日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年04月10日

南下したいさだは、どこへ行った?

ふたたび、こんばんは。

私が切り上げた後、一回、大漁があったようだが、その後は元に戻ったそうだ。
乗組員から聞いた。
しかし、もう心の中は、温泉に飛んでいる(笑)。

今年のいさだは、抜けが速かったのが多いように感じる。
南下が速く、網を遠く入れても、すぐに抜けてしまう、という表現がいいのかわるいのか。
その割に、宮城県へ行くと、消滅してしまうのだそうだ。
これは今までになかったこと。
原因は、イワシにあるのではないか、と言われている。
イワシが多く、そこへいさだが流れていくと、消滅するのだそうだ。
なぜ、消滅するのかは、わからない。
食べられるのか、底へ沈んでしまうのか。
完全に消えてしまうわけではないだろうし、死んでしまうわけでもないだろう。
実際、昨年の大不漁でも、夏から秋にかけて、するめいかがいさだを食べていたのだから。

今年は、南潮が速く、かなりのいさだが南下したのではないか、と思われる。
沖合の暖流域は、3月末あたりから、北潮が速くなり、そこにはイワシ反応がたくさんあった(30分過ぎから沖)
だから、その境界にある程度、いさだの群れが形成されるのではないか、と思ったが、私ような下手くそが網を使うような状態ではないので、「や〜めた」となったのである。
本当に、どこへ行ったのか。

今年は乗組員に恵まれた。
こんな貧弱な私に、ちょっと近寄りがたい強面の人が、ここ数年いか釣りから乗っているし、今年のいさだの乗組員は、みんな強烈な人ばっかりだった。
何と!「昔の水産高校のボクシング部」に登場した船頭の弟が乗った。
彼は、ボクシングもやったが、柔道のほうが主戦場だったと豪語している。
それでもやっぱりやさしいし、仕事もする。
震災時から乗ってくれている乗組員は特上で、誰もがその実力を認めるところである。
下北から来た若い兄さんは、非常に明るく、腕力も強く、腕相撲が非常に強い。

今年は、乗組員に助けられたようなものだ。
私は、何も獲っていない。
悲しいなあ。
だから、乗組員には、「どこの船に行ってもいいよ」と言ったが、「来年も乗ろうかなあ」と言われてしまった。
「人柄ですよ」と言われ、少し緊張したが、たぶんリップサービスだ。
来年は来年の風が吹く。
posted by T.Sasaki at 20:15| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月04日

嫌気がさして、切り上げ

こんばんは。

網結い.JPG

ご覧のように、道具を陸揚げして、網仕事。
ということは、いさだ漁を切り上げた。
毎年、切り上げるのだけは、一番だ!(笑)。

範囲狭すぎ、漁少なすぎ、反応数少なすぎ。
いくら単価高くても、こういうの、嫌い。

来月のゴールデンウィーク過ぎには、日本海へ行く予定だから、それまでにいか釣りの準備を終わらなければならない。
エンジンのオーバーホールはうまくいったが、クラッチを少々いじらなければならない。
今年も大したものではないが、新機能を付けていく(笑)。
プラ仕事も少しある。
その前に、ちょっとリフレッシュも。

結局、あまり暇はない。
posted by T.Sasaki at 21:00| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月29日

史上最高単価

久しぶりに、こんにちは。

いさだ漁が不漁だから、休みの合間にいか釣りの準備などをやっていて、その他、税務申告やつまらない用足しがあり、意外にも、家にいると、この書き物もやる暇がない。

いさだは、漁自体、大不漁なのであるが、異常に高い単価のため、黒字となり、乗組員たちは喜んでいる。
休みは多いし、たまに100かごとか200かご程度獲ってくるだけで、しかも、私はあまり網を使わない。
どういうわけか、網も破けない(ねずみには少し網を食われたが)。

今年のいさだの単価は、安いときの10倍である。
私は、「キチガイ値段」と呼んでいる(この言葉は、使ってはならないそうだ)。
しかし、ある人は、これが正常な値段であり、過去の値段で、加工筋は莫大な利益を上げていた、と言っていた。
本当のところはわからない。

3月初めになって、ようやく水揚げできるようになり、その前は、いさだの姿を見ることができなかった。
乗組員の給料2ヶ月分の赤字を覚悟した。
4人も乗っていると、掛け算すれば、赤字額が出てくる。
それが、あれよあれよと、歩合金もつくようになった。
しかし、もう終漁の気配である。
昨年の4月は、1匹のいさだも見ることがなかった。

