファイルだと、全部windowsからコピーをすべて使える。

それでは、盛岡のソウルフードになりつつある盛岡冷麺について。

市販の冷麺あれこれ」で貴重なコメントをいただいたので、盛岡に行ったついでに、中野製麺に寄ってきた。
工場が2区画に分かれていて、少し迷った。
バス停のそばの工場のほうに事務所があったが、イマイチ分かりにくい。
対応してくれた人は、販売員を兼任した事務員であると思われるが、「冷麺売ってますよというような旗か何かを立ててくださいよ。入り口がわかりません」と言ってきた。
愛想のよい人で、語り掛けるとすぐに返事をしてくれる。

入り口には、じゃじゃ麺の宣伝ポスターみたいなのがあり、そこには、白龍(ぱいろん)の写真が。
何と!白龍にじゃじゃ麺を卸しているのが中野製麺だったのだ!
釣られて、じゃじゃ麺も買ってきた。

さて、冷麺についてであるが、3分はゆでたほうがいい。
私は、硬めの麺が好きなので、1分くらいで火を止めた。
しかし、あまりに硬くて、食べるのに苦労した。
3分でも硬いと思うが、4分くらいがちょうどいいかも。
スープは、戸田久のより美味しいと思う。
キムチも入れた出来上がりは、専門店で食べる冷麺に近い。
市販品では、ベストの出来だ。
かきあげさん、ありがとうございます。

じゃじゃ麺も3分以上はゆでた方がいい。
ゆでる時間が短いと、すぐに干からびて硬くなる。
きゅうりを刻んで、じゃじゃ味噌を入れて、おろしにんにく、おろししょうがをゴッパリ載せて、もうたまらない。

渋滞の中、盛岡の中心部まで行かなくても、盛岡三大麺のうち、二つは家で食べられることになった。
どちらも生麺なので、長期保存はできないが、「食べてみて!」というような話題作りのプレゼントにはいいと思う。


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2024年09月25日

くずまき高原ヨーグルト

ふたたび、こんばんは。

先日の長雨の時化休みに、葛巻へ行ってきた。
何が目的か、というと、「くずまき高原ヨーグルト」。

くずまき高原ヨーグルト.JPG

いつだったか、温泉へ行ったとき、湯田ヨーグルトを紹介された話があったと思う(「玄武温泉」参照)。
その後、松川温泉へ行ったとき、「湯田ヨーグルト」を女将さんにプレゼントした。
「食べてみて!美味しいよ」
その夕方、布団を敷きに来たおばさんが、「ごちそうさまです」と。
ヨーグルトを食べたんだそうだ。
しかし、「もっと美味しいのは、くずまき高原ヨーグルトだよ」と教えてくれた。

この「くずまき高原ヨーグルト」は、なかなか手に入らない。
売っているのが、くずまきの売店と川徳だけとか(ネットで調べるとそう書いてある)。
八戸にいるから、どう考えても盛岡より葛巻のほうが近い。
そこで雨の中、行ってきた。

賞味の結果は、湯田ヨーグルトと甲乙つけがたく、もちもち感では、湯田ヨーグルトだが、その差は微妙。
ワタシ的には、湯田ヨーグルトに軍配。
でも、ホントに僅少。

原材料にこだわれば、どれも同じ。
もちろん牛乳が主成分であろうが、その他に乳製品とある。
これが、クリームみたいなものが混ぜてあるのか。
大谷君が世界一だと言った岩泉ヨーグルトも田野畑ヨーグルトも湯田もくずまき高原も、ほぼ同じ原材料であり、だから、どれがより健康的なのかというのには、たぶん差はない。
まちがっても乳化剤などは書いてない。

今回は、乗組員にも賞味してもらうため、加糖を買ってきたが、普通は無糖を買う。
乗組員は、ヘビードリンカーにヘビースモーカーなので、味は強烈な濃い口のほうで、無糖だと、たぶん食べない。
だから、加糖。

行ったついでに、羊羹好きの私は、葛巻ワインの羊羹も買ってきた。

赤ワイン羊羹.JPG

可もなく不可もなく。
普通の羊羹のほうがいいかも。



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2024年08月15日

市販の冷麺あれこれ

こんにちは。

台風とお盆休みによる長期休暇は、まったく面白くない。
お盆のため、温泉にも行けない(笑)。
しかたがないので、市販の冷麺を食べ比べた。

びっくりしたのは、地元のラーメン製造会社が冷麺を作っていたことだ。

小笠原製麺所冷麺.JPG

しかし、ラーメンの麺を太くし、少々コシを強くした程度で、冷麺のコシになっていない。
むしろ、普通のラーメンにして、味噌味系が合うのではないか、と思ってしまう。

次に、ヤマトで出しているものを試した(いただいたもの)。

ヤマト戸田久冷麺.JPG

大量に出回っている戸田久との2ショット。
ん〜!
微妙。
私は固めの麺が好きなので、ちょっと炊く時間を短めにしたら、それでも、柔らかい感じがする。
もうちょっと!
実は、生協製のものも試したが、これに近い。

ぴょんぴょん舎でも出しているが、高価だ。
30年ぶりくらいに店舗で食べてみた(津志田)が、美味しいと思った。
が、次に行った時は、がっかりした。
日によって味が違う。
ので、買って食べる気にならない。

