日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年10月06日

はちみつの食べ方

本日、6回目。
はちみつシリーズ完結。

はちみつには、みつばちが花の蜜を集めてきたものと樹木の蜜を集めてきたものの二つがある。(※1)
どのはちみつも体に良いが、はちみつの色によって、若干効能に差がある。

白いはちみつは、体力が弱っている人や病後から穏やかに回復する場合に有効である。(※2)
黄色いはちみつは、基礎代謝を向上させ、免疫力を強化する。(※3)
茶色のはちみつは、肉体労働やアクティブな人向けであり、高血圧、心臓や血管系、肝臓系にダメージがある人にも有効である。(※4)

慢性的な疾患や体力の衰えのある人には、1日に大さじ6杯から8杯を、崎谷先生は勧めている。(※5)
私は、1日4杯くらいで、逆流性食道炎のヒリヒリが治った。
それ以降、気がついた時に食べる程度だ。
50歳を過ぎたら疲れが残るようになったので、以前は黒にんにくを食べていたが、それを食べなくてもいいくらい疲れなくなった(ただし、関節痛や腰痛は別物)。
大部分は、プーファ・フリーの賜物だと思うが、はちみつの効果もあるかもしれない。
そして、他の食品と同じように、別のものを自分の好みに合わせて食べてもいい。(※6)
食べ合わせにも注意があるとは思うが。

注意といえば、乳幼児には、はちみつは厳禁である。
乳児ボツリヌス症という感染症になってしまう。

https://www.24028.jp/mimistage/healthcare/1349/(「MIMI STAGE」)

専門店に行って、いろいろ買って食べてみるといい。
合う合わないは、個人差による。
私は、アカシアが食べやすかった。
レモンもいいと思う(レモンのような味が混じっている)が、たぶん日本では生産していないと思う。
それに近いのが、大峠養蜂場の百花蜜だ。
しかし、百花蜜もロットによって、少々味が違う。




(※1)
 ハチミツは、フローラルハニーとハニーデューに分けることができます。
 フローラルハニーは、一般的に馴染みのあるハチミツで、西洋ミツバチが花蜜を巣箱に集めてきて出来上がるハニーです。その中でも、一つの種類の花の蜜からなるハチミツを単花蜜(monofloral honey,モノフローラルハニー)と呼びます。一方で、数種類の花の蜜からなるハチミツを百花蜜(multifloral honey,マルチフローラルハニーもしくはポリフローラルハニー)と呼びます。
 ハニーデューは、ハチが樹木の蜜(カメムシやアブラムシの集めた分泌液)を集めてできたハチミツです。フォレストハニーと呼ばれることもあります。このハチミツの最大の特徴は、蜜自体を花から集めるのではなく、虫たちが集めた樹木の蜜から集めるので、ハチミツに花粉が含まれないことです。
 花粉には、ファイトイソプラストン(phytoisoprastone)というオメガ3の過酸化脂質が入っており、糖のエネルギー代謝が低下している場合は、アレルゲンとなり得ます。そのため、花粉症などのアレルギーがある人や糖のエネルギー代謝が低下している人には、ハニーデュー・ハニーがお勧めです。
 ハニーデュー・ハニーはフローラルハニーに比べその効用は引けをとりませんが、フローラルハニーに比べて劣る点があるとすれば、糖質全体とくにフルクトースとグルコースの量が少ないことです。また、オリゴ糖が比較的多いことから、腸のダメージであるリーキーガットがある場合は小腸内でバクテリアが増殖しそこから生じる毒素によって、結果として炎症につながりかねません。リーキーガットの問題を抱えている場合や、ステロイド摂取の薬暦の長い方の積極的な摂取は控えることが望ましいでしょう。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p248)

(※2)
 白いハチミツは身体を鎮静した状態に保ちつつ、穏やかにエネルギーを回すサポートとなります。つまり基礎的なエネルギーだけを生み出す役割を持つハチミツというイメージです。「炎症を起こさないようにしたい。でもとりあえず毎日生きるためのエネルギーはきちんと回したい」という方に白が良いでしょう。また、寝ている間にも私たちはエネルギーが必要なので、寝る前のひと匙としても白いハチミツはおすすめです。
 代表的な白ハチミツとしては、カザフスタンやキルギスのサインフォイン、ロシアのリンデン、マレーシアのハニードューなどがあります。カナダにも白いクローバーハチミツがありますが、農薬の問題をクリアしたものであることが望ましいでしょう。
 タスマニアでもクローバーハチミツを作っています。色は黄色っぽい透明ですが、クローバーハチミツは鎮静の力のサポーターとして活用できます。
 長期的に慢性疾患を患っていて「薬剤投与してきた」「頻繁に頭痛がある」「毎年花粉症で服薬してきた」、女性なら「生理がいつも重くてしんどい」など、手軽な市販の薬を頻繁に摂取してきたような方の大半は、体温が低く貧血気味で、酸素量の低下も伴い甲状腺の機能が低下している状態です。エネルギー生産も活発でないため、体温が低いのです。
 糖による効率的なエネルギー生産システムが滞っていることが多く、そうなると炎症の火種をたくさん抱えていて、自分でも気づかないところで炎症があちこちに起きています。
 炎症が密かに起きているという状態の時には、まずは少しずつエネルギーの量を増やし、基礎代謝の力を元気に回復させることに集中する、ということが大切です。代謝が一気に上がると、体内の排出の力も増大するので炎症が加速することもありますから、ゆっくりとエネルギー量を増やして健康な体を取り戻していきましょう。その段階を踏むためには白いハチミツが最初に取り入れやすいハチミツとしてオススメです。
(p253)

(※3)
まさに黄色のハチミツは基礎体力を作ります。
 ドンニックは赤色〜ピンク色をした花のハチミツです。ホルモンバランスが崩れている方は排卵の2日前くらいから排卵までの期間と、生理の5日前から生理が始まるまでの期間を、同じようにホルモン作用を持つハーブのお茶と一緒に摂るとホルモンバランスを調整するサポートになります。
 クローバーやレザーウッドは、冷えがあって鉄をうまく酸素供給のために使えていない、つまり鉄が余ることによって活性酸素が発生し、炎症が慢性的に起きているような人にもサポーターになります。
 自分の生産するエネルギー量が増えれば排卵は勝手に起きますので、エネルギー量の底上げという意味では黄色のハチミツの中でも、特にジャラやシドルがおすすめです。
 ジャラとシドルは甲状腺に刺激を与えつつエネルギーを生むのに本当に良いハチミツです。同じ作用を持つのが、アカシア、そして黄色っぽい色のリンデンです。リンデンは白っぽいものから黄色っぽいものまでありますが、それぞれの色によって内包されているエネルギーが違います。
 マリー、ドライアンドラ、ブラックバッド、ホワイトガム、ワイルドフラワーなど、黄色のエネルギーを持つハチミツは、私たちのコアエネルギーを賦活します。逆に言えば、この力が弱まると病気にかかりやすくなるということです。一般的に言われる「免疫力」というものがこの黄色のハチミツによってブーストアップされるのです。甲状腺が私たちの体のエネルギー生産を支えており、そこで生産されたエネルギーは、基礎代謝を回すために優先的に利用されます。
 私たちの体には、外環境から内側を守る防衛壁が備わっています。全身の皮膚、口から胃、腸、お尻の穴までの筒になっている粘膜部分はまさしく外界の接点の場所です。私たちが不調になる時、最初に症状が出やすい部位になります。
 基礎代謝分のエネルギーを確保し、そこに日常の体のすべての活動、言葉を変えれば息をする、心臓の拍動を起こす、臓器を働かせる、細胞を作る、筋肉を動かし日常の作業を行う、立つ、座る、歩く、眠るなどに使います。そこでは、防壁である粘膜という外壁の修復も体を守るためには優先的な活動です。それゆえ、黄色のハチミツを摂ることで得られるポイントは、エネルギーを生産する甲状腺の活性、それに次いで皮膚の疾患、粘膜の疾患からの回復になります。
 粘膜部分に一番効果を感じやすいのはマリー(Marri)とブラックバット(Black butt)というハチミツです。この二つはその成分からも粘膜と皮膚の状態に非常に有効です。
エネルギーが枯渇して元気がなくなり、副腎や腎臓、肝臓の機能も落ち、アドレナルファティーグと呼ばれるような状態になった場合には、体内の浄化機能が上手く作用しなくなり炎症ゴミが増えてきます。そんな時の腎臓のサポートにはカリー(Karri)が有効です。
 マリーは日々の肝機能や消化管の問題、つまり粘膜や皮膚といった外側の保護、カリーは内側で腎臓や生殖器、副腎の保護をする。そんなハチミツたちです。マリーとカリーでセットになって肝臓&腎臓のサポートとなります。
 肝臓や腎臓は日常的なストレスに対処する臓器ですが、カリーはその保護として働きます。マリーとカリーはほとんど同じエネルギーのグループのハチミツです。フルクトースの含有量も高く、脂質の代謝問題を抱えている人には非常に助けになります。どちらにしても活動する時に必要になる基礎代謝力を上げるエネルギーブースターとなります。
 全身のエネルギー量を増やすために日常的に摂取するハチミツとしては黄色であれば基本的にはどれもおすすめです。
 黄色のハチミツの中に少し茶色がかったゴールデンルートというハチミツがありますが、これは男性用のドンニック、つまり男性のホルモンバランスを整える作用を持ちます。
 「黄色」は基礎代謝の部分に直接的に貢献するエネルギーの色だと覚えておいていただけると良いでしょう。つまり全体のエネルギーを活性化し増やすことで、免疫力そのものも上がるのです。抗菌作用が免疫を上げるわけではありません。自分の機能の健全な働きと代謝能力、それこそが免疫です。
(p255)

(※4)
 私たちがストレス下に置かれるのは、夜ゆっくりしている時よりも、昼間活動している時のことが多いですね。そういう活動時、とくにストレスフルな活動時に摂取すると効果的なのがミネラル分を多く含む黒っぽい色、またはこげ茶色をしたハチミツです。
(p213)
「過酸化脂質が溜まっている」「脂質の問題で肝臓が傷んでいる」といった方に適しているのが茶色のハチミツです。過度のストレスから活性酸素と血中の多価不飽和脂肪酸(PUFA)が結合して過酸化脂質となり、それが原因で血管の詰まりや高血圧、心臓や脳疾患、肝臓疾患といった症状を引き起こしている場合には特におすすめです。
 酸化しやすい脂質による詰まりや体内ゴミが増えていく過程で、脂質を代謝する肝臓も傷んでしまうので、肝臓に不調がある場合は、脂質の問題も考慮に入れなければなりません。代謝の力も、血中の脂質過剰の問題も意外と見落とされがちの点です。
 茶色のハチミツには、マレーシアやフィリピンなどの暖かいところで採れるものと、大陸北部などの寒いところで採れるものの2種類があります。
 暖かいところで採れる茶色のハチミツは、アクティブな活動のためのエネルギー源として活用できます。一方、冷たいエリアで採れる茶色のハチミツは、免疫抑制によって炎症ゴミが溜まって、萎縮し組織障害を起こしてしまっているという状態を改善するのに効果的です。
 ストレスを抱えがちな時には、茶色のハチミツに加えて、黒色のハチミツもうまく取り入れると非常に有効です。
 マレーシアのワイルドハニーという濃い茶色をしたハチミツがありますが、それは糖度が高く、元気に動き回る人のエネルギー源にとても良いハチミツです。また、毎日の肉体疲労が大きく、エネルギー量が足りていない状態なのに外に出て活動しなければならない、帰宅すると途端にぐったりしてしまう、という人にとてもおすすめです。
 スティングレスビーのハチミツはフィットネスする前後や肉体を少し酷使し過ぎた時などに、エネルギー原料とミネラルを補充するのに最適です。代謝を一気に上げるために、運動用のハチミツ水は、炭酸で作るとなお良いです。疲労の回復度が早いことを体感していただけると思います。特にお子さんが運動する場合は、是非スポーツドリンクとして飲ませてあげてください。
 そして私が血管の詰まりなどに特にお勧めしたいと思っているのは寒いところで取れる茶色のハチミツ、特にそば、ヘザーやチェスナットです。
 ヘザーはタバコをよく吸う人、お酒を飲みすぎている人、そして他の原因ででも肝機能が大きくダメージを受けているような人にお勧めです。一方チェスナットのハチミツには苦みがあり、日々オーバーワークになってしまいがちな人に美味しいと感じていただけるハチミツです。働き詰めの男性にもお勧めです。
 心臓や脳の血管のつまりを抱えている場合には、ヘザーやチェスナット、マザーワートといったハチミツの摂取が有効です。
 フィリピンのスティングレスビーのハチミツは体内でALEs(終末脂質過酸化産物)などの脂質によるタンパクゴミが生まれやすい状態の人にとても美味しく感じられるハチミツで、酸味もあり個性的な味がします。
(p258)


(※5)
 慢性的な症状や悩みには、基本は1日に大さじ6から8の摂取を勧めています。
朝 大さじ2
日中 午後のおやつに大さじ2
夕飯の後 大さじ2(1)
就寝前 大さじ2(1)
 この量を2年ほど続けると、体の環境は、言葉を変えればエネルギー代謝の運転が改善され、体がエネルギッシュにその形態形成維持を実行していくようになります。つまり、ホメオスタシスによる免疫の発動が非常にスムーズに行われるようになるのです。
 慢性疾患の薬歴にステロイドをはじめとする免疫抑制の過去が長かったり、オメガ3や青汁ほかの長期摂取で甲状腺機能を落とすことで、エネルギー生産を削り、結果としてその免疫抑制力によって症状を押さえ込んできた背景がある場合、ハチミツや糖の摂取を始めることでエネルギー量が増え生命活動に活性が生まれます。
 本人はやる気を感じたり、体力回復を体感したりすることでしょう。
 ここまでの回復に、だいたい1年から2年の年月が必要です。エネルギー量が回復すると同時に、今度は免疫抑制力によってそれまで処理しきれなかった体内の炎症ごみの掃除が始まります。ここからゆっくり「代謝」という形で過酸化脂質によるゴミや毒性物質などを処理できれば、炎症さえ起こさずに体内の掃除は終わります。しかし、これは健康な代謝を持っている人の体で起きることです。非常に残念なのですが、免疫抑制を長い間続けてきた人の体は、炎症という手段を使って一気に掃除をすることがほとんどのケースで起こることです。
(p293)

(※6)
 中庸である健全さは、基礎代謝が円滑に行われるのです。そこで必要なエネルギーになるハチミツの選び方が、色に表れるバイブレーションの種類による選択というのも一つの手段です。しかし、最も信頼できるツールは、自分の五感です。美味しいな、と感じる味のハチミツが必ずあるでしょう。そこに、レモンやシナモン、ジンジャー、またはハーブを漬け込んだり、柑橘系の皮と入れたりとハチミツにこういったスパイスを足すことによって、より美味しく感じるものがあるはずです。
 喉が痛く咳が出るなら、大根のスライスをハチミツに一晩漬け込んで、お湯に溶かして内服してみてください。脂質(プーファ)の酸化代謝産物による血管の詰まりや糖尿病の改善にシナモン(セイロンシナモンであること)を混ぜ込んだ処方が効用をなすことなどは、歴史の中でも、現代リサーチでも認知されていることです。または、慢性的な真菌の問題にはハーブのレモンマートルをハチミツに漬け込んだもので体にはダメージを与えず菌の繁殖を抑えます。
 ハチミツで、回復へのエネルギー力を得て、そこに調味料的スパイス、ハーブ、精油、野菜や果物など、ちょっとしたスパイスを足すことでいろいろな疾患への力強い治癒力を促します。
 また、代謝が上がることで起きる炎症の時には、その部位の修復を助けるためにもアミノ酸やコラーゲンの摂取を同時に行うことで、回復のスピードは格段に早まります。
 ハチミツを戦力の要に据えたら、あとはサポーターを投入してじっくりと体と向き合ってまいりましょう。体は、エネルギーを十分に確保すればあとは勝手に治っていきます。
(p295)


posted by T.Sasaki at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人工シロップと農薬

3回目、こんにちは。

はちみつシリーズ5回目。
はちみつが非常に健康にいいといことは、前3回でわかったと思う。
しかし、これを売るほうは、すごいことをやっている。
果糖ブドウ糖液糖をいう毒を盛っている。(※1)
スーパーで売っている安いはちみつは、まず、信用しないほうがいい。
目安として、キロあたり3000円以上のものを選ぶこと。

これは養蜂業者の問題になるが、みつばちに人工シロップを餌として与えると、いろいろと不具合が発生する。(※2)
いつもお世話になっているKさんによると、ちゃんとしたはちみつを餌として与えないと、元気にならないそうだ。
彼のみつばちは、他の人にあげても、すこぶる元気がいいそうだ。

