日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年01月24日

どんこの肝の良し悪し

こんばんは。

昨日は持ち帰った魚が多すぎて、さらに、おばさんたちもあまり魚を持っていかなかったため、延々と2時間、魚をさばいていた。
自ずと夕飯が豪華になり、まるで正月みたい。
まだらの刺し身にゆめかさごの刺し身。
どんこの叩き、濃厚どんこ汁、なめががれいの煮付け。

干したゆめかさご.JPG

先日500円だったゆめかさごを干して、何日か分のおかず(笑)。
小さいのは放流しているが、かもめも慣れてきたせいか、船のすぐそばまできて、放流魚をさらっていく。
しかし、さすがに毛がにやたこは食べない。
たこなどは、逆襲されれば、海へ引きずり込まれるのを知っているのだろう。

どんこの肝は、色によって味が違う。
白くほんの薄くピンクがかった肝が、一番美味しいと思う。
刺し身に和えれば、バター風味を味わえるのが、この色。

どんこの肝.JPG

この肝は、質的に少し落ちる。
右下のほうの部分が上質だが、ピンクが強くなると少し苦味が出てきて、これが赤くなってくれば、苦味が強すぎて美味しくない。
魚体が大きいほうが、上質の肝にあたる確率が高い。

今までの経験でいえば、高い根の近辺には、どんこはたくさんいる。
しかし、肝の点でいえばダメだ。
魚群が厚い分、餌が少ないのかも。
それに比べ、魚群が薄いところのどんこには、良質の肝が入っているような気がする。
回遊してきたものは、良質だ。

ギザギザした高い根に道具を入れると、こうなる。

変形したかご.JPG

何十年も使ったボロかごなので、痛くもないが、これらも寿命が来ていて、ぼろカゴもいよいよ無くなる。
どうせ良質のどんこは獲れないのだから、もう引っ掛かるような場所には、道具を入れない。
バカくさい。




posted by T.Sasaki at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | かご漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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