安定して美味しいのは、やはり盛楼閣だと思う。
そこで、市販品を出したら、すぐに買って試してみるだろう(笑)。
今のところ、市販品では、戸田久の味が安定していると思う。

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2024年07月06日

乳化剤の入っていないと思われるチョコレート

こんにちは。

これ、乳化剤を使っていないと思われるチョコレート。

フェアトレードのチョコ.JPG

フェアトレードのチョコ2.JPG

原材料に乳化剤が入っていないから、と言って、妹が買ってきた。
フェアトレード製品とはいえ、カカオの国際価格が高くなっているので、本当にフェアトレードになっているのか、あやしい。

私は甘いのも好きだが、控えるようにしている(気持ちだけ)。
先日、血圧が高くて頭が痛いので、病院に行ってきた。
年だなあ。
血液検査では、中性脂肪とLDLコレステロールが高く、たぶん、いかやたこの食べ過ぎと甘いものの食べ過ぎだと思われる。
いかの大不漁で、運動不足もある。
おそらく、かご漁やいさだ漁ならば、こういう数値はなかっただろう。
本当に運動不足だと思う。
肝臓、腎臓とも正常で、その他も異常なし。
そのため、食事に気をつけて、様子見し、数ヶ月後に再検査して、ダメならいよいよ服薬か。

その後、何もしなくても、血圧は戻り、頭痛もなくなった。
少し、いかが釣れ始まって、ストレスが解消されたためかと思う。
いい気になって、甘い和菓子を食べるんだろうなあ。
なぜ、和菓子か、というと、ようかんなどの和菓子には、乳化剤が入っていないから。
このブログの検索窓に、「乳化剤」と打ち込めば、いろいろと出てくる。
乳化剤は、腸に悪さをして、全身炎症を促す。
だから、「乳化剤の入らないスイーツを」なんですよ。

それでも、結局、甘いものを食べ過ぎて、それを消費する運動をしないと、結局、中性脂肪がたまって、LDLコレステロールの増加につながるようだ。
血管中にそれらが付着して、血流を妨げるから、全身に血液を送ろうと心臓が頑張る。
その方法は、血圧を上げるか、脈拍を上げるか、のどちらかである。
心臓が弱ると、血圧を上げることができないので、頻脈で頑張るしかない。
高血圧と頻脈は、体内の異常のシグナルなのだ。
これは、親父を診て、わかったこと。
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2024年06月30日

ほたて汁

ふたたび、こんにちは。

昨日の夕方、生協で、ほたての稚貝を安く売っていたので、ご馳走!

ホタテ稚貝汁.JPG

あさり汁ライクなほたて汁。

昔々、春鮭鱒のはえ縄をやっていた頃、沖に1週間もいるものだから、ご馳走に飢えている。
ある日、玉が流れてきて、上げてみたら、ネットにほたての稚貝が入っていた。
この頃は、ほたての稚貝を食べるなんて、誰も想像もしてなくて、「じゃあ、あさり汁の代わりだと思って、やってみっか!」と。
食べたら、絶品だった。

もっと小さいほうが美味しいと思う。

ほたてって、一種類しかないのかしら?
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2024年02月10日

キクのバター焼きもいける

こんばんは。

宮古沖で、水温は9度前後。
まそ(宮古弁で南潮のこと。たぶん真潮の略だと思う)が安定したような感じがするけど、水色はまだキレイ(先日までは極めてキレイだった)。
これでは、いさだが来るのかどうか、怪しい。

毛がには、県内でも、北ほどいいようだ。
陸送されてきた中には、250kgくらいの船もある。
私んところは、もう日増しに減っている感じで、「今年こそ!」という期待は裏切られつつある(笑)。

かご商売をやり始めると、おかずには困らない。
すでに、なめたがれいの漁場から毛がにの漁場へ道具を移動したので、なめたがれいはほんの数匹しか入らない。
したがって、これらはすべておかず。
煮付けに1尾、余ったのは、干して焼く。
昨年だったか、蛇の目でなめたがれいの焼き魚を食べたら美味しかったので、やってみた。
大丈夫、美味しい。

なめたがれい.JPG

まだらも入ったし、小さいゆめかさごとともに刺身!

たらとゆめかさごの刺身.JPG

たらにはキクが入っていた。
たらの味噌汁に入れるには、キクが多すぎるので、それを妹にバター焼きしてもらった。
塩コショウの味付けで、これも美味しい。
どんこのはたきの味噌味と肝あえはたきの2種類に、キクのバター焼き。

どんこのはたき、たらきくのバター焼き.JPG

好みの問題ではあるが、味噌味に肝は入れるな、とリクエストされる。

そして、大好物のつぶ刺し。
毛つぶ。

毛つぶ2.JPG

食べすぎに注意!
胸焼けしそう。


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2024年01月22日

どんこの肝

こんばんは。

昨日、どんこのはたきに、肝を初めて入れてみた。
まあまあ、美味しかった。
これが肝。

どんこの肝.JPG

前にも書いたことだが、どんこ特有の臭みは、ネギを入れれば消える。
どんこ汁の肝の味は、生きたネギで引き立つし、テーブルコショウで濃厚になる。
だが、私は、どんこの肝をはたきに入れたことはない。
味がくどくなるのが嫌だから。