このままいけば、平均単価200円以上で終わりそうな気配である。
史上最高の値段であり、たった1トンでも割りに合う。
この単価になれば、少人数でも、継続してできるようになるだろう。
所詮、私たちは、ご飯を食べていけるだけの水揚げがあればいいのだから。

しかし、来年は来年の風が吹く。
柳の下に、そんなにドジョウはいない。
posted by T.Sasaki at 15:52| Comment(2) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月24日

いさだ漁業許可の「失効に係る許可」、その後

再び、こんばんは。

懸案のいさだ漁業の許可、もうバカくさくなった。
水産振興課のあのバカ課長連合のおかげで、今漁期を逃すことになった。
その後、いろいろな方面からの談判があり、新規の許可をもう一度だすそうだ(そこまで追い込まれるくらいなら、最初から許可を出せよな。時間の無駄とエネルギーの無駄)。

次の問いに、彼らは満足な回答をすることができない。

昨年の漁業者の要望より、16年前の漁業者の要望のほうを重視するのは、なぜか?

答えられないから、私は、「頭がおかしいんじゃないの?」と言うしかない。

16年前には、いさだ漁業者の組合は、岩手県沿岸漁船漁業組合(沿岸組合)とは別の組織であった。
その数年後に、現組合のいさだ部会としてスタートすることになるが、別組織の時代の要望を聞く、という水産振興課の態度は、どう考えてもおかしい。
「おかしい」と思うから、簡単に同意した沿岸組合の組合長と何か関係を疑いたくなるのは、誰もが思うことである。
もし、何もない、というのなら、この判断を下した課長連合は、無能である、と考えてよい。

先日、海区違反(昨年の事件)の聴聞が終わったあとで、担当した県職員にも、このことを言ってきた。
彼も、県庁で私に対応した職員の一人である。
私は性格が悪い。
「16年前の紙切れより、オレたちのほうを見ろよ。こっちは、生身の人間なんだよ。」と言ってきたが、少しきつかったかな。
違反の聴聞で、逆に私のようにガンガン言う人も、珍しいかもしれない(私も頭がおかしいのだろう)。

彼の上司が、例のM課長であり、その上にまた、総括課長というのがいて、それがI課長と言われる。
I課長は、宮古出身だそうで、たぶん、宮古高校出身だろうから、私の先輩にあたることになる。
ぜひ、顔をみて、談判したかった。
が、残念なことに、定年退職だという。
そして、その他は、揃いも揃って、全員転勤だそうだ。
もう、笑うしかない。

その新規許可の申請でも、県の水産振興課は、20歳の替え玉不正取得を認めるような発言をしている(いさだ漁業許可の「失効に係る許可」を再読してほしい。20代の漁師の名義を使う替え玉取得のこと。これは前年のこうなご漁業許可から始まったという噂である)。
彼らは、これを「不正ではない」というが、私は不正だと思う。
不正には、徹底的に、正直に闘う。
だから、聴聞を担当した職員にも、宮古水産振興センターの職員にも、「私は、54歳で申請しますからね」と宣言してきた。

これで、水産振興課の態度が変わるだろうか。
結果は、いずれ報告する。

再度、書いておく。

常識ある人間なら、16年前の漁業者の要望と昨年の漁業者の要望の両方を選択するとしたら、昨年の要望の方にするだろう。
そうしなかったということは、裏があるのか、それとも、課長連合が、よほどの無能であるのか、のどちらかと考えていい。

誰もがわかる誤りの指摘をされても、彼らは、謝罪することを知らない。
無意味な回答をして、しらを切るのみである。
posted by T.Sasaki at 22:02| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月24日

いさだ漁業許可の「失効に係る許可」3

再び、こんばんは。

宮古漁協の発行した文書に、いさだの新規許可を出す旨が書かれてある。
これは、各地方振興局(宮古地区の場合は、宮古水産振興センターという)に、新規許可数が割り振られ、許可申請数が多ければ、優先順位を定めた文書にしたがい、新規許可が決定される。
新規許可数は、失効許可数に知事の定める係数を掛け算した数字である(文書参照)。
この知事の定める係数というものがくせ者で、0.05であり、失効数が20隻あって、ようやく新規の許可が1つ出るという代物である(掛け算して1に満たない場合、1つは出るが、それらの数字は、ある程度、県に裁量があるようだ)。
ただでさえ、高齢化でどんどん船が減少している最中であるというのに、こんな掛け算をしている。
まるで、水産振興課は、許可数を少なくすることを仕事としているようなものである。

