日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年09月27日

いか釣り漁業を妨害するまぐろ

ふたたび。

まぐろの多さには唖然とするが、これが日本全国規模で、いか釣り漁業に被害を与えている。
昼いかでさえ、まぐろが針を引っ張って、騒動になっている。
単独で針をやられるのならサメと同じで、まだかわいいほうだが、引っ張って泳ぐから、一気に針がゴチャゴチャになる。
私は、3台分の針が一気に引っ掛かけられたが、他の船は、もっと重症だったりする。

これは、端的に表す魚探映像だ。
半分を海底拡大に分割しているもの。

まぐろの影響.JPG

海底までVの字になっているのが、針の映像だ。
その後に、細いVの字や斜めの線、横の線が、まぐろの映像。
針が降りていく前は、薄い魚探反応は、海底から30mくらいになっているが、まぐろが映ってきてからは、高さが10mもない。
途端に、いかは針に食わなくなる。
まぐろが来たら、そこから離れるしか手立てがない。

まぐろが来た場所を離れ、再び魚探反応を見つけて針を下ろしても、まぐろは頭がいいので、エンジンの音を頼りにまた寄ってくる。
他船がたくさんいる場合、犠牲になる人は、くじ引きみたいなものだが、私は単独操業が多いから、相当に離れないと、すぐにまた寄ってくる。

まぐろの極端な漁獲制限は、まぐろにとって天国だろうが、いか釣り漁業にしろ、定置網漁業にしろ、私たちにとっては地獄だ。

水産庁などは、欧米のいいなりになって、気分がよかろうが、日本の漁業者にとっては、まったく良くない。
こんなまぐろ保護条約(正式名称は知らない)など、さっさと破棄したほうがいい。
条約批准は、売国的である。



posted by T.Sasaki at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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