はたきの味噌味はご飯のおかずの定番だが、今回は、酒のつまみとして、味噌を入れないでネギと肝ではたいて、わさび醤油で食べることに。
結果は、上々かな。
一般に料理店では、肝が入る。
もちろん食べたことはあるが、何らかの味付けがしてある。
そこで、今回は最初に、醤油をつけずに、生で食べてみた。
何のくせもなく、素直にクリーミーな感じ。
わさび醤油なら、もちろん、美味しい。
クリーム系の食べものを好きな人は、たぶん、絶品に感じるかもしれない。

どんこの刺身は、そのままでは決して美味しいものではない。
しかし、S社の社長によると、どんこの刺身に肝を和えて食べれば美味しいとか。
今度は、それをやってみることにする。

ちなみに、肝の色は、真っ白よりは、うすいピンク色のほうがいい。

どんこの肝2.JPG

真っ白は、主に、湾奥で獲れるものに多い。
また、ピンク色が強かったり、茶色にまでなると、美味しいとは言えない。
茶色のものは、肝も小さく、栄養不足の肝である。
どんこをいろんな場所で獲ってみたが、あまりにどんこが多いところでは、肝の色も悪く、肝も小さい。
経験上、まばらにいるか、突然どこからか回遊してくるどんこは、肝の出来もいい気がする。

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2023年10月06日

いか納豆

ふたたび。

佐渡のD親分に「20個や30個じゃあ、商売にならないよ」と言われ、ショックを受けた。
こっちは、20個掛ける平均単価5000円で満足しているというのに。

やけ酒のつまみに、いか納豆。

いか納豆.JPG

古くなった納豆に、いか刺しとネギをからめる。
良いつまみだ。

そして、これが今朝の朝食。

朝食20231006.JPG

納豆、ほうれん草のおひたし、しめじの大根おろしあえ、するめいかゲソの大根汁。
刺身以外は、やりいかよりするめいかのほうが美味しい。
プーファ・フリーな健康食。
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2023年02月19日

腹は痛くならなかった

こんばんは。

毛つぶ.JPG

3回目の刺身を食べたが、大丈夫だった。
酒のつまみには、最高!
切り上げたが、毛つぶの刺身の味を知っただけでも収穫としよう。
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2023年02月14日

毛つぶの刺身

3回目、こんばんは。

意を決して、毛つぶの刺身を食べてみた(笑)。

毛つぶ.JPG

美味しい!

注意は、唾液腺と肝を取り除くこと。
毒があるそうだ。
ぼうずコンニャク 市場魚貝類図鑑」で、「ケツブ」で検索すれば出てくる。

なぜ、突然、毛つぶを食べようと思ったか、と言えば、昨年、北海道の船主さんと飲んだ時、様似のまつぶの話になった。
まつぶより毛つぶのほうが美味しいとか。
ピンク色になるまで、塩もみするそうだ。
私は、ピンク色になるまでやらなかったが、写真のとおり、できあがりはまつぶのよう。
最初からピンク色になっている部分は、気持ち悪いので切り落としたが、今度は、落とさないで食べてみようと思う。

つぶの唾液腺は、まつぶの場合、オレンジ色をしているが、毛つぶはよくわからない。
ただ、大体の場所は知っているから、その部分はもちろん落とした。
どのつぶも同じだと思うが、唾液腺を食べれば食べるほど、酒に酔ったような状態になる。
酒を飲みながら、唾液腺を食べれば、異常に酔っ払う。
だから、炊いて丸ごと食べるようなつぶでも、美味しいからといって、たくさん食べるのは良くない。
私は、酔っ払って目が回り、散々な目に遭ったことがある。
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2022年12月28日

どんこ干物

こんばんは。

何もすることがないので、毎度のことながら、獲ってきたどんこを干した。
16匹。

どんこ16.JPG

評判良くて、お世話になった人にあげてる。
まずくても、美味しい、って(笑)。
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2022年12月17日

すけそうだらのキク

こんばんは。

宮古湾でまだこが獲れているというので、やってみた。
もちろん、みなさんの少し離れた湾外に。
宮古湾の真ん中で操業したのが懐かしい。
今や、流行の漁業だから、過密すぎて私は入れないのです。

それで、90mで、すけそうだらが1匹入って、早速分解したら、キクが入っていた。
ご馳走!

すけそうだらのキク.JPG

味噌汁にすれば、まだらより美味しい。
まだらは、刺身が美味しい。
それ以外は、干して焼いても、汁物でも、私なら圧倒的にすけそうだらに軍配をあげる。
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2022年07月21日

半生ライクで炊いてみた

こんばんは。

残酷な私」で書いたとおり、たこかご漁は今日で切り上げ、みずだこの半生に炊いてみた。

生きたまま炊かれるみずだこ.JPG

鍋が少々小さいため、生きたまま入れると、足を動かして、出るまではいかないが、それでも油断していると出ているかも。
こういうところを世界じゅうのアニマルライツ派に見せると、かなり怒るだろう。
毛がにもそうだ。
足を動かして、かわいそうな気がする。
ここで、素朴な疑問。
アニマルライツ派の人たちは、たこ類やかに類を食べないのだろうか。

できあがった煮だこは、いつもより赤みが少なく、半生っぽい。
美味しそうだけど、もう限界。
寝る。
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2022年07月19日