私はこのことに食ってかかった。
許可数を少なくする、ということは、一つの漁業、例えば、かご漁業ならかご漁業のみをやれ、ということになる。
一方で、県は、魚類資源を増やさなければならない方針ではあるが、一つの漁業ばっかりやらせるようにすれば、その漁業の目的の魚種は減少の一途をたどることになる。
しかも、現在、いさだ漁業以外、岩手県の小型船漁業は、壊滅的である。
これでは、小型船漁業は成り立たない。
こういうことを言い出せば、県職員は、「おっしゃるとおりです」と返答したり、沈黙するしかなかった。

県庁に行ったときなど、毛がに資源のことに言及した。
昨年3月からすでに甲長8cm未満の毛がには、放流することになっていて、これは、毛がに資源を増やすための取り組みである。
「それならば、特別採捕もやめるべきだ」と、対応したM課長以下の3人に私は言った(かご担当職員のT氏には、いつも言って困らせている)。
特別採捕とは、本来3月末までの毛がに採捕を、4月末まで延長した措置である。
しかし、彼らは、「漁業者(かご部会)の要望ですから」というのだ。
「え?資源を増やしたいんでしょ!」と再び問うと、沈黙するのである。
しかし、一方で、いさだ部会の要望書に応えようとしないのには、閉口するしかない。

「頭おかしいんじゃないの?」

宮古水産振興センター管轄は、田野畑漁協から船越湾漁協までであり、今回の新規許可枠は、2であった。
この地区での実際の失効許可は、前回示した数に、田野畑漁協1隻、重茂漁協1隻を加えて、11隻であった。
新規許可は、この田野畑漁協1隻と重茂漁協1隻に割り当てられた。
どちらも、20歳くらいの人たちである。
こうなると、私みたいな50歳を越えた人間には、新規許可など縁がないことになる(先ほどの文書参照)。

重茂漁協1隻は、ちょっと首を傾げるような状況にあったが、重茂漁協を責めるべきでない。
問題の根っこは、岩手県水産振興課と岩手県沿岸漁船漁業組合の態度にあるのだ。
だから、重茂漁協のT丸を責めるのは、やめてほしい。
巷間では、彼らの悪口を言ったりしているようだが、そもそも、県と沿岸組合が、漁業者の幸せをしっかり考えていれば、このようなことは起こらなかったし、重茂漁協のT丸も非難されることはなかったのである。
posted by T.Sasaki at 20:54| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いさだ漁業許可の「失効に係る許可」2

こんばんは。

前回の更新で、次の文を記した。

「ただし、あみ船びきあみ漁業にあっては、この限りではない」というのは、つまり、関係者の意見を聞いてから、県が判断する、ということである。前回の文書参照)

県は、実際に、関係者の意見を聞くことにしている。
これは、一昨年7月に発行された岩手県から各漁協宛ての文書である。

岩手県発行の文書1.jpg

これに対応するため、昨年の漁期前に、いさだ部会で決定した次の文書が、沿岸組合(岩手県沿岸漁船漁業組合)を通じて、県宛てに出されている。

沿岸組合発行の文書.jpg

しかし、県は、これを考慮せず、「失効に係る許可」を認めない方針を貫き、最終的な文書を、昨年6月に各漁協宛てに送信した。

岩手県発行の文書2.jpg

この文書の中にある関係者というのは、沿岸組合の志田組合長である。
“いつの間にか”、組合長も昨年変わっていて、県の提案に対し、そのまま同意したようだ。
ここで、志田組合長が、昨年の県に対する要望書を踏襲して、粘って説得していれば、「失効に係る許可」は出たかもしれない。
東京電力からの損害賠償を、勝ち取るくらいの交渉術を持っている人間だからである。
ところが、あっさりと同意した。

この点を、私は、電話で直談判したら、「県の決めたことだから、しかたないだろ」という返事であった(ものすごい威張り口調で言っていた)。
「いや、そうでないでしょう。あなたは、組合長なんだから、何とか粘ってみたらどうですか。一応、私は、水産振興課のM課長と話をしたら、再考するという返事をもらいました。ただし、私個人ではダメだから、団体で要望してほしいと言ってました。」と言ったら、「お前一人がオレに頼んで、オレが動けってことか?そんなの、できるわけないだろう」という、ぜんぜんありがたくない返事をもらった。
それから、「それでも、私、頑張りますから」と伝えて、終話。

