日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年01月22日

紙幣や国債の刷り過ぎで、何も起こらないわけがない

こんばんは。

ドル札の刷りすぎ、アメリカ国債の刷りすぎのことは、いろいろな人が指摘している。
特に副島先生は、強烈にこのことを指摘している。(「農家の報酬をアップせよ※2参照)
この状態で、ハイパーインフレが進行してしまうのは、当然の帰結である。
各国の物価を図る基準として、ビッグマック指数というのがある。
それによると、2024年7月時点で、アメリカが873円、日本が480円で、およそ日本の倍。

https://karapaia.com/archives/473681.html(「カラパイア」)

アメリカでうっかりバーガーセットを頼むと、2500円もとられるそうだ。
盛岡のヤマトで、昼食セットメニューの冷麺・ビビンパセットで、1155円。
2回分だ。
どっちがいいか、と言ったら、岩手の人なら、ヤマトのほうに軍配を上げる。

アメリカの対GDP比の債務残高は121%、一方、日本の対GDP比の債務残高は251.2%と、日本はアメリカの倍であり、これから単純に考えて、貨幣価値の面でいえば半分になりそうなのだが、実際の物価は逆であり、ビッグマック指数では、日本の貨幣のほうが価値がある。

https://indeep.jp/the-us-budget-outlook-2025-to-2035/(「In Deep」)

それでも、ドルと円のレートは、どうにかすると、ドル高円安へと傾く。
まるで騙されているようだ。
これは、世界中の大金持ちたちのマネーゲームの所産である。
たぶん、副島先生の見越している通り、アメリカは、実際の債務を大きく隠している。
これを見越して、自国通貨の信用の裏付けとして金を買っているのが、BRICS諸国である。
もうアメリカドルを信用するに値しなくなっているので、自国通貨同士で決済を始めた。

https://nofia.net/?p=13201(「BrainDead World」)」

アメリカの債務の山は、隠しようがなくなっていて、いろいろな数値に影響が出てきている。

米国のクレジットカードの債務不履行が14年ぶりの高水準に急増(「BrainDead World」)
米国の2024年の企業倒産件数が2008年の金融危機以来、最高水準に達する

政府効率化省の責任者に抜擢されたイーロン・マスクでさえ、アメリカの破産の可能性に言及しいてる。

https://memohitorigoto2030.blog.jp/archives/26533836.html(「
メモ・独り言のblog」)

それでも、今のところ、アメリカは平静を保っている。
しかし、これでももし、金融危機が起きないならば、基軸通貨ならじゃぶじゃぶ際限なく刷っていいことになる。
国債も、お構いなしに刷っていいことになる。
つまり、金融政策は、誰でもできるということだ。
本当にそうだろうか。

私は、いつか、金融崩壊が起きると思う。
いくらトランプが、尊敬するアンドリュー・ジャクソン大統領にならって、国家官僚のクビを切ったとしても、アメリカの負債は大きすぎる。
おそらくは、苦難の連続を想定しているだろう(この辺は「『プロジェクト2025』の進撃」参照。マスゴミ御用コメンテータらは、「プロジェクト2025」という言葉を一つも使わない。こんなものなんですね)。
ジャクソン大統領は、昔のディープステイトに相当する連中が作った銀行を相手に、「銀行戦争」と呼ばれるものをふっかけた。

アメリカにおける中央銀行の歴史 《第一銀行から連邦準備制度へ》(「note」)

将来起こりうる金融危機に関して、いかに軟着陸させるかを、トランプの取り巻きは考えているだろう。
統治機構をいったん壊して、そこから立て直すしかなく、トランプの演説のような、アメリカの黄金時代の到来は、たぶん、次の次の大統領あたりか。
関税だけで、自国の製造業は、東アジアや東南アジアに追いつけない。
関税だけに頼ると、労働者の質と生産技術の質は、なかなか向上せず、逆に世界に置いていかれるだけである。

さて、やがて訪れるであろうアメリカの金融危機のあおりは、もちろん、日本や世界中に及ぶ。
もしかしたら、金備蓄を行なって、決済にドルを使わないBRICS諸国は、影響が少ないかもしれない。

際限なく刷られたドル紙幣は、偏って存在している。
ほとんどの人には、ドル紙幣などたくさん手に入れいているわけもなく、それではいったいどこにあるのだろうか?
世界のワルな大金持ちたちのフトコロにあるのだ。
彼らの考えは、BRICS諸国と同じで、不安なドル札に見切りを付け、株式、貴金属や暗号資産へと逃避させる。
したがって、金価格は上昇し、株価やビットコインなどは、乱高下する。
増刷された紙幣は、一般市民に還流することはなく、結局のところ、マネーゲーム、行き過ぎた金融賭博の原資となっているのである。

再度書くが、紙幣や国債の刷り過ぎで、本当に何も起こらないならば、日本でもたくさん紙幣を刷って、低所得者に配ればいい。
それが、日本人全体の幸せになる。
しかし、それをやらない。
ということは、やはり、紙幣の刷り過ぎ、国債の刷り過ぎは、必ず、巨大なしっぺ返しが待っているのである。


追記の関連リンク
アメリカ人の約6割が「緊急事態に対応できる1000ドル(約15万円)の貯蓄がない」
紙幣を刷り過ぎているのに、みんなの手元にカネがない。どこにあるの?

posted by T.Sasaki at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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