残酷な私

ふたたび、こんばんは。

次回に、すべて道具揚げをする。
黒いみずだこが獲れる盛漁期は、プロの方の話だと、もう終わったようだ。
それで、2kgあるかないかのみずだこを炊いて冷凍保存することにした。

内臓をとられたみずだこ.JPG

生きたまま内臓を取ると、それでも怒って赤黒くなる。
死ぬまで、残酷なことをする私(笑)。

たこは、生でも食べられるから、炊きすぎるよりは半生でも大丈夫、という助言をいただき、半生のような炊き方にしたが、実際は、ちゃんと炊けていた。
ちょうどいい柔らかさ。
もう1回、みずだこさんには犠牲になってもらう。
あと少し早めに火を止めてみる。
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2022年07月13日

恵み

こんばんは。

私のことをかわいそうだということで、T君が持ってきてくれた。
非常にありがたい。
美味しくて、朝昼夜と3回も食べた。

いただいたするめいか.JPG

かれこれ、30年以上いか釣り漁業をやっているが、するめいかの初物を他船から恵んでもたったのは、史上初めてのことである。

少し前のことになるが、かぜ(うに)の初物を、他の地区から恵んでもらったのも、史上初めてのこと。
やっぱり、両石のNさんも、私をかわいそうだということで、持ってきてくれた。
美味しかった。

みなさんに頭を下げるしかない。
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2022年07月06日

どんこのフルコース(笑)

こんばんは。

世の中、食料品など物価上昇が鮮明になっているらしい。
ところが、市場に揚げたどんこは、超安い。
この前、仕切書を持ってきて、売値を眺めてみたらショックを受けた。
15尾入れのどんこが、300円!
こんな値段なら、買わなくていいよ。
持って帰るから。

今日、市場の職員に「売れる?」と尋ねたら、首をひねっていたので持ち帰り、同級生にあげた。
それよりも小さい、とても売り物にならないようなどんこは、もちろん私のおかず。
1箱に20尾以上は入る小さいもので、それを3尾おろした。

どんこのはたき.JPG

これをはたけば、こうなる。

どんこのはたき2.JPG

私の場合、肝を入れない。
くどいの好きじゃないし、プーファフリーだし。
何年か前、近所の同級生にプレゼントしたら、その奥さんに「また作って持ってきてください」と言われ、汗が出た。
せっかく、消費拡大のため、あげたりしているのに!
たまには、自分で作れよな。
漁師を何だと思っているんだか。

これは、明日の朝の味噌汁の具材。

どんこの分解.JPG

これも、肝は少なめ。
人参と大根をいちょう切りに、これをぶち込み、炊けたら味噌を入れ、火を止めてから、ネギを入れる。
隠し味が、テーブル胡椒。
これで、どんこ汁の完成!

小さいまぞいもあり、これも分解。

まぞいの分解.JPG

明後日の味噌汁の具材。
魚汁は、ネギが生きているうちに食べるべし。
ネギが死んでしまったら、味はかなり落ちる。

どんこの残り物は、「夏どんこの焼き魚」となる。

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2022年07月05日

夏どんこの焼き魚

ふたたび、こんばんは。

世の中、ケータイが使えなくなったと騒いでいるが、震災時、社会インフラのすべてを利用できなかった経験をしていると、「まあ、そうこともあるさ」程度の感覚しかない。
ケータイがなくても、人間は生きていける。
ケータイ依存症とは無縁の私は、あいかわらず、どんこに塩をして干している。

どんこの焼き魚.JPG

夏は湿度が高くてうまく干せず、このまま放っておくと、腐る。
そこで、冷蔵庫の除湿パワーを利用する。
ある程度すんだらかしたら(←宮古弁)、皿に並べて、ラップをせずに冷蔵庫へ入れる。
ラップをしない理由は、水分を抜くため。

どんこの焼き魚2.JPG

冷蔵庫の中に1日以上おけば、まあ、焼ける程度になる。
下網には、少々くっ付くが、大丈夫、美味しい。
いとこや妹が来た時、焼いてご馳走したら、「美味しい!」と声をあげていった。
プーファフリーの食事である。
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2022年06月19日

佐渡藻塩

3回目、こんばんは。

今年の日本海のいか釣りは、大漁だそうだ。
5月のうちから黒字航海が続き、新潟以北は、近年では順調なほう。
燃油高で誰も行きたがらないから、きっと今年の日本海はいいだろう、と予想はしていたが、それが的中した。
私は、最初から行けない事情があり、前沖でたこを獲っている。
たこは、まったく順調ではない。
それでも赤字ではないので、まあ、いいか。

佐渡藻塩.JPG

これは、昨年、佐渡から買ってきた塩。
おにぎりの塩に最高だと思う。
このおにぎりを食べながら、頭を冷やして、いろいろと考え事をしている。
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2022年05月25日

宮古産ハーブティー

3回目、こんばんは。

私は、お茶を飲めば、便秘しない。
一度、便秘して、痔になってしまった時は、この世の終わりだと思った。
それから、ウンチに関しては、便秘よりは下痢のほうがいい、という考えだ。
いろいろと試したが、朝の食後にお茶、夜の食後には牛乳と決めている。
こうやってからは、一度も便秘がない。