ちなみに、これらの文書には、「許可方針改正の要否」とあるが、現在の許可方針でも、「失効に係る許可」は十分に出すことができる。
前回紹介した許可方針の文書には、「この限りではない」とあるから、許可を出すことができるのである。
もし、まったく許可を出するつもりがないならば、「ただし、あみ船びきあみ漁業にあっては、この限りではない」としないで、「ただし、あみ船びきあみ漁業を除く」と記すべきである。
そうしなかったのだから、現行の許可方針をいちいち改正しなくても、許可を出すことは可能である。

志田組合長への直談判のあと、それならばと、いさだ部会の地区幹事たちへ、この文書を示して、声を上げてもらおうと思い、小本地区から山田地区幹事へ、一連の文書を配布するように私は車を走らせた。
もちろん、宮古漁協の参事や指導課にも伝え、それから、宮古漁協は、岩手県にかけ合ってくれた(宮古漁協の大井組合長はすでに県へ許可を出すように要望したが、拒否された)。

だんだん嫌気がさすことがあったが、重茂漁協を訪れたときのことである。
その漁協の若い職員が、すばらしいことを私に言ってくれた。
純粋に勇気付けられ、しばらく、粘ることにした。

その後、前出、船越のT丸と話をして、さらに南下し、釜石地区の友だちに、釜石地区幹事との面会を取り計らってもらったが、残念ながら、会ってもらえなかった。
いくら、私を嫌いでも、話を聞くくらいの態度は、大人として、持ってもいいと思うのだが。
それから、あるルートを通じて、いさだ部会の部会長に、これらの文書は届いていると思う。
もっと南下しようと思ったが、「無駄足かもしれないよ」という有難くない忠告を受け、釜石から南の役員には、伝えるのやめた(T丸は顔が広いから、それより南の人たちに、この文書のことを伝えたようだ)。

さて、いさだ部会は、この話をこのまま無視するのだろうか。
無視するような団体ならば、腐っているとしかいいようがないのである。
じっくりと観察させてもらうことにする。

県の水産振興課に何度も電話したが、取次ぎの人に、「ごめんさい。何度も怒っている宮古の漁運丸です」と言ったりするくらい、厳しいことを言った。
まさか電話でばっかり言うのも都合が良すぎるかなあ、と思い、県庁まで足を運んだのは、すでに書いたとおりである。
話をしていると、どうどうめぐりになってしまう。
「それは、さっき言ったことじゃないですか。もう何度も何度も!」
まるで、バカみたい。

この話を、いろいろな人に言ってみた。
そうすると、「県と沿岸組合が、何かやっているんじゃないの?」と言いたくなるそうである。
素直に考えれば、そうなってしまうのである。

最後に、次の宮古漁協の文書を載せる。

宮古漁協発行の文書.jpg

沿岸組合発行の文書は、私が事務局に送ってもらったものだが、その他の県の文書とこの文書の3枚とじを、偶然、年末に見つけてから、私は動けるようになったし、T丸も確実な文書を持ったから、県議会議員や市議会議員たちと行動することができた(私がいか釣りで旅歩きしている時期の文書なので、山積みになっていたもの)。
宮古漁協のことを、少しは、まともな漁協かな、と思ったりしている。
posted by T.Sasaki at 19:52| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月21日

いさだ漁業許可の「失効に係る許可」

こんばんは。

いさだ漁業許可の「失効に係る許可」問題が、だんだん大きくなってきた。
私の見つけた文書(というより、宮古漁協が丁寧にホッチキス留めで組合員に配布した文書)が発端となって、T丸が、共産党系の県議会や市議会議員を引き連れて、水産振興課へ談判にいったらしい。
毎度のことだが、水産振興課では、ちゃんとした回答をできない。
今日も、私は電話をして、「これは、素直に失効に係る許可を出せば、全部解決します。なぜ、出さないのか。この許可を出せば、喜ぶ人はいても、がっかりする人はいないんですよ」と言っても、水産振興課は、全くいい回答をしない。
話も毎度違う。
宮古漁協の職員が、先週、県庁を訪れ、いろいろと話をしてきたそうだが、「県の北から南まで同意をとらないと、許可は出せない」と、水産振興課は言っていたそうだ。
もちろん、宮古漁協の職員も負けてはいないから、「すでに、いさだ部会の総意を、沿岸組合組合長名で県に提出しているから、同意は取ってあるに等しい」という類のことを言ったら、明確な回答はなかったようである。
こんなことをやっていると、どんどん問題は広がり、大きくなってしまうのに。

