日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年11月22日

するめいかTACの諸問題

こんにちは。

TACについての水産庁への電話」の後、12日に岩手のいか釣り部会の全員協議会が開催された。
2回目である。

全体の水揚げ集計作業についてであるが、どうやら、各県の集計作業のほうが進んでいなかったらしく、特に、本場の青森県が、がんだったみたいだ。
ご存じの通り、岩手県では、翌日には集計できている。

するめいかのTAC設定では、いろいろな問題が噴出している。
まず、県によって、真面目さが違う。
全漁連への報告で、山形県の水揚げは、ゼロになっている。
そんなことがあるわけないじゃないか!

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秋田県も、こんな数字ではない。
あきれ返ってしまう。

主に定置網のものであるが、都道府県枠というのもあって、北海道と富山県だけは、ちゃんと設定値があるが、あとは「現行水準」という枠である。

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岩手は、10月24日時点で約半分に達しているが、おそらくは、すでにオーバーしているだろう。
沖合にいたするめいかは、水温の下降とともに、岸寄りへ移動し、冬にかけて定置網に入るようにな
る。
都道府県枠は定置網用であり、これをオーバーしたらどうするのか、ということについて、水産庁は何も言えないそうだ。
私は、定置網に関しては、TACから除外していいと思う。
特に、まぐろだ。
今や「あんなもの、海のゴミだ」という人もいるくらい増えすぎた。
いちいち、網から逃がしてやらなければならないが、実際には、放流したまぐろは、くたばってしまうという。
それなら、食べたほうがいい。

一方で、するめいかは、ちゃんと水揚げして食べている。
定置網は、岩手県の場合、ほぼ漁協の自営事業に組み入れられているから、それでよいのだ。
定置網漁業は、今後、すべて漁協経営にすることが望ましい。
漁協の収益は、各組合員に還元されているし、地域にも還元されている。
悪いことではないと思う。

Yahoo!ニュース」でスルメイカ増枠のニュースが報じられるが、書いている記者たちでさえ、中身をよく調べないで書いている。
それに対するコメントも、よく理解していないのだから、本当にいい加減なものが多い。
こんなものか、とあきれてしまう。
あんな記事など、読む価値もない。
現場へ行って、船に乗って調べてほしいね。

全員協議会の場では、TACの留保分に関して、小型いか釣りの留保分を他の網漁業とは別枠で設けるべきではないか、と進言してきた。
会議に出席していた岩手県沿岸漁船組合の志田組合長は、国の会議の場でも、特に発言するようだから。

網漁業と釣り漁業は、効率の面で違う。
網漁業は、その場にいる魚をすべて獲ってしまうが、釣り漁業は、魚の食欲にかかわることなので、食い付かない魚を獲ることはできない。
したがって、TAC設定を網漁業と同様の考えで行うことは、間違っている。
釣り漁業で大漁ならば、その魚の資源量は、潤沢である、と言えるだろう。

岩手から北海道太平洋沿岸のいか釣り船たちは、操業できなくてブーブー言っているが、それなりに収入があったのだから、あまり言わないほうがいい。
獲れなかった他地域のことを考えると、そっちのほうを気の毒に思う。
日本人のマトモな感情からいえば、そうなるだろう。


posted by T.Sasaki at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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