快便は、プーファフリーをやるようになってから。
下痢すら、まったくしなくなった。
もちろん、便秘もない。

最近、葬式で、お茶をプレゼントする喪主が少なくなったような気がする。
おかげで、お茶の葉が枯渇し、ハーブティーを買ってきて飲んでみた。
宮古産。

ハーブティ.JPG

これは、爽快ブレンドで、美味しいと思う。
これの前には、やすらぎブレンドを買ってきて飲んだが、いまいち、ピンとこない味であった。
私は素人だから、微妙なところの評価がわからない。
詳しくは、潮風のハーブ園へ。

http://shiokazenoherb.jp/

残念ながら、ハーブ園を休んでいるそうだ。
コロナ?
もうやめてほしい。


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2022年01月28日

盛岡冷麺創生期の真実

ふたたび、こんばんは。

先日、盛岡のつなぎ温泉に行ってきた。
学生時代のバイト先で厨房にいた先輩が「飲もうぜ」ということで、親切に温泉を手配していた。
バイト先は、焼肉レストラン「名月館」というところで、盛岡冷麺の先駆者たちであった。
私は、大好物の一つが盛岡冷麺である。

「名月館」「盛楼閣」「三千里」とか、北朝鮮系の飲食店は、全部、仲間である。
当時のことは、この先輩が非常に詳しい。
彼は、お世話になった人には、礼を立てる人であり、引き抜きがあっても他店を移らなかった。
温泉では飲みながら当時の裏話を聞いた。
その一つを紹介する。

盛岡冷麺といえば、盛岡三大麺として有名だが、その発祥については、いろいろ語られる。
たとえば、八戸などにも支店をもつ「やまなか家」には、盛岡冷麺の歴史を記したページが存在する。

https://www.yamanakaya.jp/kodawari/himitsu.html(「やまなか家」)

ここに青木さんという方が登場する。
青木さんは、現在の盛岡冷麺を作った人だ。
彼は、食道園という店で、盛岡冷麺を開発し、サザンオールスターズのボーカルだった桑田佳祐さんが、来盛して食べに来た話は有名である。

当初「名月館」などの店で出す冷麺は、麺にそば粉を使い、黒かった。
他の地域の冷麺は、今でもそば粉を使ったところがきっとあると思う。

食道園で、ちょっとした事件が起きた。
厨房職人がやめて、他店に食道園の冷麺の作り方を教えた。
その結果、そば粉を使わない現在の盛岡冷麺が一気に広がった。
食道園側は、やめた厨房職人を呼び戻したというが、後の祭り。
食道園が儲かったかどうかはわからないが、この盛岡冷麺で、当時の「名月館」系の焼肉屋は、かなり儲かった。
今、隆盛を誇る「ぴょんぴょん舎」や「やまなか家」はずっと後発である。

冷麺の作り方の拡散は、今でいえば、技術流出であり、本当は企業秘密事項である。
しかし、見方を変えれば、これは、盛岡の発展に寄与できるものであったから、歓迎される出来事であったかもしれない。
ただ、青木さんの盛岡冷麺の開発は、称えていいものである。
だから、敬意を払って、やまなか家は、Webで紹介しているのだと思う。
盛岡冷麺を扱っているすべての店にとって、青木さんは神様なのである。

posted by T.Sasaki at 18:16| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月29日

真野鶴 純米大吟醸原酒

こんにちは。

暇なので、割れたまな板を修理することになった。

壊れたまな板.JPG

ちょうつがい方式にする。

壊れたまな板2.JPG

折りたためるし。

壊れたまな板3.JPG

いかの刺身を切るくらいはできる。

壊れたまな板4.JPG

刺身は、私の係。
何でもできそうな乗組員であるが、どの魚の刺身も私のほうが早いし上手い。
と思う。



ここ佐渡で、ちょっとしたいか釣り県外船の会議があり、その場で、「少しは、ここにおカネを落としていかないと」と言った手前、買った佐渡牛乳。

佐渡牛乳.JPG

そして、先日発売されたばっかりの真野鶴。

真野鶴とまる.JPG

まる、の方は、昨夜帰ってきてから、乗組員にコップ2杯いただいたから、倍返し(10倍返しくらいになる)プレゼント。
一方のこの真野鶴は、プラチナ賞受賞作品である。
せっかくの地酒に、カネを落とす。

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20201020575980.html(「新潟日報モア」)


(これが飲んだら美味しい。友だちのために2本追加。)
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2020年08月29日

コーヒーゼリー缶

三度、こんにちは。

ジョージアのコーヒーゼリー缶は、たぶん、新発売。

https://www.georgia.jp/product/coffee_jelly.html

これ、佐渡のD親分に教えてもらったものだが、味はまあまあで、プレゼントして、「まずい」と言った人は、まだいない。
佐渡島では、あちこちの自動販売機にあり、どこにもある。
乗組員にも好評なので、佐渡のスーパーで1ケース買った。
おなかがすいた時にも、ゼリーだから効き目がある、と乗組員は言っていたが、確かにそうだと思う。

ところが、だ。
より都会であるがずの八戸には、どこにも売っていない。
たった一つ、舘鼻漁港にある水産公社のそば屋の自販機に置いてあるだけである(もちろん、私が見ただけの範囲の話)。