私は、県職員に幻滅を感じてしまう。
価値判断をする力が全くないのではないか、と思ってしまう。
つまり、頭がおかしい。
これくらいの良し悪しは、小学生は無理でも、その辺の中学生なら、わかることなのである。

T丸は、鮭刺網許可のことで、漁民組合の重要組合員であるから、私とは距離のある人だ。
しかし、そのことは今回ひとまず置いておいて、共闘を組んでいる。
彼と話をすると、比較的素直に話をする人という感じはするし、今回のことは、素直に考えれば考えるほど、県の判断は、おかしいのである。
その判断の理由を質問しても、16年も前に決めた許可取扱方針のことしか言わない。
その文書に記されて状況から考えてみても、県の言い分は、話にならないのである。

あんな頭のおかしい連中にかまっていると、乗組員の給料も払えなくなるから、採算度外視の毛がにのかごを海へ入れてきた。
昨年3月から、8cm以上の毛がにしか獲れなくなったら、水揚げも半減だと思う。
平均単価が上がる、とはいうものの、水揚げ金額に反映されるのは微々たるもの。
8cm以下の毛がに保護で、毛がに資源が増えるのは、来年以降だと思われるから、今年はただの消化試合だと思う。

今回の許可問題で、表に露出したのは、県と沿岸組合の二枚舌である(漁民の意見を聞く?自己責任?何枚舌を使うんだ?都合のいい時だけ、そんな言葉を使うな!)。
こういうことをやっていると、信用を失うことになる。

まずは、「船ひき網漁業許可等の取扱方針」という文書をアップする。

船ひき網漁業許可等の取扱方針1.jpg

船ひき網漁業許可等の取扱方針2.jpg

船ひき網漁業許可等の取扱方針3.jpg

1枚目の「第5」(3)を見てほしい。

(3) 実績船でないため、その許可が失効した者が、その失効の日から6年以内に申請した場合(以下「失効に係る許可」という。)。ただし、あみ船びきあみ漁業にあっては、この限りではない

3年間、水揚げ実績がなければ、許可は失効してしまう。
しかし、わざわざ、この(3)を設けたのは、救済措置のためにある。
そういう意図がなかったら、こういう項目は設けない。
「ただし、あみ船びきあみ漁業にあっては、この限りではない」というのは、つまり、関係者の意見を聞いてから、県が判断する、ということである。

この文書は、平成14年に、一応、漁業者らの意見も聞いて作成されたようだ。
平成13年当時で、いさだ漁業実績船が137隻もいて(文書に記されている通り)、許可数が多すぎたと言われるから、県は許可数を減らす方向で動き始まった。
それが功を奏したのか、現在、実働60隻前後である。
これでも、なおかつ、県は、16年も前の当時の意見を“尊重”して、許可数を減らす方向で動いており、したがって、実績のない船、つまり、許可の失効した船の許可を、申請しても出さないことに決定したのである。

これが、水産振興になるのか!
今日、T丸と県に意見しに行った人たちは、「水産破壊課」と名前を変えたほうがいいといったようだが、その通りである。

ちなみに、失効した許可数は、北ほど多く、小本浜漁協が2、宮古漁協が4、やまだ漁協が2、船越湾漁協が1である。

なぜ、北に失効者が多いかというと、それは、沿岸組合いさだ部会の取り決め事項に、大きな理由がある。
あの部会に出席経験のある人はわかると思うが、すべて、南部優先なのである。
現在は、温暖化のためか、海流やいさだの分布がかなり変化しているが、当時は、いさだは順調に北から南へと南下した。
いさだ漁解禁日を遅く設定されると、北ほど悲惨な目にあったのだ。
挙句の果て、浜止め(沖止め)制度を、いいように利用され、前沖でいさだを獲る機会がかなり減らされたのである。
船主は、乗組員に対し、常に、最低保障の給料しか払えず、乗組員は、いさだ漁業から離れていった。
これが真実である。

私は、沿岸組合の3部会、つまり、いか釣り部会、かご部会、いさだ部会すべての地区幹事を経験した。
一番まともな部会は、いか釣り部会であり、その他は、どうもおかしい。
特に、いさだ部会の異常さは、特筆に値すると思う。
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2018年12月14日

