日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年03月17日

原発ゴミの最終処分

ふたたび。

一般に、教職員たちというのは反原発であり、ややもすると共産党と仲良くなる。
先述の徳美先生もその一人なのだが、それでも、右寄りの考えも併せ持つ。
これは、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田文夫先生に通じるものがある。
彼も、頭の中は、本当は右寄りである。

私は、放射性廃棄物の処分を岩手県がやったらどうか、という考えを持っている。
みんな驚くだろう。
今までとは態度が違うが、震災後のだいぶ前から、このように考えるようになった。
したがって、「豊かな三陸の海を守る会」からは除名されるだろう。

しかしこれには、ちゃんとした理由がある。
まずは、このとんでもないゴミを、日本が生み出したゴミを、他所の国で処分してもらうという考えを持つことは許されない。
無責任もはなはだしく、日本でやるしかないのである。
そして、東日本大震災のような巨大地震でさえ、岩手県は震度5であった。
岩手の岩盤は強く、北上高地は特に安定している。

しかし、地層処分はダメだ。
地上管理しかない。
地層処分を否定し地上管理しかないということは、前述、永田先生も考えていることである。
地層処分では、必ず地下水などに影響が出てきて、とても管理できるとは言えない。
核のゴミを生み出した責任は大きく、これは、日本人がちゃんと地上で管理していくしかないのである。

このことに関して徳美先生も、日本でやるしかなく、もしかしたら岩手がいいのかもしれない、と同意したが、しかし前提条件がある。
それは、原発を推進してきた人たちの地下でも、核のゴミを一部を管理したまえ、ということである。(※)
感情論ではあるが、これが大事だ。
私たちとは違う大きな報酬を、彼らは平気でもらってきたのだから、ゴミを押し付けられる側の気持ちを察するべきである。

私が提案する受け入れ条件は、即刻、原発を日本の国でやめること。
これを飲めないならば、そして、徳美先生のいうことを飲めないならば、岩手は受け入れない。
受け入れれば、岩手が自己犠牲的ではあるが、このゴミ問題を、誰しも放置、無視することはできない。
思想的に、私はリバータリアンという自立思想だから、こうなる。
自己責任主義である。

懸案は、巨額な核のゴミ交付金だ。
欲しがる人はたくさんいるだろうが、個人でもらうのはやめたほうがいい。
岩手の住民どうしの軋轢が生じる。
これは、原子力マネーがばらまかれた立地自治体をみればわかることである。
結局のところ、原発立地自治体は、寂れるばかりで、地域振興はできていない。
この巨額のカネをどうように役立てるのか、検討していったほうがいい。
特に、未来の子どもたちのために。



(※)
 私たちも、原発の恩恵にあずかってきた。後始末に責任の一端を担わなければならないと自覚する。しかし、そのためには、まず、原発政策を進めてきた国会、電力消費地の東京都庁、東京電力の地下にも一部を埋設し、過ちの責任と管理の徹底を忘れ去らぬよう墓碑銘を刻み残すべきである。国会議員は碑文を復唱してから議場に入るべし。それなしに、地方にごみを押し付けるなら、断固として抵抗する。
(「岩手・減災 近年の足跡」p210)




posted by T.Sasaki at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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