佐渡は、物流の世界では、きっと都会だ。
(と褒めておきます)
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2020年05月06日

フルーツパン 2

ふたたび、こんばんは。

昨日のフルーツパンの話。
西野屋のフルーツパンは、かれこれ、30年以上の歴史があるのではないか、と思う。
私が宮古高校時代、フルーツパンを買うために、昼休みダッシュで並んだ。
すでに、35年は経っている。
それ以前からあったどうかは知らない。
とにかく、ロングセラーなのである。

これを書いて、数日後に、削除しようと考えた。
山崎パンに、知られたくないから。
山崎パンは、全国の地方にある零細企業のパン屋をつぶした、とも言われている。
だから、嫌いだ。
コンビニやスーパーには、必ず、山崎パンの製品があるが、私は、買わない。
相馬屋かシライシパンだ。
イチノベパンは、やめてしまった(たぶん、山崎パンに駆逐された)。

「フルーツパン」で検索すると、出るわ出るわ。
ところが、西野屋は、どこにも出ない。
安心した。
かろうじて、「フルーツパン」「西野屋」で、何件か出てくる程度である。
だから、たぶん、検索では、山崎パンに見つからない。

今まで、変わらず、フルーツパンが生き残ってきたのだから、製品としての価値は本物なのだろう。
しかし、知らない人もいる。
ある人に教えたら、さっそく買ってきて、「美味しい」と言ってくれた。

いか最中の白あん(ただし、作りたて)とフルーツパン。
この二つは、隠れた宮古の逸品だと思う。

posted by T.Sasaki at 21:19| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月05日

フルーツパン

こんばんは。

宮古では、たぶん、ファンの多い西野屋のフルーツパン。

フルーツパン.JPG

私の父も、これを一度食べたら、常にリクエストをする。
先日、機械屋さんに行ったついでに、買ってきた。
その前日、父は西野屋へ行き、同じような感じのパンで、大きなものを買ってきた。
間違ったらしく、ただのフランスパンであった。
美味しくなかったようで、くやしいから、焼き魚をあわせて食ったり、牛乳に漬けて食ったり、味噌汁に漬けて食ったりしていた。
かわいそうなので、本物を買ってきた。
posted by T.Sasaki at 20:58| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月05日

どんこの肝の味

ふたたび、こんばんは。

夕方、私のおじが、宮古湾内で獲ったどんこを持ってきてくれた。
今回が2度目であるが、前回のどんこは、肝がぜんぜん美味しくなかった。
湾内のどんこは、体長は小さいが、肝だけはでかい。
ヨダレを垂らしながら、肝いっぱいのどんこ汁を作ったはいいが、美味しくない。
私が沖で獲ったものより、肝の色が白い。

そして、今回のどんこ。
1尾は、少し大きかったから、小皿一枚程度のはたきを造り、残り2尾は、どんこ汁。
前回の反省から、1尾分だけの肝を入れ、食べてみたら、これが美味しい。
沖のどんこと同じ。
肝の色が、少しピンク色がかっていて、「これなら美味しいかも」と思っても、全部の肝を入れる勇気もなかった。
残念。

すぐにおじさんに電話をし、獲った場所の違いを聞いた。
これは漁師の秘密である。
海の中の餌の違いだろう。

久しぶりにどんこを食べて、幸せな気持ちになった。
日本酒とどんこのはたきとどんこ汁で、コロナを吹っ飛ばせ!

コロナも吹っ飛ぶような魚料理を毎日食べている人がいる。

魚屋一番!岩船商店マルアちゃんのめんこい日記

魚屋の娘というのは、やっぱり魚料理が上手だ。
しかも、いろんな魚が自由自在に手に入るみたいだから、なお羨ましい。
こういうところには、婿に入ったほうが得だと思う。

一応、魚を扱う私にも妹がいるが、ぜんぜん、魚をさばけない。
「漁師の娘のくせに、まるっきりだなあ」と文句を言うと、「すみません」と謝る。
妹は、箱入り娘だった。
これは、漁運丸の伝統らしい。
祖父の時代から、ここの女たちは、魚を造るのが下手くそで、嫁も下手くそ。
だから、祖父にしろ、父にしろ、私にしろ、沖から獲ってきた魚は、男が作ることになっている(泣。本当は、帰ってきたら飲んでそのままごろんしたいのに)。


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2020年02月08日

どんこから揚げ

再び、こんばんは。

どんこを獲って、一人で騒動している私だが、その安いどんこの商品価値を高めている店がある。
私がたまに行く、宮古駅前の「蛇の目」という寿司屋である。
「どんこから揚げ」というメニューがあり、「たらフライ」より美味しいのではないか。
どんこといえば、はたきメニューが定番となりつつあるが、それからまた一歩進んだ感じがする。
消費拡大へ、うれしいメニューである。
posted by T.Sasaki at 22:06| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月29日

かきは、非常に美味しい

こんばんは。

どんこのお礼で、今日の昼ごはんから、かきの味噌汁をいただいている。
今日は、かきの話。

何日か前、宮古漁協青壮年部の新年会に出席した。
ほぼ養殖漁業者で占められていて、漁船漁業の私は例外である。
ちょっと不安だったが、顔見知りの人がちらほらいて、何とかなった。
百戦錬磨のAさんから、かき養殖のことについて、いろいろと教わった。