他人を陥れるな

こんばんは。

今日も鮭は、0尾(ゼロ)。
毎日では燃油代が大変なので、交代に出ている。
明日は休んで、日曜日に出る予定。

鮭延縄は、私が子どもの頃からやっている漁業で、存命の父親は、「こんな大不漁は経験がなく、本当に大変だなあ」と他人事のように言っている。
すでにあきらめモードなのに、追い討ちをかけるように。
それでも、来年もちゃんと許可申請して、“趣味”でもやるつもり。

最近、県の悪口ばっかり書いているが、突然なので、何を書いているのかわからなかった人が多いと思う。
来期から3年間のいさだ漁業の許可が来なかったから。
3年後に許可申請しても、もう来そうもない。
現行の基準では、50歳以上には、奇跡でもない限り、新規の許可は、ほぼ下りない。
これでいいのだろうか。

頭がおかしくなって、ブツブツ一人ごとを言いながら、昨夜、日本海にいて留守していたとき来ていた文書などを、処分するために目を通していたら、ある“証拠品”が出てきた。
さすが、県職員である。
こういうところは抜け目がない。

おら、知らね!

詳しくは、後ほど、落ち着いてから、書こうと思っている(ただの逆ギレではないので)。
いろんな、いろんな、私をいじめた人たちのことも書こうかな。

世の中には、ひどい人間がいる。
他人に感化され、ああなったのか、それとも、生まれつきなのか。
他人を陥れようとするような人間は、ホント、最低だ。
成人してからは、実質的に、漁業の世界しか知らない。
この世界には、そういう人間がけっこういる。
他の世界もそうなのだろうか。

何かをたくらんで、他の人に漁業をさせないような戦略を練る人たちがいて、こっちは、生粋の宮古人で、お人よしなのだから、そういう罠にはまりやすい。
もちろん、宮古人にも、そういう類の人はいるが、一般的には、そうではない。
対象が若い人だと、特に、いじめられる。
独航船、つまり、一匹狼的だと、もっとそうだ。
大して獲っているわけでもない人が、ちょっと大漁したりすると、それも妨害したがる。
もううんざりだ。

論理?

ある会議に参加したら、論理など、あるのかないのか、さっぱりわからないことがあった。
あんな会合など、参加する意義がない。
その他にもある。
弱そうな人間をいじめるのを喜んでいるような組織である。
よってたかって。

他人を陥れるような人間は、最低である。
大嫌いだ。



ここからは、おまけの文。
セールスである。

許可が来ない、ということは、いさだ漁業の道具を持っていても意味がない。
売ることに決めた。
全部セット売りだと、350万円。
メーカーから現在の新品価格などを聞いて参考にした。

網を揚げるボールローラー(興洋製350)だと、切換え弁付きで、230万はするそうだ。
曳き網では、これを二つ必要だから、合計460万円。
わき取りのVローラー(もちろん興洋製)は、130万円。
つまり、これらだけで600万円。
全部付けて、350万円なら、お得ですよ!

ちなみに、身網の角目は新品で真っ白。
網口の粗目も、交換したばかりの新品。
ボールローラーの身網側のほうも、タイヤは新品。
曳きロープも、32ミリ200m新品、2丸。
バラ売りもします。
でも、ばら売り合計だと400万は超えてしまうので、セット売りのほうがお得です(笑)。

この通り、すでに、やる気満々であり、さらに、乗組員も確保してあった。
最低保障1ヶ月30万円で、2ヶ月60万円は確定。
「歩合も5分5分だよ」と言ったら、すぐに引き受ける人がいた。
いか釣り仲間の下北の人たちである。
なぜこんなに歩合をよくしようとしたのか、というと、いさだ漁業の主役は、乗組員だからである。
腰の消耗が激しいと思うから。
私は下積みを10年以上はやった。
この年になって、寒くなると腰が痛くならから、やはり、いさだ漁業は、重労働だったのである。
当時は、ぜんぜん痛くならなかった。
自分は、腰が丈夫な人間だと勘違いしていた。

そんなわけで、もう一つ、”腰”のために新しいことをやろうとしていた。
いさだかごの変更である。
食用も多くなってきているから、現行30kg入れを20kg入れのかごにしようと。
これだと、乗組員の腰の負担も軽くなるし、水切りもよく、いさだの鮮度も良くなる。
30kgと20kgとでは、重さがぜんぜん違う。
このことは、宮古のある加工屋さんにも伺いを立てておいて、来年実行しようと考えていた。
事業の目的は、すべて、人間の幸せのためであるから、この変更は、理にかなっていると思ったのである。



posted by T.Sasaki at 22:37| Comment(0) | いさだ漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする