こんにちは。
今日から悪天候予想で、昨日のうちに、小木のたらい舟に行ってきた。
これで、佐渡島の名所を見たつもりである。
レンタカーは高くつくので、昨日はバス。
ここのバスは、観光地のためもあってか、1日乗り放題パスというのがある。
「佐渡1dayフリーパス」が1500円。
つまり、1500円で1日乗り放題。
2日乗り放題は2500円、3日乗り放題は3000円。
これは、非常におすすめである。
特に、窓口でこの切符を買うと、バス路線の全地図や見どころ、そして、切符がクーポン券として使える店が書かれてあるパンフレットがついてくる。
これがあれば、移動しながら、島内の道路が理解できるようになる。
こんなに時間的余裕があるのならば、最初から、このフリーパスを買えばよかった。
フリーパスの良さは、何回でも途中下車できること。
だから、観光しながら、買い物もできる。
私は意外に思うのだが、両津よりも、西側の佐和田地区のほうに、郊外型の大型店が多い。
例えば、コメリやケーズデンキなど。
両津は、少し不便である。
人口分布の影響なのだろうか。
確かに、両津周辺には家が少ないが、西側のほうは、あちこちにある程度の町があるように思うし、家も多いような気がする。
なぜなのか、よくわからない。
順調に小木までバスで行ったのであるが、バスから降りた時、事件が起きた。
私の後から降りた老人が、杖をつきぱぐったのか、正面から転んで頭を打った。
そのあとから降りた奥さんと私とで体を起こしてあげたが、眼鏡にはひびが入り、額は打撲で赤くなり、唇から血が流れていた。
一応、口はきけたが、もうろうとしている感じ。
そこで、奥さんの要請もあり、救急車を呼ぶことに。
バスの運転手もびっくりして、すぐに会社のほうと連絡をとっていた。
この老夫婦は携帯電話を持っていないようで、私が119番通報。
こんな経験をしたこともないので、泡を食って、109番と押したら、間違っていたので、それから119番と押した。
慣れていない、というのは、こんなものだろう。
最初に、救急か火事か聞かれて、「救急です」と答え、すぐに、場所を聞かれた。
この時点で、すぐに救急車は出発したようだ。
その後、倒れた人の症状や名前、住所を聞かれ、奥さんから聞いたことを伝えた。
救急車が近くまで来たら案内して、隊員たちと倒れた人を担架に乗せた。
奥さんは、私とバスの運転者に頭を下げ、救急車と一緒に病院へ行った。
これは、あとで気がついたことなのだが、緊急通報をすると、電話が勝手に、位置情報を消防署や警察へ伝える仕組みになっているようである。
私は、電池節約のため、ガラケーの位置情報をオフにしているが、この時の位置情報がちゃんと記されていた。
気持ちを落ち着けて、矢島・経島のたらい舟へ。

これに500円で乗り、航海士の女の人が案内スピーチも兼ねる。
彼女によると、フェリーのつく小木港のほうのたらい舟は、航海士が若い女性たちであり、そっちのほうがいいかも、と宣伝していた。
しかし、小木港のほうは、ぜんぜん景色がよくない。
景色がよいのは、矢島・経島のたらい舟である。



最後の写真は、「お光の碑」。
何なのかわからないから、調べてみた。
http://sophia.city.kashiwazaki.niigata.jp/siraberu/sirabe/oben_toukiti.htm(「
柏崎市立図書館」)
どうやら、「お弁と藤吉」の物語が、「お光と吾作」になったようだ。
矢島・経島は、一応、絶景とされていて、Webサイトの写真は綺麗。
https://www.visitsado.com/spot/detail0152/(「
さど観光ナビ」)
最大の目的が達せられたので、あとは、途中下車のショッピングをして、満足して帰ってきた。
すでに、救急車事件のことは忘れつつあったが、あの老夫婦はどうなっただろうか。
佐渡島の島民は、人が良い。
バスに乗った小学生たちは、非常に礼儀がよく、降りるときに、運転手さんに頭を下げていく。
バスに老人が乗るときなど、気の利いた人は、バッグを持ってくれたりする。
ここのルールなのか、高齢者ならば、停留所でなくても、降ろしてくれる。
魚市場の人に聞いたが、南ほど気性はおっとりとしていて、北へ行くほど、気性がはげしくなるようである。
しかし、全般的に、親切だし、お人好しである。
この島から、毎年1000人もの人が都会へ行っているらしいが、非常にもったいないと思う。
まだ来てから1か月も経っていないが、今のところ、居心地がいい。
posted by T.Sasaki at 12:19|
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