ある人から、北海道厚岸産のかきは、非常に美味しい、という話を聞いたことがある。
逆に、どこかのかきは、泥臭いとも言っていた。
このことを直撃したら、岩手県でも、湾によって、確かに味が違うそうだ。
その中でも、宮古湾産は、一番美味しい、とAさんは宣伝していた。
私は、自分で調理する場合、宮古湾産しか食べたことがなく、ほかのかきは、スーパーで売っているかきフライ程度しかほぼ食べない。
いつだったか、新潟で、いわがきを食べてみたが、私の口には合わない。
宮古湾産の酢がきが最高!
しかし、今では、「生では食べるな」ときつく言われている。
なぜかというと、ノロウイルスというやつが、いったん出ると、大変だから。
だから、現在のかきは、生食用に殺菌していないかぎり、熱を加えて食べるしかないのである。
私のところで、まだかき養殖をしていた頃は、生で食べていた。
大好物だった。

それでは、なぜ、宮古湾のかきを、海水で洗った程度で食べられなくなったのか?
この疑問も、Aさんに直撃した。
彼は、何でも答えてくれる先生である。

答えは、下水道が発達したから〜。

え?
下水道ができたら、海水はきれいになったんじゃないの?
と、みんな思うだろう。
私もそう思って、それも聞いてみた。

下水道は、除菌まではしていないのだそうだ。
一方、各家庭からバキュームカーでし尿回をして、し尿処理をする場合、高度処理して、ほぼ除菌されている。
だから、昔の海水は、雑菌の量に関していえば、きれいだった、と言えるのである。
(この辺のことは、ネット検索すれば出てくる)

ここで、厚岸産のかきのことに触れるが、あそこのかきは、ほぼ三陸産なのだという。
簡単に言えば、三陸で育ったかきを北海道厚岸へ輸出してやって、厚岸湾に置いているだけなのだそうだ。
宮古湾産のかきの種がき(ホタテガイの原板に付着している)は、宮城県産である。
厚岸産のかきも、幼少期は、宮城県で過ごしていたのかもしれない。

いつか、美味しいといわれる厚岸産のかきも、食べてみたい。




posted by T.Sasaki at 21:25| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月20日

お茶漬けは、おにぎりの塩に

こんばんは、3度目。

お茶漬けを、ふりかけ代わりに、ご飯にのせて食べてみた。
しかし、食えたものではない。
あまりにしょっぱいのである。
今まで、お茶漬けにして食べていた、ということは、過剰な塩分を摂取していたことになる。

私は、お茶漬けをほとんど食べないから、お茶漬けの粉は、もらっても、捨てるしかない。
しかし、せっかくあるものを捨てるなんて、もったいないし、今に、ばちが当たる(もうかなりばちは当たってはいるが)。
そこで、このしょっぱい調味料の利用法を思いついた。

おにりぎの塩.JPG

おにぎりの塩にするのである。
副産物の海苔などもそのまま使えるし、さらに、これに焼き海苔もかぶせるのである。
海苔もたくさんもらってあるし、梅干もどこから来るから、おにぎりは、米代だけで済む。
posted by T.Sasaki at 21:00| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鮭の味

再び、こんばんは。

どんこ、まだら、まぞい、かさご、宗八かれいなど、小さいものは、超安いから、自分ですべてこしらえて食べるが、出漁の間隔が長くなれば、自ずと冷凍食品に手が伸びるのである。
その冷凍物も、ほぼ自家製であり、まだ、昨年のするめいかやさばの刺身も残っている。
久しぶりに、冷凍してあった昨年の鮭の切り身に手を出した。
これが、すこぶる美味しい。
それも、メスの新巻である。

鮭の味は、年変動が大きく、昨年の鮭は、非常に美味しい。
私の体形みたいに、見た目がまったく美味しそうに感じられない小さい鮭を、2日塩漬けして、すぐに干して、それも2日だけ干して、期待しないで食べてみた。
何と、びっくり!
これが、美味しいではないか。
あまりに美味しいので、近い親戚に、切って分けた。

メスの新巻も、本当は、はらこに栄養を採られて美味しいはずがないのに、美味しいのである。
もちろん、銀毛が強い鮭(釣り鮭だから)ではあるが、それでも、この美味しさは、メスにしては異常である。
今季の新巻鮭は、高くて当たり前、と思ってほしい。

posted by T.Sasaki at 20:48| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そいの味

こんばんは。

昨年末から、通称そい、宮古弁では、すーこを、たまに獲っていた。
まぞい、という魚だそうだ。

まぞいとかさご.JPG

下の黒っぽい魚が、まぞい。
上に赤いのが、かさご、というらしい。

まぞいは、大きいものだと、いか用発砲スチロールに4尾入れて、5000円はする。
年末は、8000円とか10000万円でも買われた。

しかし、だ。
自分で食べてみても、それほど美味しいものかどうか、はなはだ疑問である。
刺身では、少なくとも、最低2日は、食べてはいけない。
美味しくない。
3日目でようやく味が出てくる。
まるで、鯛と同じである。
鯛も鮮度抜群のものを食べると、全く美味しくないのである。
4日目で、美味しいかな、という程度かな。