みつばちの大敵はすずめばちであり、ややもすると養蜂業者も刺されることがあるという。
2度目は、アナフィラキシーショックが起こるため、対応する注射器と薬液を準備しておくようだ。
史上最大の敵は、なんといっても農薬である。
みつばちは、バッタバッタ死ぬ。
農薬で弱ったはちの健康を保つため、抗生剤も使う。(※3)

はちの受粉に頼る農家は、農薬を使い、はちを殺す。
世界の受粉の8割は、はちが担う。(※4)
頭は大丈夫かね。
はちがいる環境というのは正常であり、炭鉱のカナリアと同じに考えていいだろう。

みつばちにとって害があるのだから、みつばちが作ってくれるはちみつにも、多少たりとも影響がある。
そういう理由から、崎谷先生は外国産のはちみつを推奨している。(※5)
一方で、ミツバチ自体が農薬を避ける傾向にあるという話もある。(※6)
私はこれを信じたい。

はちみつは、加熱すれば毒が増えるから、非加熱であること。(※7)
花粉入りのはちみつは、健康状態によって避けなければならない場合もある。(※8)
はちみつの保存容器は、ガラス瓶にしたほうがいい。(※9)
とにかく、みつばちのいる環境に気をつけて、はちみつは購入したほうがいい。(※10)
スーパーで売られている中国産は、私なら買わない。
宮古市(旧川井村)の大峠養蜂場は、森林地帯にある養蜂場だ。
たぶん、安全なはちみつだと思う。



(※1)
 世界3大アダルトレーションという言葉を聞いたことがありますか。アダルトレーションとは、英語で「混ぜ物をすること」を意味します。つまり食品偽装です。
 世界で市場に出回っている食品の中で最も混ぜ物によって偽装が行われている食品第3位にハチミツが入っています。
 第1位 オリーブオイル
 第2位 牛乳
 第3位 蜂蜜
 市場に出回っているその9割以上のハチミツに人工シロップが入っていることが報告されています。人工シロップとは、ブドウ糖果糖液糖(HFCS)・異性化糖などです。
 ブドウ糖果糖液糖は、主に遺伝子組み換えのとうもろこしを原材料としており、そのため安価に大量生産することのできる人工甘味料です。
 人工シロップの毒性は、医学論文でもさまざまなところで証明されています。
・原料が遺伝子組み換え(GMO)のとうもろこしであること。それゆえ私たちの遺伝子にダメージを与える
・グリホサートの問題。遺伝子組み換え作物が育つ場所には殺虫剤や除草剤が必ず撒かれているため、GMOコーンが原材料である人工シロップにもネオニコチドや、グリホサートなどが混入している。これらはエストロゲン様作用を持ち、炎症の原因となる。
・複雑な化学合成過程における、重金属汚染や澱粉質の混入。
・2019年の研究では、ブドウ糖果糖液糖がガンを促進させる、肥満、高脂血症などのメタボリックや行動異常(躁うつ病など)を引き起こすことが報告されている。
 簡単に言えば、本当ならばハチミツを摂取することで、エネルギーの賦活を行いたいのに、シロップ入りのハチミツを食べると逆に、私たちが生き残るためのエネルギーを奪い、さらには私たちの体にダメージを与え、病気の原因になってしまうということなのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p230)

(※2)
 働きバチに餌として人工シロップを与えてしまうと、また別の問題も起こります。
 ミツバチはブドウ糖果糖液糖やショ糖シロップといった人工シロップをうまく自分で代謝することができません。それゆえハチミツに人工シロップが残存します。また、ブドウ糖果糖液糖は、ミツバチのエネルギー代謝経路である解糖系をブロックしてエネルギー代謝を止めてしまうことが報告されています。寒い時期、花蜜の不足を補うために良かれと思ってブドウ糖果糖液糖を餌として与えていると、結果的にハチの生命力を奪うことになり、ハチのコロニー自体の弱体化やハチミツの収穫量の減少という結果になりかねません。
(前掲書p234)

(※3)
 ネオニコチノイド系農薬成分として、イミダクロプリd、アセタミプリド、ジノテフランなどがあります。ネオニコチノイド系農薬は、昆虫の神経に作用する農薬です。神経伝達物質であるアセチルコリンが結合する部位(ニコチン性アセチルコリン受容体)に結合し、神経の電気の流れをブロックします。昆虫の神経伝達を攪乱することで殺虫効果を持つ殺虫剤の一種です。
 農薬には日本の住化武田農薬(現:住友化学)が開発したクロチアニジン(2001年日本で農薬登録)、ニテンピラム(1995年販売)などがあり、バイエルクロップサイエンスと共同で欧州市場で展開しています。
 2016年欧州委員会は、ハチなどの送粉者を生態系から守るために、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3種類のネオニコチノイド系殺虫剤の屋外使用の全面的禁止を決定しました。
 2009年には日本の長崎県の壱岐、五島、平戸、的山大島などで、ミツバチの大量死が発生し、住化武田農薬のダントツ(農薬の商品名)で、ミツバチは全滅すると報告されています。
 日本では食品の残留ネオニコチノイドの許容基準値がEUよりも大幅に緩いのが現状です。
(前掲書p265)
 グリホサートは除草剤です。商品名「ラウンドアップ」という除草剤の有効成分として含まれています。グリホサートが含まれる除草剤や、植物や農作物に散布されると、葉から吸収され、その後根の部分を含め植物全体に行き渡り、成長を抑制します。植物全体が機能不全に陥るため、除草剤としては非常に効果的なものになります。
 この除草剤を農作物に散布すると、雑草だけではなく農作物自体もその生命を絶たれてしまうので、ここで対となって出てくるのが、遺伝子組み換え作物です。グリホサート耐性のとうもろこしや大豆、小麦などは、除草剤の標的部位を改変したタンパク質を産生する遺伝子を挿入する方法で遺伝子が操作されており、グリホサートに曝されても植物の機能には影響がないようになっています。
 2006年秋から翌年にかけてセイヨウミツバチが一夜で大量に失踪する現象がアメリカ各地で発生しました。この時、アメリカの養蜂家は養蜂箱の30〜90%を失ったと言われています。巣の中にハチミツと花粉はあるのに、働きバチが突然いなくなったのです。これは蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれるようになりました。アメリカのみならず、カナダ、ヨーロッパのほぼ全域の各国、イギリス、オーストリア、スイス、ドイツ、ベルギー、フランス、オランダ、スペイン、ギリシア、イタリア、ポルトガル、ポーランド、において同様の現象に遭遇しています。また、CCDの可能性のある現象は台湾でも2007年4月に報告があります。
 1971年から2006年にかけ、米国における野生種のミツバチ数が激減(今ではほとんど存在しなくなってしまった)し、養蜂家の保有しているミツバチのコロニーはゆるやかに、しかし顕著に減少しています。その背景にモンサント会社の開発したラウンドアップが大きな原因として注目を浴びました。大々的にラウンドアップが導入された2004年の冬にCCDの発生が認められ、2006年の終わりから2007年の始めにかけ、ミツバチの減少率が拡大し、突発的なミツバチ失踪現象が多く目にされました。
 ネオニコチノイド系農薬はこの時期も一定の量で使われていましたが、CCDの発生のタイミングがグリホサートの広範な使用とタイミングを同じくしていることからも、ハチに対する悪影響というのは、もちろんネオニコチノイド系農薬を無視することはできませんが、グリホサートの脅威のほうが甚大であると推測できます。
 グリホサートは、人体に発癌性を持つことが報告されています。また農業に使用する通常量のグリホサートに曝露した働きバチは、脳の機能障害を起こし、ナビゲーション能力に障害が出ることもわかっています。ネオニコチノイド系農薬への曝露とのコンビネーションで、グリホサートは間違いなくCCDの原因となっています。
(前掲書p274)
 殺虫剤や農薬が撒かれている土壌で育つ花から集められたハチミツには、いろいろな薬剤がそのまま残っていることになります。さらに、そこにいるハチたちの健康も害され、弱ったハチになってしまうのです。その弱ったハチに何をしているかというと、病気になったら、もしくは予防という理由で抗生剤を投与するなど、人間界と同じことが起きています。健康を取り戻すには、薬剤を投与することではなく、健康を害している原因を排除し健全な体という土壌を育てることです。ハチの健康においては、ハチが蜜を集めてくる飛距離範囲に農薬を使用している農地があってはならないのです。それが、人が健康のために食べるハチミツとしても決して無視できない条件になります。
(前掲書p277)
 国によって、ミツバチの天敵は異なりますが、その昔からハチが自然に生き延びてきたことを考えると、不自然な薬剤の投与が必ずしも必要だとは思えません。
 そして、わざわざ薬剤を添加しているということは、言い換えれば「そこのミツバチたちは元気ではない」、「そこはハチが生きていくための衛生環境が十分に整っていない」ということになります。抗生剤ほか薬がなければ病気になってしまう状態ということは、そこで生きるミツバチが弱ってしまう原因が何かあるということなのです。
(前掲書p285)

(※4)
 ハチの活動はもともとはボリネーター(花粉を運び受粉の手助けをする)としての役割を持ち、農業をする畑ではハチは非常に大切な存在です。世の中の農作物の多くはハチの存在に依存しているのです。つまり、巣箱を置くその場所は、ハチミツを採るだけのためではない場合、農地であることがほとんどでしょう。ハチの存在がなくなってしまうと、世界の農作物の8割もが取れなくなると言われるほど、ハチはポリネーターとして、さまざまな植物の受粉の手助けをしています。
(前掲書p277)

(※5)
 イミダクロプリドとチアクロプリドは、継続的な曝露によってエストロゲンの過剰発生を促すことがわかっています。細胞に作用し、アロマテース(aromatase)というエストロゲンを合成する酵素の活性が報告されています。ネオニコチノイド系農薬によるハチミツを含む食品汚染が乳がんや子宮がんの誘発にも関与しているということです。
(前掲書p272)
 農薬の怖さは、ハチの行動範囲である半径3km圏内に農薬が撒かれている農地がないところに巣箱を置いても、農薬の混入の可能性があるという点です。農薬は雨や風、そして地下水などを通じて、農薬が使われてない土地へも知らぬ間に拡散していくのです。
 それゆえ、健康改善のためにハチミツを摂取する場合は、できるだけこれらの農薬の使用が規制されている場所のハチミツを選択することが望まれます。
 現在、グリホサートの使用を禁止している国は33ヶ国あります。
アルゼンチン、オーストラリア(州ごとに違う)、オーストリア、ベルギー、バミューダ、バハレーン、バルバドス、ブラジル、カナダ(10州のうち8州にて)、コロンビア、コスタリカ、チェコ、デンマーク、エルサルバドル、フィジー、フランス、ドイツ、インド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、オマーン、カタール、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、サウジアラビア、ポルトガル、スコットランド、スロベニア、スペイン、スリランカ、タイ、ベトナム
 2020年にオーストラリアの科学者によってグリホサートによる土壌の汚染に関してレポートが出されました。結論は、世界の農地の中でグリホサートに汚染されていない地域はほぼゼロに近い、というものでした。
 同研究の中で、ここまで世界的に土壌がグリホサートに汚染されている理由の一つに、グリホサートが非常に分解されにくい化学物質であることが挙げられます。仮に今グリホサートの使用が禁止されている国でも、ハチミツにグリホサートが混入していないという保証にはならないことを示唆しています。
(前掲書p278)

(※6)
 玉川大学の実験で明らかになっていることですが、ミツバチは、農薬にあうとすぐに死んでしまいます。つまり、農薬にとても敏感な益虫なのです。
 また、ミツバチは、気象条件、化学物質、物理的変化に非常に敏感で、農薬がほんの少しでも含まれているミツ源には近づかないのです。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p2)

(※7)
 加熱されたハチミツは色、香り、風味、栄養素、効能も損なわれます。市販されているハチミツでも非加熱やRawと表記されているものを選びましょう。
 ハチミツは高温で加熱することにより、メチルグリオキサールの含有量が増えることがわかっています。それゆえ、メチルグリオキサールの含有量によって「抗菌」の効果を謳っているマヌカンハチミツの中には加熱によって抗菌度を偽装されているものも少なくありません。メチルグリオキサールは、それ自体が体にとって毒なので、マクロファージなどの貪食系の免疫細胞を活性します。それを以って免疫力向上になる、とマーケットでは宣伝されていますが、ここでの免疫の刺激は、炎症を引き起こすということと同義です。免疫が上がったのではなく、毒が入ることで免疫細胞が活発に貪食活動をしているにすぎません。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p283)

(※8)
 花粉には環境に浮遊しているさまざまな物質が付着します。大気汚染、環境汚染のある地域で採れたハチミツは、花粉を介して汚染物質も一緒にハチミツに含まれてしまう可能性が高まります。
 また、リーキーガットのように粘膜が弱っている人が花粉の含まれるハチミツを摂取すると、壊れた腸粘膜から花粉が血中に入り込んでしまい、全身炎症の要因となりかねません。もちろんその環境によって花粉が汚染されている場合は健康な人にも害があります。
 ハチミツには花粉が入っているものと、もともと花粉がほぼ入っていないものがあります。また意図的に花粉を取り除いているハチミツも存在します。
 コーデックスという国際的な食品規格の定義では、ミツバチが集めてくるものでハチミツとして認定されるものは、以下の3つになります。
@花の蜜
A植物の生きている部位の分泌物
B植物の生きた部位からの分泌物を吸った昆虫の分泌物
 いわゆる花ハチミツ(Blossom Honey)が、@の花の蜜からできたハチミツで、自然な状態であれば花粉が入っています。もう一つ、甘露ハチミツ(Honeydew Honey)というのが、AとBになり、Aは花粉の混入が限りなく少なく、Bは花粉が入っていないハチミツになります。
 これら以外は加工ハチミツとなり純粋なハチミツとは言えません。
(前掲書p286)

(※9)
 プラスチック容器のポリタンクにハチミツを入れたままにすると、プラスチックが溶けてBPA(ビスフェノールA)が溶出します。
 最終形態としてお店に並んだ時にプラスチック容器にハチミツが入っているものは論外です。ガラス瓶とは違い、プラスチックのほうが熱伝導が高いので熱をたくさん吸収するのです。特にハチミツは黒い色をしたプラスチック容器に入っていることが多いので余計にプラスチックが熱によって溶かされ、エストロゲンの害が増大してしまいます。エストロゲンは炎症物質です。
 また、商品としてガラス瓶に入っていることは大前提ですが、商品として容器に入れる前までにどういった容器で保存されていたかも重要です。通常、ハチミツは、ドラム缶やステンレス缶、もしくはプラチック容器に入れられて保管されています。保管の際にプラスチック容器を使っていないところ、または採蜜したその時に、保存せずにそのまま瓶詰めしているところのハチミツを買うことで、BPAの害を防ぐことができます。
(前掲書p289)

(※10)
 安全はハチミツを見つけるために第一歩として、ハチの巣箱がある場所から半径3キロメートル以内に汚染されていないことが非常に重要になります。
1. ミツバチの生活圏半径3キロメートルに農薬が散布されている田畑がないか
2. 遺伝子組み換え作物(GMO)を育てている畑が近くにないか
3. 大気汚染がないか
4. 水源の汚染がないか
5. 人口密度の多い場所が近くにないか
 糖自体は皆さんのエネルギーブースターではありますが、その中に一緒に毒性の高いものが入っていれば、それは逆に皆さんの体調にマイナスに作用することになります。
(前掲書p291)


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2023年10月03日

はちみつは万能食品

本日、3回目、こんにちは。

はちみつシリーズ4回目。

はちみつは、ギリシア神話のゼウスが大好きだった。
そのため「メリッサ」という女神が登場した。(※1)
はちみつは数千年も変質せず、その強い抗菌作用を利用して、ミイラの防腐剤としても使われた。(※2)
しかし抗菌作用というのは、最終的に、糖による免疫力の強化によるものである。(※3)
ゼウスが最高神である理由は、ここにあるだろう(と勝手に解釈する。笑)。

はちみつは、ミツバチがすでに体内で消化しているおかげで、食べれば直接エネルギーとして吸収できる。(※4)
さらに、ビタミンやミネラルも豊富であり、万能食品である。(※5)

夢のような食品であるが、私もそれを実感している。
逆流性食道炎に効果があるのがわかった。
食道のヒリヒリした痛みは消えたし、胸焼けも穏やかになった。
効能は多岐にわたり、はちみつのほか、フルーツやドライフルーツでも代用になる。(※6)

美肌作用もあり、若く見せることも可能だ(笑)。(※7)
そして、眠りも助けてくれる。(※8)



(※1)
 ギリシャの最高神であるゼウスは、ハチミツで育てられたと言われるぐらいハチミツ酒(Meed)とハチミツが大好物でした。そのゼウスを育てた女神の名前がハチミツという意味の「メリッサ」です。そんな神話もあるくらいですから、太古の昔からハチミツの存在が生活の中で活かされ、また健康を保つ秘薬として大事に取り扱われてきたことがわかります。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p202)

(※2)
 ハチミツは人間や動物、微生物などの生命体に食されない限り腐敗することなくずっと残ります。それゆえ、ハチミツは保存食として最適といえます。
 腐敗しない理由の一つには、よく言及されるいわゆる抗菌作用も含まれます。そしてもう一つはその粘度ゆえ酸素量と水分量が少なく、そこに微生物の繁殖がないことがあります。
(前掲書p196)
 1913年、アメリカの考古学者である、T・M・デービス博士が、エジプトのピラミッド発掘の時、3300年前の、ハチミツの壷を発見しました。ところが、中身は全く変容せず新鮮そのものであったのです。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p4)
 ハチミツはミイラをつくる時に使われたほど、防腐、つまり腐敗を防ぐ作用が強力です。
 ハチミツ自体、数千年もの間、いささかも変質せず、新鮮のままであるという驚異の食品ですが、このハチミツは、赤痢菌なら10時間、大腸菌、チフス菌でも、48時間で殺してしまうといいます。
 この殺菌力は、ハチミツを水で10%までうすめても失われません。
(前掲書p14)

(※3)
高濃度のグルコースはバクテリアから水分を引き抜き、その結果としてバクテリアは活性を失い増殖できなくなります。
 同時にグルコースが入ることによって私たち自身のエネルギーが活性し、自然と体内の菌バランスを調整します。
 また、ハチミツはpHが高いので(pH3.2〜pH4.5)、外用した場合バクテリアを緩やかに抑制する静菌作用を持ちます。ただその高いpH値は人間の体内に入った時点で消滅してしまうので、それ自体を体内で抗菌性を発揮する効力としてみなすことはできません。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p225)
本当は糖の力で元気になって、その回復したエネルギーを使って自分の免疫を活発に発動させることで、その場の微生物を処理する。その処理された微生物などのゴミを掃除するために起きた炎症もその仕事が終われば自然と静まっていく。これがハチミツが持つ本来の「抗菌作用」という、菌を制圧する力なのです。
(前掲書p229)

 (※4)
 ミツバチが花から集めてくる花蜜や甘露の主成分はショ糖です。単糖ではなく、ニ糖類のショ糖になります。
 ミツバチは花蜜を蜜袋に入れて、そこで酵素反応を起こして、吐き出します。酵素反応を起こすことによって、ニ糖類であるショ糖をバラバラにし、単糖類であるブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)に分解します。このように単糖に分解された形でハチミツとして巣に保管されています。
 完全に花蜜が分解されてハチミツになるには、この吐き出したものを他のミツバチに口移ししていく、という作業を20分以上続ける必要があるとされています。このプロセスを経て、ショ糖だったものが単糖になっていくのです。
 ハチミツは消化分解のプロセスがすでにミツバチによって行われています。私たちが自らのエネルギーを使って分解しなくても、エネルギー源としてすぐ吸収できるようになっているのです。糖としてはこれ以上分解の必要のない単糖になっているミツバチは、腸ですぐに吸収され、エネルギー源として使われます。それゆえ、即効性があるのです。これがハチミツのとても優れている点なのです。
 例えば傷口に塗れば傷口で吸収され、皮膚再生を促進します。食用で利用すれば、そのままエネルギー源となります。
(前掲書p203)

(※5)
 さらにハチミツの優れているところは、単糖類がエネルギーを生み出すのを助けるビタミンやミネラルも一緒に含んでいる点です。特にビタミンB群など、細胞が単糖を使ってスムーズにエネルギー生産するために必要なサポーターとなるビタミン類を全部まとめて入っているのです。
 エネルギーであるATPを生み出すには糖が足りなければ脂質やタンパク質もエネルギー源として利用しますが、この時にもこれらビタミンB群は必要になります。
(前掲書p209)
体内では特にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムは大切な存在です。細胞内外の電位差を変え、電子の流れを調整する働きを担っています。電気的な場の調整をすることで生体反応を起こします。
 そもそも電位差がなければ電流は流れず、そこには電子の受け渡しが生じません。電気の流れがなければ、電子伝達系というエネルギー生産の回路もうまく回らないのです。ハチミツに入っているミネラルたちは、細胞の電気の流れも促進します。
 カルシウムは通常、私たちの体のあちこちに存在し、また多くは保管されています。ある程度のストレス状態までは体に確保されている量で対処できるようになっています。保管量では足りずにストレス状態に対応できなくなると、骨をはじめとした体の構造の部位を溶かして抜いてくることもあるのです。
 ストレスを感じた時にはまず、身体に貯蔵されているカルシウムが引き抜かれ、細胞の中に入っていきます。そして、流入した細胞内のカルシウムイオンによって、細胞内外の電位が変わります。
 特にカルシウムとマグネシウム、そしてカリウムとナトリウムがセットになって働き、細胞内外の電気の流れを調整し、エネルギー生産量にも影響を与えています。
 ハチミツにはもちろんカルシウムも入っています。
(前掲書p211)

(※6)
 ハチミツを食べることで体内で使えるエネルギー量が増えますが、ハチミツを外用すると、壊れた粘膜部分からすぐにハチミツが浸透し、その部分の細胞の回復が早くなります。切り傷などの傷口にハチミツを塗ると皮膚の再生が促進され、傷の治りが格段に早くなります。
 切り傷や火傷の場合、患部を綺麗にした後、ハチミツを塗布し、範囲が大きい場合には、箇所をラップなどで覆い、その上から包帯で抑えるのもいいでしょう。
 こういう外用の時のハチミツは、出来るだけ花粉の入っていないものがオススメです。また、マヌカンハチミツのように高い抗菌作用が謳われているものでも構いません。もちろん、その品質には注意してください。
その他の効能
口内炎、消化管の潰瘍である十二指腸潰瘍や逆流性食道炎、咽頭の腫れ、鼻腔の炎症、小腸に問題があるSIBO(小腸内細菌異常増殖症)、便秘と下痢を繰り返す潰瘍性大腸炎、痔
抜け毛、脱毛症
不眠
生理不順
甲状腺機能低下
糖尿病
(前掲書p298)
もちろん、ハチミツだけでなく、旬の熟れた果物や、ドライフルーツでも構いません。
(前掲書p304)

(※7)
 皮膚のビタミンといわれる、ニコチン酸、ビタミンB6などが、ハチミツにはたっぷりと含まれています。
 ハチミツが理想的な美顔薬として古くから愛用されてきたのもそのためです。
 ハチミツそれ自体は水分が少なく、吸湿性に富むため、皮膚に直接塗りますと、皮膚の表面の水分をハチミツ自体が吸いとって、皮膚をおおいますので、外気に皮膚がさらされて乾燥するのを防ぎます。
 ハチミツ入りの石けんは市販されていて、使用中の洗顔石けんに、ハチミツを混ぜた即席ハニー・ソープで、ひげそりあとの皮膚をいたわると効果的です。ニキビ、冬の肌荒れなどの応急処置に、ハチミツとの併用は一段と効果があります。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p16)

(※8)
皆さんは、とても疲れている時にはかえって眠れない、ということを経験したことはないですか?
 寝る前にハチミツを一匙舐めるだけで寝るためのエネルギーが補給でき、眠りの質は格段に向上します。さらに効果的なのが、「ハーブティ+ハチミツ」のコンビネーションです。
 ハーブはもちろんさまざまな種類がありますが、その成分で睡眠を促すサポーター(司令)として働きます。その指令を実行するエネルギーとしてのハチミツが一緒に入っていると、さらに効果が高まるのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p198)


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2023年09月30日

血糖値とはちみつ

こんにちは。

崎谷博正先生の書いた「糖尿病は砂糖で治す」という本は、題名から、「えっ?」と思わずにはいられない。
私は糖尿病でないから読む気にならないが、イギリスでは実際に、糖尿病患者に、糖質カットと砂糖を与える比較臨床実験が行われている。
結果は、砂糖を与えたほうが、良好となっている。(※1)
さらに、ロシアでも糖尿病の患者を完治させた事例がある。(※2)

糖尿病は、糖質カットでは治らない。
プーファ・フリーで、治る。
その理論が公開されている。

『「糖尿病は砂糖で治す」の本質〜俯瞰シリーズ』(「エーテルエネルギー学会」https://kosmotropic.com/

糖尿病の治療で、ハチミツは、食後の血糖値の上昇が低いので、最適な食品とされている。
グリセミック・インデックス(GI値)が低いからである。(※3)

血糖値を下げれば生命の危機となり、その他、低血糖は百害あって一利なし。
だから、糖質を摂り、体内のエネルギー代謝を高めるようにしなければならない。
一般に、GI値の低い食べものは消化が悪く、腸内の微生物増殖を増やすことになり、体内毒であるエンドトキシンの発生を促す。
体は、この毒を打ち消そうとするため、免疫力を奪われ、病気に罹りやすくなる。
したがって、GI値の高い食品は、有用なのである。(※4)

胃の中での消化作用にも、低血糖は悪影響を及ぼす。
低血糖だと、食べものは、すぐに胃から排出される。
逆に、脂質は、その排出速度を遅らせる。(※5)



(※1)
 1857年にイギリスのウィリアム・バッド(Wiliam Budd)医師は、「尿に砂糖がおりて体が衰弱してしんでいくのだから、砂糖を補ってあげればよい」という発想で、ある糖尿病の男性に1日約230gの砂糖(砂糖飴と糖蜜)を通常の食事に追加しました。
 この男性は入院当時18歳で、1日お通してずっと喉の渇きと空腹感を訴えていました(尿量もかなり多かった)。すでに筋肉はやせ衰えていて、何もできない状態だったようです。入院当初、当時での糖尿病治療食とされていた砂糖抜きの食事をトライさせましたが、尿量、尿糖は増すばかりで、さらに筋肉がやせ細っていきました。そこでバッド医師は、当時の砂糖を制限した糖尿病食から砂糖を補う食事へ変更したのです。
 バッド医師のアイデアは、先行してフランスで行われた厳密な臨床実験に基づいています。それは同じく尿に糖がおりて、やせ細った女性の治療報告でした。その女性に、完全に糖やデンプン質を抜いた食事を入院治療として行いました。しかし、尿からおりる糖は逆に増加し続けました。
 そして、この実験をした女性は2か月でこの食事にギブアップし中止になりました。砂糖のない食事は食欲を低下させるからです。(生命体は、ストレスを引き起こすような食事は本能的に拒否するようにできています。頭でなく内臓感覚で食べることが大切です)。そこで砂糖を入れた食事にすると、みるみる症状が改善したという症例報告がバッド医師の目にとまったのです。
 さて、バッド医師の砂糖を用いた治療の結果はどうなったのでしょうか?
 日々、この男性の症状が改善していくのを目の当たりにしましたが、約2か月で筋肉の痩せの改善だけでなく、尿糖まできれいに消失したのです。
 2か月後からはこの男性の希望で糖蜜をハチミツに変えるとさらに症状の劇的な改善が認められました。舌や皮膚はそれまで黒ずんで乾燥していたものが、きれいになくなり、よい肌ツヤに戻りました。咳もすっかりなくなり、胸部の痛みもひきました。そして何より体重が10kgも戻ったのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p159)

(※2)
 ロシアのダヴィドフ博士は、糖尿病患者の尿中の糖の量が、ハチミツによって減ったことに刺激され、6人の糖尿病患者を、ハチミツによって完治させたことを報告しました。
 また、アメリカの糖尿病研究者ジョスリン博士や慶応大学の五島教授も「糖尿病は、ハチミツでコントロール出来る」と発表しています。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p10)

(※3)
グリセミック・インデックス(The glycemic index[GI])は、炭水化物を含む食品を食後の血糖値の上昇程度で分類する指標で、1981年に提唱されたものです。速やかに血糖値が上がる食品ほど、グリセミック・インデックスが高くなります。グルコース(ブドウ糖)を50g摂取した場合の血糖上昇値を100とした場合の数値で表現します。GI値が高い食品の代表は、白(精製小麦)パン(76前後)、白米(79前後)、ポテト(90前後)などです。ちなみにハチミツ(マレーシア、オーストラリア産)のGI値、60〜65前後、ハチミツの主成分のフルクトース(果糖)は16です。フルクトースやハチミツは、この食後血糖値の上昇程度が低いために、糖尿病の治療に最適な物質なのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p187)

(※4)
血糖値が低下するのは、生命体の最大の危機です。それに対して、より速やかに血糖値を上げることが命を救うことになります。つまりグリセミック指数(GI)が高いほど、消化がよくて血糖値を速やかに回復させてくれるということです。そして、そして、それに対して細胞内に速く糖を補給するために、インシュリンが出ます。このインシュリンの反応(膵臓からの分泌)が速やかなほど、細胞内に速く補給することができるのです。
 つまり、グリセミック反応(GR)が高いほど、細胞の糖のエネルギー代謝を速やかに回復してくれるのです。グリセミック指数(GI)が低い食品は、一般に消化が悪く、抗栄養素といわれる栄養の吸収をブロックする物質や毒性物質を含んでいます。消化が悪いというのは、むしろ腸内微生物の増殖によるエンドトキシン発生によってダイレクトに新型コロナウイルス感染症などの感染症や糖尿病、自己免疫疾患、癌などの慢性病につながります。
 2021年の研究では、フルーツジュースなどのいわゆるGI値が高い糖質は、糖のエネルギー代謝の指標である甲状腺低下及び炎症の指標である、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を低下させて、甲状腺ホルモン(fT3、fT4)の値を高めたのです。GI値が高い糖質こそが、糖のエネルギー代謝(=甲状腺機能)を高めて、遺伝子ワクチンによる免疫抑制及び過剰な炎症を食い止めるのです。
(前掲書p189)

(※5)
血糖や細胞内の糖のエネルギー代謝をキープするために、低血糖では胃の排出速度を高め(早く血糖値を上げないとストレスホルモンが出る)、高血糖では胃の排出速度を緩めるという調整を行っているのです。胃では本来、十分に食べ物を攪拌したほうが良いのですが、血糖値が低下している場合には、十分に食べ物を攪拌せずに糖質を十二指腸に送り込むのです。したがって、私たちの血糖値(糖の需要)次第で、胃の排出時間をコントロールしているということです。
 消化管を動かすには甲状腺ホルモンが必須ですが、その甲状腺ホルモンも糖のエネルギー代謝依存です(低血糖では、エストロゲン、コルチゾールなどのストレスホルモンがダイレクトに甲状腺にダメージを及ぼす)。三大栄養素の中では、むしろ私たちの状態に関係なしに胃の内容排出時間を遅らせるのは脂質です。
(前掲書p187)
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2023年09月28日

肥満と闘え!

こんにちは。


肥満は、万病の元と言っていい。
さまざまな臓器に負担がかかるし、ダイエットする際にも、体内にいろいろな毒物が放出されるからだ。
したがって、免疫力も落ちる。

肥満の原因は、長らく糖質にあるとされているが、最大の原因は、食事による脂肪摂取にある。(※1)
糖質は、それほどの悪者ではなく、免疫力を維持する上で最も重要な栄養素である。
ただし、「ハチミツとコロナ病」で紹介したように、果糖ブドウ糖液糖という糖質は最悪である。
そして、人口甘味料も悪である。

https://mana-planet.com/artificialsweeteners-2020nov/((「manalog」)

砂糖を悪とし、人口甘味料を開発してきた連中に、みんな騙されてきたのだ。
砂糖は、悪い食品ではない!
砂糖だけで、3年間も生きた女性がいた。
他の栄養素だけで、3年間は生きられない。(※2)

フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)を含む食品は、穏やかにダイエットを促す。
特に、ハチミツは、優れた食品と言える。(※3)



(※1)
1930年代には、すでに糖尿病を引き起こす原因は食事中の脂肪であり、高炭水化物食や脂肪の少ない食事では糖尿病に予防的に作用することが報告されています。1970年代には、砂糖摂取量が多い男性は、より少ない男性よりも糖尿病になりにくいことが示されています。2003年には、閉経後の女性を対象とした臨床実験で、低脂肪(高炭水化物)で体重が著明に低下した結果が報告されています。また、単糖類及びニ糖類を総カロリーの85%まで高めた食事では、それらの45%の食事と比較して著明に空腹時血糖値およびインシュリン値の低下が認められました。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p160)
 ヒトの臨床実験でも、男性ではショ糖の摂取量が高いほど、ボディ・マス指数(body mass indices[BMI])が低下することが報告されています。その一方で女性では、脂肪摂取量の増加と体重増加の相関関係が認められています。そして肥満の原因である高脂肪でも砂糖を混ぜると、肥満につながらないことも分かっています。
 逆に糖質を制限したケトン食(低炭水化物・高脂肪食)では、ストレスホルモンであるコルチゾールが上昇します。コルチゾール上昇が肥満と関連していることは現代医学でも認めているところです。
(p166)

(※2)
2021年7月の臨床ダイジェストの臨床ニュース(m3.com,2021年7月9日)に大変興味深い臨床症例が報告されていました。「3年砂糖をなめるだけ―神経性やせ症女性の心停止の理由【研修最前線】」と題する症例報告です。
 この3年、砂糖を舐めるだけの食生活を送っていた40歳代前半の女性が、ショック状態で自治医科大学附属さいたま医療センターへ救急搬入されてきたもので、まもなく心停止で亡くなっています。これまで、神経性やせ症(2年前と3年前に敗血症性ショックを起こし救急搬送、挿管となった経験あり)および右大腿骨骨折(数ヶ月前)の既往があります。
 搬送時の所見では、記載の内容を見る限り、血圧低下以外には特に目立ったサインはありません。
 血液検査では、低血糖、アンモニア、肝臓酵素と乳酸の上昇と甲状腺機能の低下が認められたようです。心電図は正常だったようですが、心臓はポンプとして機能していないという所見が認められています(左室駆出率[EF]は20%程度)。
 この女性の場合、特に文中にことわりがないので、黒砂糖でなく、白砂糖を3年間舐めていたと思われます。砂糖が命綱であることを直感的に分かっていたのでしょう。しかし、白砂糖でもいずれ限界が訪れます。この心臓機能停止は何故起こったのでしょうか?
 この連載記事では見事にその回答を書いていましたが、これは典型的な「脚気(beriberi)」です。ビタミンB1不足による糖のエネルギー代謝ブロック(ピルビン酸脱水素酵素[PDH]のブロック)によって臓器が機能不全になる病態です。脳神経系と心臓に真っ先に症状が出現します。脚気は日露戦争で多くの日本兵士の命を奪いました。白砂糖は命の源泉ですが、精糖しているためにビタミン、ミネラル類がまったくありません。通常は、他の食品からビタミン、ミネラル類を摂取するために、糖質は白砂糖でもOKなのですが、白砂糖だけだといずれ脚気になります。
 これは白米でも同じことが起きます(白米はデンプン質なので、白砂糖ほどはもたない)。この記事では血算のデータが記載されていないので貧血がったかどうかを確認できませんが、ビタミンB12も動物性食品からしか摂取できないので、ビタミンB12欠乏性の貧血が起こっていたと思います。
 砂糖は、グルコースとフルクトースに分解されて、アミノ酸、脂肪、コレステロール、遺伝子などの構成成分と作ることができます。これが3年も持ち堪えられた主因です。砂糖はまさに命の源です。脂肪だけ、あるいはタンパク質だけでは、白砂糖のように3年間も持ち堪えられません。ビタミンやミネラルを含むハチミツ、フルーツや精製度の低いショ糖であれば、さらに長く持ち堪えられるでしょう。白砂糖だけで何年生きられるか?このような人体実験が倫理的にできないため、驚きの症例報告でした。
(p170)

(※3)
 細胞実験では、ハチミツによって脂肪細胞の脂肪滴(lipid droplet)のサイズが33.78%〜70.36%減少し、脂肪の蓄積が減少することが確かめられています。
 ヒトの臨床実験では、未加工のハチミツ(マルチフローラル)が使用されていますが、同じく体重減少、脂肪の減少が認められています。未加工の自然のハチミツのみならず、加工ハチミツでも体重減少が認められています。もちろん、これらのハチミツの体重減少効果は、脂肪の代謝から糖のエネルギー代謝に切り替わることで、基礎代謝が高まり、脂肪のデトックスが進むからです。糖のエネルギー代謝が高まることで起こる緩やかな体重減少では、主として体内の脂肪が徐々に減少していきます。またハチミツに含まれるフラクトオリゴ糖(fructo-oligosaccharides,グルコースにフルクトースが2〜4分子結合した糖質)は、細胞内の脂肪合成を抑える作用があるため、ハチミツの体重減少効果に寄与しているという興味深い研究も報告されています。このようにハチミツに代表される糖質(特に単糖類、ニ糖類)は、糖尿病、肥満などの慢性炎症で引き起こされるメタボリック・シンドロームの真の治療薬なのです。
(p166)
 白砂糖に含まれるグルコースだけでも、免疫(形態形成維持の一部)の要とされる胸腺のコルチゾールによる分解を防いで免疫抑制を解除します。さらに、グルコースにフルクトースが結合した白砂糖であれば、免疫抑制作用のあるストレスホルモンであるコルチゾールの分泌そのものを抑えます。2018年に報告されたヒトの臨床試験でも、砂糖水は75kmのサイクリングの後のコルチゾール上昇をバナナと同程度に抑えています。2018年および2019年に報告されたヒトの臨床試験では、砂糖は激しい運動後のリーキーガット(leaky gut,腸粘膜透過性亢進)およびエンドトキシン上昇を防ぐことが示されました。ハチミツでもエンドトキシンが抑えられることは前述した通りです。
 次に白砂糖に含まれるフルクトースについても見ましょう。まず、フルクトースは糖のエネルギー代謝の要であるピルビン酸脱水素酵素(PDH)を活性化して、グルコースやデンプン質よりも糖のエネルギー代謝を高めます。1日100g以下の白砂糖(1日の摂取総カロリーの10%以下)のフルクトース量(50g以下)では、空腹時血糖値やHbAIC(数ヶ月前の血糖値の指標)値を減少させることが分かっています。
 体重減少に関しては、2011年に報告された臨床試験において、フルクトース摂取量が50〜70g/日のグループは、20g/日以下の摂取量のグループと比較して、6週間後にはより多い脂肪量の減少(4.19kg vs 2.83kg)が認められています。
 もちろん、グルコースとフルクトースのコンビネーションであるショ糖のほうが、グルコース及びフルクトース単独より糖のエネルギー代謝を高めることは言うまでもありません。
(p172)
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2023年09月26日

新型コロナ病とはちみつ

3回目。

免疫について」シリーズを読んだ人は、健康を維持する上で、糖のエネルギー代謝の重要性を認識した思う。
免疫力の要となるのが、糖なのである。
これは、新型コロナ病にも、もちろん適用される。

糖のエネルギー代謝が低下した人は、すなわち、免疫抑制となる。(※1)
そうすると、新型コロナ病、通常コロナ病に感染しやすく、重症化しやすい。
つまり、糖のエネルギー代謝の正常な人は感染しにくく、たとえ感染しても重症化しにくい、ということだ。(※2)

糖のエネルギー代謝をブロックする食べものを摂取しないことや生活態度を改めることによって、感染症に対抗できる。
まずは、プーファを食べないこと。(※3)
過剰な鉄は摂取しないこと。(※4)
精神的ストレスも、糖のエネルギー代謝をブロックし、免疫抑制となる。(※5)

そして、流行りのワクチンも、免疫を獲得するどころか免疫抑制に働く。
ワクチンを打っても感染するのは、このためであり、おまけに他の感染症や病気にもなりやすい。
結局のところ、糖のエネルギー代謝を阻害するからである。(※6)
ワクチンのオマケは、接種者からのエクソソームに気をつけなければならないこと。
しかし、しっかりした免疫力を持っていれば、防御できる。(※7)

騙されてワクチンを打った人への朗報である。
それは、免疫を基本的に強化する食べものを摂取すればよい。
代表的なものが、ハチミツである。
ショ糖、フルーツも、健康を保つ食品である。(※8)
したがって、糖質カットしすぎて、低血糖というのも良くない。
基本的に低血糖は、血栓を引き起こす。(※9)
毒のコロナワクチンを打って、血栓ができて死んだ人は、プーファ過剰か、低血糖だったのだろう。

フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)が重要であるが、これらは、毒となる鉄イオンさえも無毒化し、体内毒であるエンドトキシンによる炎症もブロックする。(※10)
飲料として販売されているものの中の成分として、果糖ブドウ糖液糖があるが、これは毒物である。

https://mana-planet.com/hfcs-2020nov/(「manalog」)

ハチミツとビタミンB3、サイモクワイノンの同時摂取は、コロナ病に効果を発揮する。(※11)

(今回は以前と違って、※印を使い、引用文を末尾に記しました。専門的すぎるものは誰も読んでくれないので。笑。「免疫について」シリーズは、この方式に改めようと思っています。これは、みなさんの役に立つと思いますよ、ホント。)
(それから、以前、毒ワクチンで体がおかしくなった人にハチミツを1kgプレゼントしたのですが、本人曰く、効果があるのかわからないと。しかし、元気になって、タバコまで吸うようになりました。その後、入院して出てきません。タバコ毒で、体の免疫低下を招いたのだと思います。私たちの知らないうちに、体内の免疫機構は、一生懸命に毒と闘っているのですから、日常生活でいかに毒物に暴露されないかが、健康を維持する秘訣となるのがわかる事例だと思います。)



(※1)
免疫抑制とは、糖のエネルギー代謝低下によって、形態形成維持システムの中心となる白血球(食細胞)の食作用(ミトコンドリア機能)が廃絶し、「炎症ゴミ(生命場を破壊するゴミ)」が蓄積する状態を言います。免疫抑制状態では、食細胞が炎症ゴミを抱えても処理できず、過剰な炎症反応を引き起こします(食細胞死滅、炎症性サイトカインの放出)。
 食細胞が炎症ゴミを処理できない場合には、リンパ球も導入されます。その場合は、炎症がコントロールできずに慢性的なサイトカインストーム(全身の慢性炎症)へ発展することになります(急性炎症で死亡する例が、敗血症ショック)。これが感染症と呼ばれている病態やガン、神経変性疾患、自己免疫疾患の共通のベースにあります。免疫抑制状態では、当初は急性炎症が起こりませんが、最終的に中長期的に過剰な炎症を引き起こす結果に終わります。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p54)

(※2)
 今までのあらゆる感染症もそうでしたが、今回の新型コロナウイルス感染症と呼ばれている病態でも、罹患したとされる人や重症化する人たちの特徴は高齢者(特に男性)ということ以外にも、肥満、糖尿病、慢性腎不全、高血圧、心臓血管疾患、慢性呼吸器疾患などの持病を持つことでした。これらのリスク要因に共通しているのは、糖のエネルギー代謝の低下です。さらに、新型コロナウイルスと呼ばれている物質はダイレクトにミトコンドリア(電子伝達系複合体T)にダメージを与えて糖のエネルギー代謝を低下させます。
 これらの糖のエネルギー代謝低下による病態に対して、ハチミツはすでに効果があることが分かっています。また新型コロナ遺伝子ワクチンによる副作用が出やすい人の特徴として、体力の低下した高齢者(frail adults)や経済的困窮状態にあるという要因があることが観察研究によって報告されています。加齢や経済的苦境という基本的な生活環境の低下は、糖のエネルギー代謝の低下をもたらします。したがって、ハチミツのウイルス感染症なる病態やワクチンの副作用に対する効果は、あくまでも私たちの心身の糖のエネルギー代謝を高める作用によるものです。
(前掲書p44)

(※3)
実際にプーファは、新型コロナウイルス感染関連死を高める主要な要因です。新型コロナウイルス感染症の重症例で話題となった、激烈な全身の炎症を引き起こす「サイトカインストーム(cytokine storm syndrome[CSS,hypercytokinemia])」も、糖のエネルギー代謝のブロックによることが報告されています。
(前掲書p48)

(※4)
鉄過剰は、白血球の食作用をブロックして強力な免疫抑制作用をもたらすだけなく、敗血症ショックの原因であるエンドトキシンなどの毒物の産生を高めます。プーファは、オメガ3の強力な食作用ブロックおよびミトコンドリアのエネルギー代謝を阻害することで、鉄と同等の免疫抑制作用をもたらします。新型コロナウイルスもプーファや鉄と同様にミトコンドリアにダメージを与えて免疫抑制を引き起こします。
(前掲書p55)

(※5)
2021年の疫学的調査で、1560人(平均年齢15歳)の学生を対象にして、新型コロナウイルスの抗体の有無と「ロングコビット(Long-COVID19)」の関連が調べられています。その結果、抗体の有無にかかわらず、症状の出現に差はありませんでした。つまり、新型コロナに罹患していようが、いまいが「ロングコビット(Long-COVID19)」の症状が出現したということです。論文の結語でも触れられているように、この「ロングコビット(Long-COVID19)」は、実際は、長いパンデミック(フェイクパンデミック)騒動による、つまり各種の非人道的なロックダウン政策による子供の心身への悪影響(Long-Pandemic Syndrome)を反映しているに過ぎないということです。
 そのロングコビットは、「慢性疲労症候群(myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome[ME/CFS])」と同じミトコンドリアの糖のエネルギー代謝がブロックされた病態であることが報告されています。
(前掲書p52)

(※6)
 ワクチンは、遺伝子ワクチンでなくとも免疫抑制をもたらす成分(ホルムアルデヒド、重金属、ナノ粒子、ポリソルベートなど)が詰まっています。特に遺伝子ワクチンの主成分はナノ粒子です。ナノ粒子そのものが白血球(食細胞)の食作用をブロックあるいは過剰刺激することで、最終的に強い免疫抑制作用をもたらします。ナノ粒子のサイズが小さくなるほど、この免疫抑制の作用が強くなります。その一つの理由として、粒子サイズが小さくなることで、表面積が大きくなり、金属などがイオンとして流出しやすくなることが挙げられます。実際に鉄や銀などのナノ粒子は、致命的な炎症やアナフィラキシーショックを引き起こします。
(前掲書p63)

(※7)
 なんと遺伝子ワクチンを大量生産しているファイザー自身が臨床試験のプロトコールに「遺伝子ワクチン接種者に近づかないように」と記載しています。具体的には、ファイザーの新型コロナ遺伝子ワクチンを接種していない女性が、接種している女性の皮膚に直接触れる、あるいは近くで空気を吸うと、その女性が妊娠している場合には、
 ●流産
 ●早産
 ●赤ちゃんに母乳を与えることで赤ちゃんにダメージを及ぼす
 ●生まれた赤ちゃんに脳のダメージが起こる
ということが記載されています(プロトコールのp67の「8.3.5. Exposeure During Pregnancy or Breastfeeding,and Occupational Exposure」)
 さらに、「ファイザーの新型コロナ遺伝子ワクチンを接種していない男性が、接種している女性の皮膚に直接触れる、あるいは近くで空気を吸うと、その男性に感染する。そして、その男性が妻と性交渉を持つと、その妻が感染するので、子供をもうけないようにすべきである」と記載しています。製薬会社や研究者の一部が、ワクチン接種者からのエクソソーム(スパイクタンパク質や毒性のナノ粒子などを含む)が放出されることを知っていなければ、このような記載はあるはずがありません。
 これはワクチンのみならず、プーファ、エストロゲン、農薬や鉄剤などの毒性物質を慢性的に摂取している人にも同様のことが言えます。したがって、この場合の“感染”とは、病原体なるものがなくても、毒性物質によって炎症が引き起こされれば、細胞が破壊されて放出される細胞内成分(ダメージ関連分子パターン[damage-associated molecular patterns(DAMPs)])に暴露することでもドミノ倒しに炎症が起こり、“感染症の病態”(発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感、鼻水、咳など)になります。
 細胞内に入ってきた毒性物質の処理方法として、私たちの細胞はその一部をエクソソーム(exosome)という細胞外小胞として細胞外へ排出します。これが全身の血液を循環します。したがって、病態の人に近づいたり、密に接触したりすると、放出されたエクソソームに暴露するということです。ちなみに、新型コロナウイルスなる人工ウイルス感染に関しても、人工ウイルス(新型コロナのRNA)が含まれるエクソソームに暴露することで感染が成立します。遺伝子ワクチン接種者であっても、日常的に環境中のスパイクタンパク質などを含んだエクソソームに暴露することから、あらゆる病態に陥ることは避けられません。もちろん、こちらの糖のエネルギー代謝が回っていれば、これらの毒性物質を含んだエクソソームに暴露しても炎症を引き起こすことなく処理できます。
(前掲書p75)

(※8)
 新型コロナウイルスを含めたあらゆる感染症や遺伝子ワクチンの有害事象には、糖のエネルギー代謝を高めて免疫抑制を解除するしか近道はありません。フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)のコンビネーションであるハチミツやショ糖は、そのままで糖のエネルギー代謝を高めます。具体的には、糖のエネルギー代謝でミトコンドリアに入る関門となっているピルビン酸脱水素酵素(pyruvate dehydrogenase[PDH])があります。この酵素が働くことではじめて、糖から取り出した電子がミトコンドリアでエネルギー(ATP)と二酸化炭素に変換することが可能になります。フルクトース(果糖)は、このピルビン酸脱水素酵素(PDH)を活性化することで、糖のエネルギー代謝を促進するのです。
 グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、マウスの敗血症モデルで、糖のエネルギー代謝を回復させて、活性酸素種の発生を抑えることが報告されています。ウイルス感染と呼ばれている病態も糖のエネルギー代謝障害(特にミトコンドリアがターゲット)がその本態であり、糖のエネルギーを回復することがウイルス感染の根本的治療であることが示されています。逆にケトン食などの糖質制限食では、ミトコンドリアの機能不全が起こるため、糖のエネルギー代謝が低下します。
 さらに、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、臨床試験(健康人に静脈内投与)で糖のエネルギー代謝を高めて、脂肪のエネルギー代謝を低下させることが示されています。脂肪のエネルギー代謝は、あらゆる慢性病の病態を作ります。今回の新型コロナウイルス感染症のリスク要因で繰り返し論文掲載されているものは、肥満、糖尿病などのメタボリック・シンドロームの存在です。これらのメタボリック・シンドロームの根本的解決も糖のエネルギー代謝を回すハチミツ、ショ糖、フルーツなどの良質な糖質の摂取です。
(前掲書p104)
ハチミツやショ糖(いずれもフルクトース+グルコース)は、白血球の食作用を高めることやストレスホルモンを抑えることで、遺伝子ワクチンやあらゆる慢性病の病態の基礎となっている免疫抑制を解除する作用があるのです。
(前掲書p111)
遺伝子ワクチンに限らず、ワクチンには成分表示されていない物質も多く、また製造過程での異物混入もあるため、実際は何にアレルギー反応が起こっているかは知る由もありません。しかし、遺伝子ワクチンが毒性物質の塊である以上、何らかの排出症状の一つとして、アナフィラキシー反応が一定数起こることは避けられません。
 それ以外にも、私たち宿主側にもアレルギーやアナフィラキシーを引き起こす重要な問題があります。
それは、ズバリ低血糖です。低血糖は炎症を加速し、アレルギーやアナフィラキシーショックを誘発します。グルコースやフルクトースの投与による血糖値上昇自体がこのアレルギー反応を抑えるのです。さらに、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑えて過剰なアレルギー、炎症反応を鎮めます。2021年に報告されたストレスモデルのラットの実験では、高フルクトース食を与えると、ストレスによる炎症(TNF-αの抑制)だけでなく、肝臓の脂肪蓄積も抑える結果が出ています。
 また、プーファの脂質過酸化物は、アナフィラキシーを誘発・増強します。
(前掲書p123)

(※9)
 何より低血糖および炎症そのものが血栓を引き起こすことをほとんどの専門家がしりません。
実際に血糖値が急に100mg/dlを切ると心臓虚血発作が起こります。ハチミツなどの糖質によって糖のエネルギー代謝を高めると、二酸化炭素が大量に産生されます。その二酸化炭素は血栓傾向になった血管を拡張して循環を良くし、乳酸や炎症性物質の発生を抑えることで血栓の原因となる炎症を止めます。
(前掲書p129)

(※10)
 鉄の体内の蓄積は、思春期以降に男女とも高まります。男性では総じて女性よりも4.6倍程度の鉄の蓄積量があります。これが、男性が女性よりも寿命が短い最大の理由です。女性では、閉経までは生理の間に鉄を排出することができます。しかし、女性でも閉経以降は、鉄の蓄積量がアップします。高齢者では、女性でも新型コロナ遺伝子ワクチンの副作用が多いのも、この鉄の蓄積量が若い頃よりもアップしているからです。したがって、体内に蓄積する鉄が多い人ほど、この新型コロナ遺伝子ワクチンの致命的な副作用(血栓症や炎症、例えば脳血栓、心筋梗塞、心筋炎、膵炎など)に見舞われることになります。
 グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)は、鉄イオン(ferrous iron,Fe(
2+)と結合することで、炎症を抑え、神経変性炎症を予防することが分かっています。フルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)には、鉄のフェントン反応で生じたハイドロキシラジカル(プーファから猛毒のアルデヒドを発生させる)を消去する作用がありますが、グルコース、フルクトースの代謝産物(Fructose-1,6-bisphosphate[FBP],fructose 1,6 diphosphate)はさらにその効果が高いことが認められています。この最大の感染症や慢性病の主因の一つである鉄は、体内でフリーの状態にすることほど危険なことはありません。フルクトース、グルコースのコンビネーションであるハチミツは、そのフリーの鉄をキレートし、かつ鉄とプーファによる脂質か酸化反応を抑えて感染症及びワクチンの副作用を軽減する作用があるのです。
(前掲書p115)
 エンドトキシン血症は、小腸内の腸粘膜にダメージが及び(リーキーガット、leaky gut)腸内のバクテリア(あるいはバクテリアから放出されるエンドトキシン)が血液中に入ること(bacterial translication)が主要な原因です。ハチミツには、このバクテリアが小腸から血液内に入るのを防ぐ効果があります。
 その他、糖のエネルギー代謝を回すビタミンB1、プレグネロロン、プロゲステロンなどもエンドトキシンによる炎症をブロックします。
(前掲書p118)
遺伝子ワクチンによる血栓症の一つの原因として、血小板活性化因子(platelet-activating factor[PAF])を誘導することが報告されています。ハチミツは、新型コロナウイルス感染や遺伝子ワクチンの血栓に対して、血小板活性化因子(PAF)をブロックすることで抗血栓作用を持ちます。ちなみに、アナフィラキシーに関与する肥満細胞などの脱顆粒でも血小板活性化因子(PAF)が放出されます。したがって、脱顆粒を抑える糖質は、同時に血栓形成を抑えるのです。
 鉄の過剰でも血栓傾向になります。鉄による炎症によって、血管内皮細胞に「組織因子(tissue factor[TF/CD142/coagulation factor V])という血液擬固系を促進するタンパク質が発現することが指摘されています。
 さらに、血液中のフリーの鉄は、パラフィブリン(parafibrin、血栓の主成分であるフィブリンと同じ成分)という難溶解性の物質を形成し、血管の壁に付着させて血栓の原因になります。そして、血液中のフリーの鉄は、ハイドロキシラジカルという最も反応性の高い活性酸素種を発生させることで、フィブリンという血栓の主成分を作り出します。ハチミツやショ糖などの糖質は、前述したように鉄をキレートし、鉄とプーファによる脂質過酸化反応を抑えることで、同時に血栓を予防します。
(前掲書p128)

(※11)
2021年の報告では、ミトコンドリアの電子伝達系の複合体Iの障害(スパイクタンパク質や脂質のエネルギー代謝で起こる)による活性酸素種過剰発生に対して、グルコースとビタミンB3(ナイアシノマイド)が有効であったことが報告されています。ビタミンB3はピルビン酸脱水素酵素を活性化して、糖のエネルギー代謝を回す物質です。
(前掲書p110)
 ハーブのブラッククミン(black cumin,Nigella sativa L.)の主成分であるサイモクワイノン(thymoquinone,チモキノン)は細胞の電子過剰による過剰な活性酸素発生から鉄によるプーファの脂質過酸化反応を防ぐ酸化物質で、ミトコンドリアの電子伝達系で電子のリレーに使用されています。ハチミツの主成分であるフルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)は、もちろん糖のエネルギー代謝を回す酸化物質です。このように酸化物質とは、本来糖質からの電子を細胞内からミトコンドリアでリレーしていくのに必須の電子受容体なのです。
 残念ながら、サイモクワイノンを現代医学では、その逆の抗酸化物質と誤解しています。抗酸化物質は、電子供与体(electron donor)という電子を与える性質を持っています。しかし、サイモクワイノンなどの酸化物質はその逆の電子受容体(electon donor)という電子を受け取る性質を持っています。ちなみに、現代医学および一般の健康ポップカルチャーでは、活性酸素種(ROS)、アルデヒド(プーファから形成される過酸化脂質)や重金属類を酸化物質と誤解しています。厳密には、活性酸素種、アルデヒドや重金属類は、強引に他の物質から電子を奪う(ekectron depriver)性質を持っているのであり、糖のエネルギー代謝における電子の受け渡しで電子を受け取る酸化物質とは異なるものです。強引にある分子から電子を奪う過程で、その物質は変性していきます。この変性した物質が炎症の火種(炎症ゴミ)になるのです。
 サイモクワイノンは、危険な細胞内電子を受け取って無毒化します。一つの電子を受け取るとセミクワイノン(semiquinone,セミキノン)となり、さらにもう一つの電子を受け取るとサイモハイドロクワイノン(thymohydroquinone,チモヒドロキノン)に変化します。抗酸化物質というのは、この電子で充満しているサイモハイドロクワイノンであり、これはサイモクワイノンの正反対の電子供与体となります。
 2020年4月30日〜7月29日まで、新型コロナウイルス感染症の中等〜重症者303人を対象にして、ハチミツとサイモクワイノンを含むブッラククミンのコンビネーションを投与したランダム化対照臨床試験(RCT)を行った結果が報告されています。
 ハチミツは体重1kgあたり1g/日、ブラッククミンは体重1kgあたり80mg/日を13日間にわたって投与しています。その結果、プラセボのグループと比較して、ハチミツ+ブラッククミン投与のグループでは、重症の感染症の死亡率が4倍低下しました。また、中等度〜重症の人に対して、ハチミツ+ブラッククミン投与のグループではプラセボのグループと比較して、2倍早く症状の軽減が認められています。また重症の人に対して、大幅に退院率を高める結果も出ています。このようにハチミツに糖のエネルギー代謝を高める酸化物質を加えると、より早く感染症と呼ばれる病態(免疫抑制状態)が改善するのです。
(前掲書p137)
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2022年04月15日

プーファフリーの実力 3

こんばんは。

病院代の支払いのことを少し書いたが、先代は、入院先から帰ってきて、自宅療養している。
入院中の食事のことで、病院の先生に、「揚げ物はやめた方がいいよ」と言ったら、「病院に従ってもらいます」だって。
帰ってきたとき、まだ足がむくんでいて、押したり強く触ったりすると痛がっていた。
しかし、私のプーファ・フリーの食事をしていると、何と!むくみが治ったではないか!
足の色も普通の色に戻り、明らかに健康な足に戻った。
これには、私も父もビックリ!
病院食からプーファ・フリーにしただけ。
ということは、やっぱり、プーファは、体の中で炎症を起こしているのだろう。
そうでなければ、治った理由がわからない。
処方されていたむくみを取る薬は、すでにカットしている。
それでもむくまない。
要らない薬は毒なのだ。

恣意型コロナ病の初期の段階で、すでにプーファ・フリーが、コロナ病に効果があることがわかっている。
これは、「ウイルスは存在しない!」上巻のp89から、「18 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症化の原因」に書いてある。
一部引用する。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例で起こる多臓器不全(multisystem organ failure:MSOF)は、リポリシス(脂肪分解)による遊離プーファで引き起こされる脂肪毒性急性膵炎(lipotoxic acute pancreatitis:AP)に病態が酷似していることを指摘されています。肺障害などもリポリシスによる不飽和脂肪酸によって引き起こされます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症例で起こる急性呼吸促迫症候群(ARDS)では、血液中のプーファ濃度が高くなり、且つプーファの脂質過酸化反応による過酸化脂質(アルデヒド)が増加していることが分かっています。血液中のプーファ濃度が急性呼吸促迫症候群(ARDS)を起こす予測因子になります。血液中のプーファ濃度を低下させると、肺障害が軽減します。
(中略)
 新型コロナウイルスの設計は、私たちのストレスシステムであるレニン−アンジオテンシン−アルドステロン系(RAA system)を刺激することですが、これによってリポリシスが促進されることが、新型コロナウイルス感染症と呼ばれる病態の重症化の最大の原因です。このときに、リポリシスが起きても、プーファの蓄積の少ない人(=糖のエネルギー代謝が回っている人)ではほとんど影響はありません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化の原因は、外来の得体の知れない病原体(germ theory)にあるのではなく、私たちの日常の食事や生活習慣にあることが明らかにされているのです。
(「ウイルスは存在しない!」上巻p89〜94)


それでも、私の花粉症までは、治らなかった(泣)。
posted by T.Sasaki at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月28日

プーファ・フリーの実力 2

3回目、こんばんは。

プーファ・フリーの実力」について、ちょっと書き足しておく。
プーファ・フリーと言っても、完璧ではない。
意識して、天ぷら、から揚げ類を一切絶ち、その他のプーファも意識して抜いた。
誰かと会食した場合や誰かが差し入れた場合は、プーファも食べた。
大事なのは、スーパーなどで買い物をするときに、意識すること。

崎谷先生によれば、現代人は、プーファの蓄積量が過大だという。
それにより、免疫力の低下を招き、どうでもいいような感染症にかかってしまう。
仮にかかっても、ちゃんとした免疫力を持っていれば、治癒する。

誰もが風邪くらいで、いちいち病院には行かない。
「お前からうつった」と言っても、「それは自分の体力がないからだろう。あの人は風邪ひかないよ」という会話は普通だったのだ。
それでも、風邪が原因で体調を崩し、亡くなる人は、昔からたくさんいた。
風邪は万病の元というのは、そこからきているのだろう。
最終的には、どの病気も、自身の免疫力にかかっている。

つなぎ温泉へ行ったことは、すでに書いたが、温泉街の大きなホテルは、パート労働者に支えられてやってきた。
現在は休館が多くなり、彼女たちは、どうしているのだろう。
花巻温泉の国際興行経営の4つのホテルのうち、3つが休館しているという話を聞いた。
今まで支えてきたホテル従業員はどうしているのだろう。

心ある有志の医師たちは、第5類感染症程度にすべき、と主張してきた。
しかし、その声は無視された。
社会の失業者をたくさん生み、効果のない有害なワクチンを全国民の8割に打った、という責任は、真実を見抜こうとしない医療業界と政治家にある。
今さら、その罪を彼らが認めることはないだろうが。

最初から、恣意型コロナ病に関して、異議を唱えてきた崎谷先生には非常に感謝する。
私は、彼の著作に救われた。
そして、素直に、崎谷先生にお礼のメールをした。
直接はできないが、間接的に伝えてもらった。
やっぱり、良いことをしてもらったり、教えてもらったら、お礼をするべきだ。
気分がスッキリしていい。

posted by T.Sasaki at 19:11| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月20日

プーファ・フリーの実力

こんばんは。

プーファ・フリー」を書いたあたりから、私は、自分の体を使った人体実験として、プーファ・フリーを実行している。
7月から始めたとして、7ヶ月経った。
ここで効果を実感している。
体の疲労感が、若い頃に似ている。
若返った感じだ。
近年は朝起きても疲労感があり、さすがに年を自覚したが、最近は、朝もスッキリしていて、寝不足でもない限り、疲労感はほぼ残っていない。
プーファ・フリーは、すごい。

そして、それは、数値にも表れた。
体脂肪率と内臓脂肪である。

今からちょうど10年前、震災後、体脂肪率を計れるタニタの体重計を買った。
その時、半年くらい、真面目に計ったデータある。
半年計って、大して変わらないものだなあ、と当時は思い、面白くないので計るのをやめた。
忙しく仕事をしても、体脂肪率は一番下がった時で18.3%、内臓脂肪レベルが9.0であった。
自分の体質なのか、とあきらめていた。

ところが、10年ぶりに引っ張り出して計ったら、何と、体脂肪率が14.3%、内臓脂肪レベルが8.0まで下がっていた。
驚きのあまり、また計ってみたが、ほぼ同じだった。

仕事量を10年前と比較すれば、比較にならないほどやっていない。
それにもかかわらず、体脂肪率が下がる、ということは、明らかに食生活に問題があったのだ。
私の場合、本当に体が若返った感じがする。
自分でも信じられない。

ついでに、胸焼け、つまり、逆流性食道炎も、もしかしたら克服できるかもしれない。
今まで2日に1錠飲んでいたものが(通常毎日飲む)、4日か5日に1錠でよくなった。

おそらく、免疫力もアップしただろう。
これで、恣意型コロナ病と、堂々と対決できる。

東京に行ってこようかな。

「プーファフリーであなたはよみがえる!」を書いた崎谷先生には、感謝しかない。
私は、崎谷先生を信じることにする。

ウイルスは、存在しないのだ!
posted by T.Sasaki at 18:52| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月24日

ダイエットの方法

4回目、こんにちは。

先日、「自覚症状のない全身炎症について」を書き、脂肪分解(リポリシス)は、体内にいろいろな悪影響を増やす、ということを紹介したが、じゃあ、太ってしまった人はどうするのか、ということを考えてみる。

「脂肪分解は悪」というと、太った人は、ダイエットすらできず、もう末期的という話になってしまう。
しかし、体内で、脂肪分解をすれば、確実に病気になるというわけではない。
ダイエット行為(糖質制限、運動による脂肪分解)をやれば、自覚しなくとも、体内には炎症が起きている。
ある程度、炎症が起こっても、もちろん、体力がある健康な状態では、抗炎症作用も働くから、病気にならない。
しかし、長期間やれば、徐々に抗炎症作用も弱くなり、いずれ病気になる。
だから、ある程度の期間、ダイエットをやり、あとは、普通の食生活に戻し、その後また、ダイエット行為をする。
これを繰り返して、減量する。
普通の食生活といっても、過食をしないプーファ・フリーが前提である。

私は太っていないから、実践できないが、何だか太ってしまった人がかわいそうなので、考えてみた。
このことは、「脂肪分解は悪」とした崎谷先生の本には、書いていない。
posted by T.Sasaki at 11:07| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月17日

自覚症状のない全身炎症について

4回目。

ブックマークしよう」のリンク先の著者、崎谷先生の書いた医学パラダイムシフトの本を、その後、結局、4冊読んだ。

「プーファ」フリーであなたはよみがえる!
ガンは安心させてあげなさい
新・免疫革命
慢性病は現代食から


それでは、この4冊の大雑把な要約。

人間のエネルギー源は、糖質。
特に、脳には、糖質が最も必要とされている。
しかし、脂肪もエネルギー源になる。
つまり、人間を動かしているのは、糖のエネルギー代謝と脂肪のエネルギー代謝の二つがある。
糖のエネルギー代謝が回っている時には、脂肪のエネルギー代謝は回らず、逆に、脂肪のエネルギー代謝が回っている時には、糖のエネルギー代謝は回らない。
これを、ランドル効果という。

糖のエネルギー代謝が正常である場合を、健康の場であるヘルスネス・フィールドとし、一方の脂肪サイクルは、病気の場であるシックネス・フィールドとしている。
なぜ、そうなのか、というと、脂肪のエネルギー代謝による脂肪分解(リポリシス)で、血液中へ遊離脂肪酸が入り、それが各臓器や脳にまで脂肪蓄積を起こす。
脂肪分解は、全身炎症を起こす。
結局は、この自覚しない炎症により、体内は病気の場となり、それが進行し、自覚症状や検査により、病気が発覚する。
発展形が、がんの場である、キャンサー・フィールドとなる。

ここで、ヘルスネス・フィールドとシックネス・フィールドという言葉が出てきたが、これが重要。

ヘルパーT細胞から放出される様々なサイトカインという物質も、“場”によって炎症・抗炎症のいずれにも作用します。サイトカインは炎症に関わる細胞の分泌する物質というイメージが強いですが、元々は胎生早期の器官形成に必須の物質です。
(「新・免疫革命」p48)


これは、ほんの一部の例であるが、炎症に関わる物質のほとんど(抗がん剤やその他の製剤も同じ)は、健康状態、すなわち、“場”、ヘルスネス・フィールドであるか、それとも、シックネス・フィールドであるか、によって、炎症にも、抗炎症にも作用する、ということ。
健康状態が悪い場合、本来なら、体内の抗炎症物質も炎症作用を起こしてしまい、がんになった場合、進行してしまう現象にもなる。
逆に、がんになっても、自然に治る場合があるのは、体が、ヘルスネス・フィールド、健康の場になり、免疫が正常に働くようになるからだったのである。

今流行りの恣意型コロナ病も、重症化するのは、全身で抗炎症作用が炎症作用へと変化し、結局は、免疫の暴走、つまり、サイトカイン・ストームが起きるということ。
したがって、通常の病気にならない体を、自分で準備しておけば、あまり心配する病気ではない。
通常の糖のエネルギー代謝、エネルギー変換を保っていれば、少々の病気は撃退できる、ということである。

脂肪が蓄積する最大の原因は、プーファの摂取であり、プーファの蓄積は、シックネス・フィールドを作る。
また、プーファの摂取により、リッキーガット(小腸の透過性亢進あるいは腸管漏出症候群)という腸のバリア破壊が起きる。

せっかく、ここでリッキーガットを紹介したから、リッキーガットの原因物質として特定されているものも書いておく。
それは、乳化剤(界面活性剤)。
砂糖の入った缶コーヒーの使用成分をまずは見てほしい。
必ず、乳化剤が書いてある。
それだけではない。
スーパーやコンビニへ行って、洋菓子を見てほしい。
それにも、ほぼ必ず書いてある。
腸内環境を悪くする物質として、増粘剤、というものもある。
これも、スーバーやコンビニの総菜や洋菓子類には、だいたい書いてある。

プーファの話に戻るが、プーファに鉄分を一緒に摂取すると、炎症の効果は強烈になり、これにビタミンCを加えれば、最悪なのだそうだ。

これらを知ってから、コーヒーはブラックのみを飲むようになった。
確かに、乳化剤の入っていないコーヒーを飲みはじめたら、腸の調子がいいし、甘いもの大好き人間も、和菓子のみ(乳化剤、増粘剤フリー)を食べるようになったら、ますます調子がいい。

プーファ、乳化剤と増粘剤が入らない食品を探すほうが大変だ。
だから、これらを完璧に食べないわけにはいかないが、しかし、意識して食べない工夫をすれば、体の調子がいいように感じるし、太らなくなった。
ただいま、実践中。

コロナ病など、気にしない。
イスラエルでは、4回目のワクチン接種もやるそうだ。

https://www.asahi.com/amp/articles/ASP9G5K57P9GUHBI00B.html(「朝日新聞デジタル

もうお笑いだ。
効かないワクチンを、あと5回ぐらい打って、それから、あとどうなるのか。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294307(「日刊ゲンダイDIGITAL
https://article.auone.jp/detail/1/2/2/100_2_r_20210916_1631736231801264(「au Web ポータル

みなさんも、あと5回ぐらいは、打ってください。
posted by T.Sasaki at 17:31| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月14日

プーファ・フリー

こんにちは。

私は、自分が騙されてきたことに、非常にがっかりしている。
世の中、こんなものなのだろうか。

「プーファ」

鍵はプーファだ。

 私は、知らない、いや知ろうとさえしないという怠慢がどれほどの惨事を招いているのかをプーファを通して改めて自覚しました。
 一度プーファが脳(身体全体)に蓄積すると直感や知能そのものが低下するため、さらに「知ろうとさえしない」に拍車がかかります。こうなると「感じる、考える、そして行動する」という人間誰しもが持っている最大の能力が失われます。この状態はまさに多国籍企業の思う壺です。
 彼らは、現代医学の現状を上から眺めてさぞかし笑いをこらえていることでしょう。プーファの販促戦略にさらに弾みがつき、悪循環になります。
(「プーファフリーであなたはよみがえる!」p156)


今まで、私は、プーファが好きであった。
病院に行くと、プーファの宣伝ポスターまである。
喜んで食べていた。
しかし、それは、大ウソだったのだ。

私としても、同業者としても、関連業者にしても、プーファに関することは、あまりに利害が大きすぎる。
だから、ここで詳しく書くわけにはいかない。
しかし、自分のため、ひいては、みんなのため、という想いがあるならば、「プーファフリーであなたはよみがえる!」を読んでみてほしい。
プーファは、たばこや酒と同じ、嗜好品の部類に入り、決して、必要なものではない。

プーファは、自分の体を弱くする。
記憶力が悪くなり、体のあちこちが痛くなるのは加齢のせいだと思っていたが、考えてみると、震災後、少々自棄になった時期、プーファをたくさん食べるようになった。
もしかしたら、プーファが原因かもしれない。
私も今から、もちろん完全ではないが、プーファフリーをやっていこうと思っている。

なぜ、こんなにプーファまみれになったのか。
そこが大きな問題なのである。
これは、恣意型コロナ病にもつながっていく。
posted by T.Sasaki at 15:55| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月29日

恣意型コロナ病、その後

こんにちは。

今流行りの新型コロナ病、これ、本当に流行っているのか、少なくとも、新潟ではそうではない。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210528/1030016987.html(「NHK NEWS WEB」)

新潟市は、東北に諸都市に比べれば大都会だが、それでも、毎日1桁の新規感染者しか出ていない。
もし、普通コロナ病やインフルエンザなら、問題も何もない。
しかし、D親分の話では、佐渡から新潟へ行こうとすると、「帰って来るな!」と言われるから、行けないのだそうだ。
まるで、エボラ病みたいの感染現場みたいである。

暇な時にブックマークしておいたデータがある。
昨年の1月から9月まで、つまり、すでに、新型コロナ病が出現してから、肺炎の死亡者は1万人以上減少している。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG228660S1A220C2000000/(「日本経済新聞」)

一方、新型コロナ病の死者は、1500人とされている。
医療現場が、いかに必死で肺炎患者を助けようとしたのかがわかる。
新型コロナ以前だと、高齢患者が肺炎になると、看取って終わっていたのだから。(「新型コロナ病の結論」参照)

そして、料理の鉄人が亡くなった話があった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc610a6564aaefcd1e41853e0e2936b45d8570a2(「Yahoo!ニュース」)

医者の命の選別のことを書いているが、医者にすれば、昔からやってきたことで、今さら何を、という感じである。
以前なら看取って終わりの患者を、無理やり治そうとするから、医療現場に非常に負担がかかる。
防護服をつけて、一人の患者に対し、たくさんの医療スタッフを費やす。
これなら、医療崩壊してしまうのは当然だ。

テレビで、マスクをする場合としない場合、飛沫拡散の映像をよく見せられる。
濃い部分が消滅していく映像を見て、いつも不思議に思うのだが、濃い部分がなくなっても、飛沫はなくなるわけではない。
その飛沫は、しばらくは空気中を漂って、いずれ、落下するか、その辺にくっつくのだろう。
なくなるわけではない。
ここで、ちょっと古いリンクを示すが、卓見だと思う。
マスクに意味はない。

https://president.jp/articles/amp/36955(「プレジデントオンライン」)

私もマスクなどしたくないが、店にはいった時、他の人たちから白い目で見られるから、しかたなくする。
いつだったか、宮古市の有名飲食店で、年寄りに睨まれた。

この最後に、卵や牛乳、肉、魚、野菜、そして、睡眠が最も重要である、と結んでいる。
普通の健康法であり、したがって、普通の病気なのである。

題名に「恣意型コロナ病、その後」と書いたのは、「新型」を打ち間違ったら、「恣意型」と変換されたので、「お〜、確かに恣意型だ」と思い、恣意型コロナ病にした。
これからは、恣意型でいく(笑)。
posted by T.Sasaki at 10:53| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月02日

10日ほどで消滅する新型コロナウイルス

こんばんは。

いじめパンデミック」で、書き忘れたもの。
新型コロナ病に関わった当事者2名の話から。

まずは、無症状感染者の話。
PCR検査は、市中感染で疑いのある人を検査するのには、適した方法のようだが、感染者が隔離施設から出てくる場合の検査では、信用できないのだそうだ。
検査して感染者として確定していから、たとえば、5日後に検査して、陰性であっても、それは信用できないと。
新型コロナのウイルスは、健常者なら、10日ほどで勝手に消滅するらしい。
だから、2週間じっとしていて、症状がでなければ、ウイルスは消滅したと判断され、PCR検査も必要ないようだ。

次に、濃厚接触者の話。
祖母が感染して、その状態で運転手をやった人は感染しなかったが、濃厚接触者となる。
濃厚接触者で、PCR検査で陰性でも、やはり2週間は、外出や他人との接触をしないで過ごす。
その間、無症状であれば、PCR検査もせずに、無事、解放となる。
彼の話では、祖母の行ったところには、新型コロナの感染者が一人もいなかった。
実際、祖母と接触した人以外、誰も出てこない。
ということは、無症状感染者がどこかにいて、偶然、ウイルスをもらったことになる。
しかし、その無症状感染者の体内には、10日後には、ほぼウイルスは残っていないのだから、確定しようがない。

以上のことを考えると、無症状感染者が、他の人々にウイルスをうつして感染させたとしても、その人たちでさえ、無症状で治ってしまったならば、追跡することはできない。
人口密度の高い都会は、そうやって、無症状感染者は減ることはないだろう。
ワクチンを接種したとしても、100%ではないというから、ウイルスは完全に消滅することはない。

旧型コロナ、いわゆる普通の風邪のウイルスで、無症状感染者などという定義は聞いたことがない。
そんなもの、保健所でも、バカくさくて追跡しなかっただろう。
「風邪は万病の元」とはよく言われたものだが、新型コロナ病は、他の疾患のある人を余計に悪くするから、やはり、風邪の一種であり、万病の元ということか。

それにしても、初期の集団感染、新型コロナ培養船となったダイヤモンド・プリンセス号のデータは、貴重ではないのか。
あれだけ密閉空間にいて、しかも乗船者の年齢は、比較的高い人たちであっただろう。
それでも、やはり感染しない人もいたのだ。
その違いは、どこにあるのか。
サイトカインストームが起こる場合とそうでない場合も含めて、これらの違いがわかってくれば、たぶん、社会的に克服できると思う。
ただ単に、自粛せよ、では、新型コロナ病は克服できない。
上述のように、消えては発生する無症状感染で、ウイルスは消滅しないのだから。

やはり、1年で、何も進歩していない。

自分で免疫力を高めて、ウイルスを防御するしかない。

posted by T.Sasaki at 21:30| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月01日

コロナ専門施設と自動化

こんばんは。

いじめパンデミック」を書いたあと、今日、副島先生のところの「重たい掲示板」で、気の利いたお医者さんが投稿している([3023]ワクチンについて他)。

COVID19感染症は、インフルエンザやただの風邪ではありません

新型コロナは、もうさんの言う「根絶を目指した2類感染症」なのかどうか、位置づけが難しいように思う。
私は「重い風邪」と書いてしまったが(「重い風邪」か「悪い風邪」でいいと思うが)。

ここからは、政治の話になるが、失業者を増やすような感染症ならば、なぜ、新型コロナ専門病院または、病棟を、なぜたくさん作らないのか不思議に思う。
この通り、何度もかかってしまう可能性のある新型コロナ病ならば、ずっと、私たちが死ぬまで、この病気と付き合っていかなければならないことになる。
しかも、手間のかかる病気で、医療崩壊を引き起こす。
それならば、ある程度の作業を自動化させたコロナ専門病院を、たくさん作ってもよさそうなものだが。
私が総理大臣なら、そうする。
ここのポイントは、自動化。
医師や看護師などの医療資源を無駄にしないために、ロボットを使った自動化は必須である。
そして、田舎にある余った建物、たとえば、いずれは空き家になる災害公営住宅やホテルなどを、療養施設にする。
この通り、田舎で新型コロナが出ても、人口密度が小さいから、すぐに消える。
田舎が、日本社会に貢献できるし、東日本大震災の恩返しもできるではないか。
この療養施設も、もちろん自動化できるものは、人にはやらせない。
感染防止が目的なのだから。
「北関東勤務医」さんの投稿を読んでそう思った。

私は、50歳をすぎているから、新型コロナに感染すれば、死ぬかもしれない年齢だ。
が、仮に死んでも、あまり思い残すこともない。
びっくりしたことに、5cmも身長が縮んでしまった。
十分やれるだけ仕事したんだなあ、と自覚している。
「その年で、5cmは異常じゃないの?」とは言われるが、検査をするつもりもない。
そのうち、使い物にならなくなったら、どこか山奥に行って、静かに暮らす(かな?)

「北関東勤務医」いわく、「重症化するかしないかは、正に予定説の世界です」。
つまり、感染者のうち、どんな人が重症化するのか、というのが、まったくわからない。
不明なサイトカインストームの原因(「サイトカインストーム」参照)。
これが、医師たちの悩みなのであり、わかれば、対策はすぐに立てられる。
もし、わからなければ、ダーウィンの自然淘汰に、再び戻ってしまう(まあ、それでもいいじゃないか、と私は思う)。

そうか、医学とは、ダーウィンの自然淘汰説と闘っている学問だったのか。

(この後、「重たい掲示板」では、医療関係者同士の議論が交わされている。勉強になると思いますよ、ホント)
posted by T.Sasaki at 22:24| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月27日

キラーT細胞

ふたたび、こんにちは。

ある程度、年をとってくると、自分の体のあちこちが痛くなったりする。
先日の筋肉痛なら、まだいい。
これが、がんの痛みとなると、深刻である。

がんの代表的な治療は、外科手術、化学療法(抗がん剤)、放射線治療である。
これらは、医者が、がん細胞を攻撃するものであるが、自分自身の細胞で、がん細胞を攻撃できるものもある。
それが、キラーT細胞である。

新型コロナ病の流行で、免疫のことがクローズアップされるようになったと思うが、これには、自然免疫系と獲得免疫系の二つがある。

自然免疫系
 生まれつきもっている免疫系。補体型やNK細胞、マクロファージ、顆粒球などからなる。
獲得免疫系
 いろいろな抗原に感染することで見につく免疫系。T細胞、B細胞、サイトカイン、抗体などからなる。
(「がんのプレシジョン免疫学」p16)


獲得免疫系のT細胞には、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、メモリーT細胞があり、ヘルパーT細胞がキラーT細胞にがん細胞を攻撃せよ、と指令をだし、キラーT細胞が実行する。ヘルパーT細胞とキラーT細胞の生き残りがメモリーT細胞となり、同じがんに遭遇した時、撃退する役割をする。
しかし、単純ではない。
がん細胞が、キラーT細胞の攻撃を防御するために、人間は、がんになる。
これは、免疫逃避機構の一つであり、がん細胞は手ごわい。

2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑さんは、この免疫逃避機構を打ち破る免疫チェックポイント阻害剤、具体的には、「抗PD-1抗体」を開発し、これで、キラーT細胞が、がん細胞を攻撃できるようになったのである。

しかし、その前に、がんの強固な外壁が大きな障害となる。
何事も簡単ではない。
これらを何年もかけて研究し、臨床で実践したのが、遠藤泰三先生という方である。
ファイバーブレーク治療という方法で、がんの壁を壊し、抗PD-1抗体やワクチン(ペプチドワクチン)などの薬剤を使って、キラーT細胞を活躍させる。
簡単に言えば、そういう治療法があり、これが成功している。

医学知識なので、いろいろな用語が出てくるが、前掲の「がんのプレシジョン免疫学」という本を根気強く読めば、だいたい理解できると思う。
私もこの本を読んで、人間ががんを克服できるところまできた、と実感できた。
もう、米倉涼子の「私、失敗しないので」の世界ではない。

遠藤先生の病院は、これ。

プルミエールクリニック

そして、この中に、「超高濃度ビタミンC点滴」というのが、オプションプログラムにある。

https://premiereclinic.net/cancer_outpatient.html(「プルミエールクリニック

これは、「がんになっても望みはある」で紹介した西脇俊二先生がやっている治療法である。
実のところ、これらの統合医療は、健康保険の対象にはなっていないし、したがって、生保などの医療保険でも、保険金の支払い対象になっていないかもしれない。
普通の大病院の先生たちが見放した患者を、実際に完治させているのだから、厚労省や日本医師会が、何を考えているのかわからない、と嫌味を言いたくなる。

「がんのプレシジョン免疫学」のあとがきには、次のように書いてある。
日本の国のエラい人たちのほうが、ついていけてないのだ。

 さて、時計を早回しして、5年先、10年先を見てみましょう。この頃になると、がんは今よりずっと早い段階でわかるようになっているはずです。そして、新生ペプチドワクチンは、マイクロカプセル化され、それを注射して、体の中でT細胞に組入れる、ということが、できるようになるでしょう。すなわち、患者さんの体の調子がよく、がんがまだ小さい早い時期であれば、世界中のどこの病院でも、このカプセル入りのワクチンを注射して、あとは抗PD-1抗体薬や抗CTLA-4抗体を投与するだけですむ、ということです。こういう治療を3回もすれば、がんが消える。そんな時代が、必ずくると思います。
(前掲書p148)


最後に、免疫の話に戻るが、免疫力が弱くなると、体内は酸化し、ますます免疫力は弱くなる。
がん患者の容体が悪くなると、体内は酸化して免疫力が弱くなり、肺炎にかかりやすくなるのだそうだ。
つまり、流行中の新型コロナ病が、肺炎に行くつく原因は、免疫力にヒントがあるのではないか、ということを想起させる。
サイトカイン(これも免疫系)の暴走も、通常の免疫力の低下によって、引き起こされるのではないか、と素人ながら思ってしまう。
もし、新型コロナ病が単なる少し重い風邪で、肺炎の原因が免疫力の低下に原因があるならば、経済の社会的損失は、あまりに大きい。

それから、みなさんに、もう一つ。
体温は、高いほど免疫力が強くなる。

 免疫細胞治療は、体内の循環機能の悪化や活性酸素の過多、低体温などによって効きにくくなってしまいますが、とくにその治療効果と体温との相関関係は高く、例えば体温35℃の人よりも36℃の人のほうが、高い効き目が現れることが多いのです。これは免疫細胞が37℃〜39℃の間が最も活性化されるからなのです。ちなみに、一般的に体温が1℃上がるごとに、リンパ球の活性度は37%上がるといわれています。
(前掲書p53)


リンパ球の細胞の一つに、T細胞があるから、体を冷やすのは良くない。
活性酸素の記述もあり、このことから、抗酸化も必要であることがわかる。
つまり、抗酸化のある食品を欠かさず、体温を低くしないこと。
これが、健康の維持に必要なことなのだろう。


posted by T.Sasaki at 11:57| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月15日

たばこ中毒は、新型コロナ予防になるという話

こんばんは。

ちょっと変な記事を読んでしまった。
たばこが、コロナの予防になるのだそうだ。

https://president.jp/articles/-/37802(「プレジデントオンライン」https://president.jp/

すでに、たばこ中毒になっている人は、新型コロナ病になる確率が、たばこを吸わない人に比べて、低い、とか。
これを書いている飯島勲氏は、これぞとばかり、嫌煙者を攻撃しているが、論文の内容がちぐはぐである。
攻撃することが目的の論文であるようだ。

たとえば、「吸わない人がコロナ予防でタバコを無理に吸ったりニコチンパッチなどを使うのはやめたほうがいい。」と書いておきながら、「副流煙の害も医学的な根拠はないという説もあるそうだ。」と書く。
それなら、「吸え」と言っているのに等しい。

そして、次のように書いている。

「タバコは百害あって一利なし」は、完全にデマなのだから撤回すべし。

これは、新型コロナに対してだけなのか、それとも、健康全体に対してのことなのか?
養老孟司・東京大学名誉教授の話を引用したりしているが、そっちのほうが信用を失う。
すべて遺伝的要因で片付けられるなら、暴飲暴食するがよい。
しかし、そういうものではないだろう。

私は、六ヶ所核燃料再処理工場の反対運動で、自分でWebで調べたり、読書したりして、いろんなことを学んだ。
結局のところ、人間の体の敵は、活性酸素の攻撃やその他あらゆる炎症なのである。
これを書き出すと、あまりに長くなるのでやめるが、活性酸素を発生させる原因を作らないこと、これが健康の維持にとって重要なことである。

ちょっとしたことで、医者の世話になったりするが、先生に質問することは重要である。
質問は積極的にやるべきだ。
がんにならないために、特に気をつけることは、できるだけ、体に炎症を起こさないこと。
炎症を起こせば、修復しようとして細胞分裂が活発になる。
そこで、異常が起これば、がん化する確率が、少なからずでてくる。

愛煙家にとって、タバコはストレス低減に確実に役立っていると思う。脳に直接作用して副作用の危険もある抗うつ剤や向精神薬よりも、タバコのほうがいい。」というのは、たばこ中毒の人がよく書くことである。
過去の著名人は、言い訳がましく書いてきた。
しかし、最初から、吸わなければいい話ではないか。
あんなもの、吸い始めから、「美味しい」という人はいない。
吸わない人に言わせれば、たばこ中毒の人の排出する副流煙は、ストレス以外の何者でもない。
ビニール袋をかぶって、全部、自分の肺に吸い込んで、100%血液の中に吸収してほしい。

こんなちぐはぐな論文を内閣参与が書いているのだから、がっかりしてしまう。
相手にするのもバカバカしい(と言いつつ相手にしている)。
posted by T.Sasaki at 18:18| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月01日

新型コロナ病の結論

ふたたび、こんにちは。

ここで書いてきたのを、後追いするような記事が出てきているのは気のせいだと思うが、まさか「MMT理論」までが出てくるとは!

https://news.livedoor.com/article/detail/18345652/(「ライブドアニュース」)

反対に、金持ちのジム・ロジャーズは、いつも逆のことを書いている。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/18268241/(「ライブドアニュース」)

それでも、東京オリンピック中止と少子化対策、移民政策と、読む価値はあるが、・・・。



コロナ病のウイルスは、全部で7つある。
一般的な風邪として、4つのコロナウイルスがあり、それから、「SARS」が出て、「MERS」、そして、今回の「SARS-CoV-2」。

https://wired.jp/2020/05/31/cross-reactive-t-cells/(「WIRED.jp」)

ここには、普通のコロナウイルスによる免疫反応が、日本で効いている可能性がある、ということらしい。
しかし、まだよくは、わかっていない。

ついでに、コロナ病に興味のある人は、こっちも読んでみて損はない。

https://wired.jp/2020/04/19/covid-19-mechanism/WIRED.jp」)

デブが重症化しやすい、ということも書かれてある。
日本人は、デブ指数が低い。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200513-00178351/(「Yahoo!ニュース」)

だから、日本人は、今回の新型コロナ病を、過度に怖がる必要はない。
これを裏付けるコロナ病に関わった医師の投稿を、ぜひぜひ、読んでほしい。
これは必読である。

まず新型コロナ感染症で人類滅亡はありません。感染力は強く、実際世界でどれだけの方が既に感染したかは解りません。感染した方の中で一部が発症して、発症すると8割は軽症、1-2割の方が中等症から重症になります。高齢者や慢性疾患の合併症があると重症化するリスクがあり、一部急速に重症化する例は人工呼吸器が必要になる程の呼吸不全に数日で進展します。そこまで行くと助かる確率は現状低いです。明らかにされた統計からも亡くなる方は80歳代中心、70代以上の方が多いです。コロナ以外の市中肺炎では、これら高齢者は人工呼吸器など使うことなく可能な範囲で治療をして治癒能力がなければ「お看取り」になる場合が殆どで年間13万人がそのように亡くなっているのですからコロナも通常の肺炎と同じ対応をすれば人工呼吸器が不足することもICUが足りなくなる事もありません。新型コロナは広い意味で悪性の風邪に過ぎません。(「副島隆彦の学問道場」「重たい掲示板」[2560]コロナショックドクトリン)

これを読むと、新型コロナ病に関して、重症患者を人工呼吸器などを使って治療する、ということが、どれほどのことなのか、理解に苦しむ。
みなさん、そう思いませんか。
逆に考えれば、年間13万人もの普通の肺炎で亡くなる人も、人工呼吸器を使って治療しなければならないことになる。
救える人を救わないと、「人でなし」という言葉が浴びせられるかもしれない。
いや、今の日本人なら、SNSを使って、「人でなし」の連呼だろう。
しかし、これに対応する医師が足りない。

この投稿を読んで、私は、世界中、とんでもないことをしているのではないか、と感じた。
自粛警察出動の自粛の嵐である。
もう返済不能の財政出動をやり、それがいつまで続くのかわからない。

過去のパンデミックの終息について、理由が不明なものも多いようだ。
自然に消えるということか。
いずれ、消え失せる。

https://toyokeizai.net/articles/amp/351092?display=b(「東洋経済オンライン」)

そして、明るいニューズ。
例のスウェーデンは、新型コロナ病を克服しつつある。
天下無敵である。
この記事も、ぜひぜひ、読んでもらいたい。
これも必読である。


https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72901(「現代ビジネス」)

岩手は、感染差ゼロであるから、免疫をもつ者もいない、ということだろう。
集団免疫など、日本でも一番遅くなる。
もし、集団免疫で、新型コロナ病を克服することになると、岩手や佐渡の感染者ゼロ、ということは、自慢でもなく、すごいことでも何でもないのである。

私は、八戸で、いつもの友だちと飲んできた。
そのうちの一人は、「コロナだろうが何だろうが、オレは、十分生きた。思い残すことはない」と言っていた。
私も同意見である。

朝から晩まで仕事をして、今回、八戸の銭湯で体重計に乗って、驚いた。
ただでさえ、痩身なのに、4キロも痩せていた。
デブの4キロ減は、大したことはないだろうが、私の4キロは、異常である。
確かに、疲れて疲れて、「やっぱり年かなあ」と思っていたが、実は、そうではなかったのだ。
確実に、オーバーワークである。
朝5時前に起きて、朝飯前仕事をして、帰って飯支度。
それを夕方7時まで繰り返すのだから、やっぱりオーバーワークである。
それを1週間はやった。
今は、体重は元に戻った。
こんな調子だから、仮に倒れても、「まあ、しかたがないか」という程度である。
新型コロナ病にかかっても、「まあ、しかたがないか」。

八戸で飲んだその友だちは、以前、いか釣りでピンチの時に乗ってくれた人である。
私より、3つぐらい年上だと思った。
彼は、昨年秋、私に、重度の風邪をうつした。
それを、乗組員にうつし、高齢の父親にもうつした。
私の父は、非常に丈夫で、普通、私が風邪をもってきても、うつったことがない。
妹も同じである。
私は弱いほうだ。
しかし、あの時は、重症だった。
呼吸していても、「ゼェゼェ」し、病院からも、肺炎予防のための抗生剤を処方されてきた。

先の医師の投稿を戻って読んでほしいい。
そこには、こう書かれてある。

Covid-19遺伝子変異の解析を科学的に行ったロンドン大学による最近の報告では2019年秋以降、世界で既にこの感染症が流行っていた(但し発生も最近である)との推測があり、日本の例から遺伝子変異解析をした報告でも昨年から流行っていたとされます。昨年暮に日本でも若い人を中心にインフルエンザ陰性の1週間続く高熱と気管支炎症状のやや重い風邪が流行し、開業医、病院の救急外来を賑わせましたが、私はこれが症状の軽いS型の新型コロナの流行であったと考えています。(「副島隆彦の学問道場」「重たい掲示板」[2560]コロナショックドクトリン)

だから、その友だちに、「あれは、きっとコロナだったんだ」という話をやり、結論は、「コロナだろうが何だろうが、オレは、十分生きた。思い残すことはない」となったのである。

人生、いつまでも死にたくない、などと言わず、一生懸命生きて自己満足し、あとは、コロナだろうが、がんだろうが、なってしまったらしかたがない、という考えを持たないと、医療をはじめとする社会システムのほうがもたないのではなないだろうか。
posted by T.Sasaki at 15:34| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月07日

サイトカインストーム

こんばんは。

「SARS corona virus 2」の治療薬が開発されるかもしれない。
北里大学などの研究グループが、中和抗体を作った。

https://www.u-presscenter.jp/2020/05/post-43626.html(「大学プレスセンター」)

それでも、まだまだ先のことだろう。
薬が開発されてから、治験が行なわれ、安全性が確認されてから、新薬承認される。
それまで、みんながご飯を食えるかどうか、の問題がある。



「SARS corona virus 2」は、突然、重症化する特質があり、朝元気でも、夕方には死んでしまった、というニュースが流れたりしている。
これは、サイトカインストームのしわざなのだそうだ。

https://gigazine.net/news/20200424-covid-19-immune-response/(「GIGAZINE」)

サイトカインストームは、他の感染症やがんなどの他の病気でも起こりうる。
今のところ、どんな患者に起こるのか、特定できない。
もう運まかせ、ということである。

重症化しやすい基礎疾患の致死率は、心臓系が10%、糖尿病で7%、呼吸系と高血圧が6%、がんで5%。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/031200170/?P=1(「ナショナルジオグラフィック日本版」)

この記事によると、アメリカでは、成人の半分近くが高血圧というから、あきれてしまう。
確かに、テレビでは、アメリカの街をデブがたくさん歩いている。
あれだもの、バッタバッタ死んでしまう。

困ったニュースもある。
「SARS corona virus 2」に対する免疫や抗体が、あまりに個人差がありすぎて、正確な判定が難しい、という話。

https://wired.jp/2020/05/05/covid-19-antibodies/(「WIRED」)

この記事には、驚くことが書いてある。
アメリカ原子力空母の艦長を解任したニュースが流れたが、その空母の感染率が17.7%で、無症状感染者がその半分。
アメリカのある刑務所で2300人の感染者がいて、2028人(95%)が無症状。
つまり、無症状が非常に多い、ということ。
それで、サイトカインストームが起これば、重症化するんだから、まさしく運しだいであり、神のみぞ知る世界である。

最近、カミュのペストなどがテレビで紹介されたりしているが、そのペストの致死率は非常に高く、ヨーロッパ人口の三分の一が死んでしまったと言われている。
医者はまったく役に立たず、感染者は、ただ死んでいった。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/042700261/?P=1(「ナショナルジオグラフィック日本版」)

致死率が低く、しかも、重症化は運まかせの感染症だから、ペストに比べれば、よほどマシである。

100年前に、スペイン風邪というインフルエンザが流行し、日本でも45万人が死んだ。
世界的にも、5000万人(いろいろ諸説がある)死んだ。
これも、サイトカインストームが起こったのではないか、と言われている。
この時でさえも、アメリカの大リーグでは、プレーをしている。
ただし、選手も審判もマスクをしていた。
面倒なので、「紙の爆弾」に載っていた写真をコピーしないが、そんなに死んでも、経済活動はやっていた(再開したのかもしれないが)。

こうなると、都会の医者たちの頑張りもほどほどにしたほうがいいと思う。
確かに、医者の本能として、患者を助けようとするのはわかるが、自身が死んでしまったら、何にもならない。
サイトカインストームが起きたら、しかたがない、という考えを持たないと、いつまでも、「医療崩壊」vs.「経済崩壊」という構図は終わらない。

新薬ができるまで、待てるのかどうか。


posted by T.Sasaki at 21:16| Comment(0) | 病を駆逐せよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

自分で治すしかない

三度、こんばんは。

毎度「SARS corona virus 2」の話。
特効薬がないから、医療現場では、対症療法が行なわれている。
解熱剤や鎮咳(ちんがい)薬などの投与薬剤が中心なのだという。

無症状感染者もいることから、いつ自分がなってもおかしくない、ということを肝に銘じておくべきである。
医療崩壊は、目に見えているから、自分に症状があらわれた場合、どうすべきか。
自分で治すしかない。
外に出ないで、薬を飲んで、美味しいものを食べて、体力をつける。

私は、魚を獲る人間だから、食べ物を生産する人種だ。
だから、休むわけにはいかないと思う。
今から、これらの薬を調べて、備蓄しておくしかない。

医療崩壊を想定して、あとは、自分に何ができるか。
海外で起こっていることを先取りして、自分で備えるべきではないだろうか。
自分の体は自分で守る。
基本である。

腹が立つことが一つある。
私は純粋だから、「岩手県はゼロ」を信じて、県内ならどこへ行ってもいいと思っている。
だから、内陸の温泉に行ってきた。
温泉で、本を読んだり、ネットを見たり、これらを書いたり(最近、長文が多いと思いませんか?)。
しかし、旅館の女将さんや給仕さんたちと話をしていると、噂には聞いていたが、どうやら、あちこちでPCR検査を断っているようだ。
みんな、「絶対に無症状感染者はいるはずだ」と思っている。
先日、訪れた造船所の社長も、「盛岡は、鉄道の十字路みたいなところで往来が激しいから、いないほうがおかしいんじゃないか」とも言っていた。

結論。
岩手のPCR検査の機械は、壊れている。
あるいは、使い方がわからない。
きっと、このどちらかだ。

今日、同級生の医療関係者と話をしたが、「感染したら、あきらめるしかないよ」と言われた。
同意見である。
感染者に対する病床も少ないし、どうせ、私みたいなのは、入院もできないだろう。
自分で治すしかない。

それでは、解熱剤。
私が調べたところでは、まず最初に、アセトアミノフェン。
そこで効かないなら、イブプロフェン。
これらをコピーして検索してみれば、たくさん出てくる。
何の薬でもそうだが、気をつけなければならないのは副作用。
イブプロフェンは、腎臓、消化器官などに、いろいろな副作用があるそうだ。
もちろん、アセトアミノフェンにもあるが、こちらは、肝臓。
肝臓といえば、アルコール。
アルコールとの併用は、絶対禁止。
まあ、調べてみたほうがいい。

次に、鎮咳薬。
つまり、せきどめ。
これも検索すれば、たくさん出てきて、もう嫌になった(笑)。

いろいろ検索していたら、もしかして、治るようになるかも、というのが出てきた。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/04/09/06792/(「日経バイオテクONLINE」)

次に、気になったのが、サイトカインストーム。
もうこうなると、「私は、医者かよ?」と言いたくなる。


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2020年04月01日

コロナに対する免疫について

こんばんは。

以前、暇な時に、コロナに対する免疫について、読んでブックマークしておいたものを紹介する。

人間には、免疫というのが備わっている。
これは、未知のウイルスにも対処できる優れたシステムである。
新型コロナウイルス感染症が発生しても、感染率が100%にならないのは、このおかげである。
ここで、お勉強。
免疫には2つあって、それは自然免疫と獲得免疫。

https://www.macrophi.co.jp/lps/4-1.html(「自然免疫応用技研(株)」)

上記リンクによれば、自然免疫の重要度が高い。
つまり、未知のウイルスには、免疫力を落とさない努力が必要である。
そこで、何を食べればいいのか、ということだが、実は、特効薬のような食材はない。
普通にバランスの良い食事を心がけること。

新型コロナで注目、免疫力を高める食材はあるのか?(「JBpress」)

それから、集団免疫という考え方もあるそうだ。

新型コロナウイルス感染症と集団免疫について」(「さいとう内科・循環器クリニック」)

私は、新型コロナ感染症を「cov19」と書いたり「covid-19」と書いたりしたが、
正式名称は「SARS corona virus 2」となったようだ。

新型肺炎・コロナウイルス感染の致死率、症状、免疫などの情報(「リーレクリニック大手町

これらは、「コロナ 免疫」でGoogle検索したものだ。
医療機関の情報発信のほうが、親切でわかりやすい。
政府発表や報道の情報は、さっぱり信用できない。
せいぜい、感染数のデータ程度しか利用価値がないように思う。

コロナ騒動で自殺した人もいるようだが、そんな、お先真っ暗な話ではない。
感染しない人もいる、ということは、自然免疫が働く、ということであり、悲観する必要はない。

岩手での「SARS corona virus 2」の感染者は、まだゼロであるが、いずれ、感染は広がると思う。
それを前提にして、普段からの免疫力をつけたり、できるだけ間接喫煙を避けたり、自分の体は自分で守る、いう意識で生活するしかない。
そして、できる仕事は、きちんとやっておく。
万が一、家族や親類に感染者が出た場合に備えて。

免疫力をつけるために、普通の健康食が必要であることはわかったが、最後に、もう一つ。
ストレスを避けること。
これも通常の生活と同じことである。
私のいとこに医者がいるのだが、彼女の話では、ストレスが原因で人間も死ぬことがあるそうだ。
嫌なことがあったら、志村けんでも思い出して、「だいじょうぶだあ」とやろう。
そうすれば、彼は喜ぶかもしれない。
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2017年11月09日

糖質制限について

こんばんは。

このブログで、以前、がんと闘病する際、糖質は大敵だと紹介した。
さらに、デブの元は、糖質だということも紹介した。
いちいちリンクを貼るのは面倒くさいので、検索してください。
いつか貼るかもしれないけど。

しかし、世の中では、糖質制限は良くないという主張も、少なからずあるようだ。
両方あると、私たちのような素人は、どちらが本当なのか、どちらを信じたらいいのか迷ってしまう。
私も、このブログで書いたものだから、「本当はどっちよ」と叫びたくなったりするが、私は、糖質制限が正しいと思う。

日常生活で、普通、ご飯にしろ、パンにしろ、嫌でも食べている。
その他、機会があれば、ラーメン、うどん、そば、と、糖質に出会わないほうが珍しいくらいだ。
そして、10時や3時に一服(休憩時間)には、お菓子や果糖ぶどう糖液糖の入った飲み物をご馳走になったりする。
これでは、糖質制限を意識しないと、デブになる一方である。

私はデブではない。
しかし、腹の皮は、若い時に比べれば、明らかに厚みを増している。
私の父は、腹がデブである。
現役を退く前から、甘いものが大好物であり、1日に、お菓子を1袋あけるのは普通のことだった。
引退しても、同じ調子で食べているから、いくらご飯を減らしても太るわけだ。
このままでは、デブ過ぎて、自分の足で自重を支えきれない可能性があるから、私は、父を戒め始めた。
寝たきりになったら、たまったものではない。

人間の体を構成するのは、たんぱく質である。
これと最低限度の糖質を摂取すれば、人間は、デブにならずに生きていける。
糖質は魅力的だから、できるだけ制限する方向で摂取すべきだ。
だから、最近、美味しい米や美味しいパン、その他には、最近、宣伝する側に、悪意すら感じてしまう。
そんなに、私たちをデブにしたいのか!
どうせなら、高タンパク、低糖質の美味しい食べ物を、宣伝してほしい。

医者にも文句を言いたくなる。
ちょっと話は変わるが、父は、薬をいろいろと処方される。
私は、騙されている部分があると思う。
似たような効能のある薬を、なぜ二つも処方されるのか。
「これ、おかしいんじゃないの?」と言っても、信者たちは、医者を信じる。
ところが、新しく処方された薬の効きが良すぎて、副作用が出て、日常生活に不都合が生じてくると、その処方に疑いを持ち始めるのだ。
今、父は、その薬を半分しか飲まない。
医者は、個人差など考えないで、ほぼ「この程度でいいかな」と薬を出すのだろう。
あとは、患者がそれに対し、不満を訴えるかどうかにかかっている。
過剰な投薬は、百害あって一利なし。
そんなことは、医者自身わかっている。

薬のデパートみたいに、食後にたくさんの薬を飲む人を知っている。
私は、例のごとく、「お医者さん、ヤブじゃないの?」と言うと、信者は怒る。
そんなものだ。
一つの投薬で、副作用が出る場合がある。
過剰だと、それは顕著であるから、患者は、ここが具合が悪い、と言う。
今度は、それを改善するために、新たな投薬をする。
訴えた症状は緩和されたが、次は、その投薬によって、新たな副作用が出て、それを患者は訴える。
医者は、さらに薬を処方する。
これが、薬で儲ける方法である。
医者たちが、この儲ける構造を知らないわけがないだろう。
だから、たくさんの薬を処方する医者は、正直ではないと思う。

薬は儲かると思う。
病院のそばの薬局へ行くと、店舗の割りに、従業員にの数が多いと思わないだろうか?
ほぼ、暇な人が多い。
暇と言ったら悪いから、余裕がある、と言っておくか。

先日、コンビニのことを書いたが、あのように、競争の激しい業界は、従業員に余裕はない。
コンビニだけではない。
競争の激しい業界は、手を動かしなら、常に次の作業のことを考えていなければならないのだ。
それぐらいやらないと、コスト競争はできない(一人あたり、かつ、単位時間あたりの作業量を増やすということ)。
それから見れば、薬局の従業員は、非常にのんびりしている。

糖質制限の話から、薬局の悪口になってしまったが、話を戻す。
なぜか、医者も薬剤師も、「糖質制限したほうがいいんじゃないの?」とは言わない。
「痩せなさい」とは言うが、具体的に言わない。
国民にデブのままでいてもらったほうが都合がいいのだろう。
この辺にずるさがある。
私が「糖質制限しなさい」というのと、医者が「糖質制限しなさい」というのでは、患者に対し、効き目が違う。
私が言ったって聞かないけれど、医者が言えば、信者は聞く(笑)。
医者は、この性質を多いに利用すべきである。

お〜、我ながら、いい提言だ(笑)。

前にも書いたが、デブになるのは、簡単である。
脂質と糖質をたくさん摂取し、頭を使わない、体を動かさない。
これでオッケー。
だから、デブにならないようにするには、これを逆にすればいいだけの話なのだ。

日常生活をしている中で、自分を取り巻く人々を見て、本当にそう思う。
「オレ、そんなに食べてないよ」という人でも、私に比べれば、やっぱり驚くほど食べている。
「水を飲んでも太る」という人もいるが、それはウソだと思う。

悪いことは言わない。
デブは足に来る。
年をとれば、足のけがは致命的であり、私の祖母は、それで寝たきりになった。
母はその面倒をずっと見た。
ボケた祖母は、最後は、嫁である私の母を、娘だと思って他界した。
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2017年01月10日

放射線ホルミシス療法

みなさん、こんばんは。

再び、「研究室の同期と飲んできた〜」の話題。
飲んだ場所は、鶯宿温泉の「赤い風車」というところであるが、壁やエレベーターなど、いろんなところに、放射線ホルミシスの本のポスターが貼られていた。
売店で少し立ち読みしたところ、「まあ、買って読んでみるか」ということで、「医師も認める!!健康&美容の最新療法」という本を買った。
赤い風車」のサイト内にリンクが貼られていた「ホルミシス臨床研究会」というところで、この本が紹介されている。

反核燃運動に参加し、放射線のことを勉強してきた私にとって、内容は意外であった。
低線量の放射線は、人体にとって、有益である、という結論であるからだ。

がんの原因には、いろいろあって、はっきりとわかっているわけではない。
主に、細胞を攻撃する活性酸素にあることは、以前に勉強している。
その攻撃陣には放射線も加わっているらしい、ということも。
しかし、放射線については、そうではないようだ。
その部分をこの本から少し紹介する。
まずは、活性酸素について。

 活性酸素とは、「酸化させる力が強い酸素」のことです。生物は、食べ物などから得たブドウ糖を細胞内で燃焼させ、エネルギーを取り出しますが、この際、必ず活性酸素が発生します。また、呼吸によって取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になるといわれています。さらに、ウイルスや細菌、毒物などが体内に侵入したときやストレスを受けたとき、紫外線にさらされたとき、過剰な運動をしたとき、飲酒や喫煙をしたときにも、活性酸素が発生します。
 酸化力が強いということは、殺菌力が強いということでもあり、活性酸素は、体内に侵入した異物の駆除に、絶大な力を発揮します。しかし一方で、活性酸素は、その強い酸化力や攻撃力により、身体のDNAや細胞、組織をサビさせたり傷つけたりします。
 それを防ぐため、身体にはもともと、抗酸化酵素や抗酸化物質を活性化させ、活性酸素を除去する「抗酸化系」とよばれるシステムが備わっています。ところが、活性酸素が増えすぎたり、加齢などによって抗酸化酵素の働きが弱くなったりすると、活性酸素を制御しきれなくなってしまうのです。
(「医師も認める!!健康&美容の最新療法」p16)


次に、低線量の放射線が体にいい理由も引いておく。

 活性酸素の活動を抑制するためには、ビタミンCやビタミンEの摂取が効果的ですが、実は低線量の放射線には、それらとはけた違いの抗酸化作用があることがわかっています。
 人が低線量放射線に被ばくすると、体内の水分が分解され、瞬間的に大量の活性酸素が発生します。すると身体は、あわてて抗酸化系のスイッチを入れ、活性酸素に対抗しようとします。その結果、抗酸化酵素が次々と発生し、余計な活性酸素を除去してくれるのです。
 また、低線量放射線には、DNAの修復力を強化する効果もあります。
 DNAにはもともと、自己修復機能が備わっており、活性酸素などによって多少傷つけられても、自力で治すことができます。
 強い放射線を浴びてしまうと、放射線のエネルギーや過剰に発生した活性酸素により、DNAの周囲の原子が壊されたり、つながりが切断されたりするため、修復できなくなり、細胞は死んでしまいます。しかし低線量の放射線を浴びた場合には、その刺激により、かえってDNAの修復能力が高まることが、実験などによって確認されています。
(前掲書p18)


オーストリアに、ガスタイナー・ハイルシュトレンというところがある。
ここはもともと金山坑道であった。
鉱山労働者のリウマチなどの関節痛が良くなる、という現象が発生し、原因を調べたところ、坑内に充満していたラドンガスによるものであった。
ラドンの半減期は、3.824日と短く、これが体内に作用する。
ラドンガスを吸い込んでも、ほぼ2時間で排出されてしまうから、長時間にわたって、放射線にさらされるということはない(といっても、体内にある自然放射線で被ばくしているのだが)。

ホルミシス臨床研究会」が正式に発足したのは2007年であり、東日本大震災のたった4年前である。
それ以前、ホルミシス効果がある、という程度のことしか知られていなかった。
広島、長崎などの例から、放射線は、常に危険視されてきたのは、しかたがないことである。
私は、この本を読んで、少しは救われたと思う。
がん治療の臨床例などが紹介されていたり、日本全国のホルミシスルームやホルミシスグッズも紹介されている。

最近、小林麻央さんが、乳がんから全身へ転移しつつあるニュースでもちきりである。
その乳がん転移の腫瘍が消えてしまったケースも紹介されている(「医師も認める!!健康&美容の最新療法」p52)。
タカラクリニック

ただし、低線量の放射線が、抗酸化系のスイッチを入れるとか、DNAの修復能力を高める、というのは、実験的にわかっているだけであり、なぜそうなのか、ということまではわかっていないのではないか。
だから、すべての人がそうだというわけではなく、遺伝子的に欠陥のある人もいるかもしれない。
このあたりは注意すべきである。

以前「がんになっても望みはある」で、超高濃度ビタミンC点滴のことを書いたが、そこで引いた「ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!」の筆者である西脇俊二医師は、なぜビタミンCが効くかについて、まだわからない、としていた。
しかし、ここで引いた文章に、理由があるように思う。
活性酸素の活動を抑制するためには、ビタミンCやビタミンEの摂取が効果的ですが、実は低線量の放射線には、それらとはけた違いの抗酸化作用があることがわかっています。」から考察するが、ビタミンCは、経口摂取だとあまり効率よく体内に取り込むことができない。
だから、超高濃度ビタミンC点滴という方法が考えられ、この場合も、けた違いに抗酸化作用ができるのではないだろうか。

昨年、八戸のおばから、黒にんにくをプレゼントされた。
「いつまでも男として使えるように」という理由があるかもしれない(笑)。
あまり食べ過ぎて胸焼けを起こしたら、「バカじゃないの?」と言われた。
なにせ、抗酸化力が通常のにんにくの10倍もあるから、たくさん食えば効く、と単純な思考。
何でも過剰摂取はよくない。

今のところ、体をがん化させない安全な方法は、断糖、ビタミンC、黒にんにく、といったところか。
放射線ホルミシスから、がんの話になってしまったから、ついでに。
がん治療最前線のことが、「週刊ポスト」12月9日号に書いてあった。
NHKスペシャル“がん治療革命”が始まった 〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」である。
要約ページがあるので、参照してもいいと思う。

http://yonta64.hatenablog.com/entry/NHKSPECIAL/2016-1120-Precision-Medicine(「yonta6eのテレビ番組ブログ
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