まぞいの刺身とどんこのはたきと比べれば、どんこのはたきに軍配があがる。
これは、私の父と妹も同意見であり、まぞいの刺身は、残ってしまう。

昨年、津軽の下前港にお世話になったが、そこで、地元の人と一杯交えた時、めばるの刺身をいただいた。
まあ、それなりに美味しいとは思ったが、感動するほどではない。
でも、めばるも高価な魚である。
写真のまぞいとかさご、そして、めばるは、ほぼ同じ味だと言っていいと思う。
よほどの美食家でもないかぎり、味の違いがわかるかどうか、あやしいものである。

それとも、私の造りかたが、よほど悪いのか。
posted by T.Sasaki at 20:22| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

どんこの消費拡大

こんばんは。

10日ぐらい前だったか、それより前だったか忘れたが、1回だけ出漁し、5枚ほど縄を使って、2匹獲った。
ちょっと大きめの光ったオスと3キロぐらいの小さなメス。
初物なので、水揚げした。
まだ早いと思って、その後出なかったが、出ている船は、毎日、ゼロか1匹だそうだ。
いつもなら盛漁期なのに、この漁では、釣れる気配がない。
水揚げしないで、食べればよかった。
正月に鮭がない、というのは、漁運丸という名前を名乗ってから、一度もない、と父親には言われた。

ということで、しかたなく、どんこを獲っている。
これもまた、それほど漁があるわけでもなく、しかも安い。
乗組員の給料30万円を引けば、たぶん、ゼロだろうし、支払いがあるから、完全に赤字である。

最初の頃、18尾入れが500円しかなかったので、その後は、地元高浜の人たちに配っていたが、試しにまた3日前に売ってみたら、何と!300円。
もうバカくさくなって、市場に出さないことにした。
箱代氷代を引くと、タダ。
タダなら、近所や知り合いにあげたほうがいいに決まっている。
半端なものは、すべて、自分で食べるか、干す。

どんこの干物.JPG

この大きさのどんこを、ちゃんとこしらえて、はたいて食べると、3尾でけっこうな量になる。
白身の魚で、たんぱく質豊富。
干したものは、焼き魚定食!
今日は、来宮した妹が、干したやつを3匹持っていった。
それにしても、あまりにバカにした値段である。
食べ物には価値がある。
量的に余っている、というのならまだ理解できるが、通常よりも少ないくらいであるのだから、こうなると、魚屋さんの良心を疑ってしまう。

どんこを干すにあたって、昨年までは、頭をつけて、頬ざしにして干していたが、どうせ頭なんか食えないから落として、写真の通り、逆さに干してみた。
なぜ、そうしたか、というと、塩分も自由落下の法則に従うであろうから、身の厚いほうを下にしたほうが理想ではないか、ということで、こうやってみた。
私は、塩水を使わず、ただ塩を手で擦りこみ、30分放置し、すぐにぶら下げるだけ。
帰ってくると、疲れて早く寝たいから、こうやっている。
それでも、食べた人は、美味しいと言ってくれるから、まあいいだろう、ということ。

18尾入れは、もう売るつもりはない。
みんなにタダであげて、どんこの美味しさをみんなに知らせて、魚屋さんに代わって消費拡大するしかない、という気持ちである。

5軒くらい隣のおばさんから聞いた話だが、数年前、北海道から、復興工事で来ていた人たちが、「どんこは、だしにしかならない」と言っていたそうだ。
そこで、はたきや味噌汁にして、ご馳走したら、その美味しさにびっくりしていったという。
天下の北海道は、きっと金持ちしかいないから、どんこなどという低級魚は食べないのかもしれないが、でも、どんこをはたいて食べる、ということは、宮古の料理屋(おもに寿司屋かな)でも、あまり知られていなかった。
どんこのはたきを、料理屋で出し始めたのは、ごく最近のことである。
私ら漁師は、子どもの時から食べていたのに、意外にも、そういう食習慣の交流がなかったのではないだろうか。



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2019年10月05日

栃大福

さらに、再び。

これは、「栃大福」という大福餅。

栃大福.JPG

1回目の佐渡遠征で、両津でお祭りがあり、アーケード街でおばちゃんたちが売っていた。
思っていたより美味しくて、乗組員にも賞味してもらった。
珍しく彼も同意し、お互い買い物に行けば、買ってくるようになった。
私と乗組員の嗜好は、正反対に近い(彼は激辛、激塩が好き)が、それでも、二人とも美味しい、というのだから、美味しい。
これは、両津の隠れた逸品だと思う。

真野鶴と栃大福、これは、私にとって「うまいもの大賞」である。

追記するが、佐渡は、刺身が安い。

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2019年03月18日

炙ってみた

こんばんは。

のどぐろの刺身」を今度は、回転寿司ライクに炙ってみた。
まずは、ホーマックから道具を買う。

パワートーチ.JPG

火力が強いみたいだから、ガスレンジにアルミホイルを敷いて、皮付きのどぐろを並べる。

あぶる前ののどぐろ.JPG

そして、炙る。

あぶりのどぐろ.JPG

まずくはないが、それほど美味しくもない。

結局、炙りは、ソースの味が決め手のようだ。
何もないので、マヨネーズと醤油で食べてみたが、まあまあ。
炙りは、ソースの研究をしなけらばならないみたい。

面倒くさいから、私は、刺身で。
posted by T.Sasaki at 20:19| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする