日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年01月19日

まぐろ縄の残骸

3回目。

まだこを目的として入れた道具は、結局、皆無に近く、あきらめて道具を揚げようとしたら、北側の受け縄にまぐろ縄が引っ掛かっていた。
私はロープをコイルしていたら、乗組員がラインホーラーをストップして、嫌な顔をしていた。
「切ってしまえ!」と言っても、オロオロしているので、私がマキリで自分の道具をボツリと切った。
乗組員が自分の船の道具を切るのは、やはり抵抗があるのだろうが、私が道具をすべて作っているので、そういう場合は躊躇ない。

絡んだまぐろ縄.JPG

こうなると、その場でやっている仕事ではない。

絡んだまぐろ縄2.JPG

このナイロンけたやブランを切るのは、普通の網切はさみでは容易ではない。
そこで、ダンボールなどの硬い紙を切るはさみの登場。

強力なはさみ.JPG

ナイロンテグスは容赦なくボツボツ切って、切ったロープをつないで、ハイ終わり!

最近のまぐろ延縄船は、凶暴だそうだ。
たら縄のボンデン縄(受け縄)を切っていったり、悪質なのは、たこかごのボンデン縄を何本も切っていくそうだ。
邪魔なボンデンは、切ってしまえ!ということのようである。
昨年の話であるが、これだと、何かしら対策を講じてもらわないと。

私のは、たぶん、深いところへまぐろが潜って、絡まったのだろう。
アンカーに近いほうに絡まっていて、大丈夫だった。
しかし、まぐろはいなかった(笑)。
もし、生きたまぐろがぶらさがっていたら、この場合、持ってきて食べていいのだろうか。

みんなで食べよう!(笑)。

posted by T.Sasaki at 16:56| Comment(5) | TrackBack(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まきりと言えば、かなり前に、そういう道具を作る鍛治が当地では居なくなりました。なんとなく寂しいものです、そちらにはまだ居ますか。
みんなステンレスや既製品を使っているのでしょうか。
Posted by かきあげ at 2025年01月19日 23:29
私は船具屋さんで売っているまきりをただ使っているだけなので、どこで作っているか、よくわかりません。
写真のはステンレスですが、すぐに切れなくなるし、普通の鉄のほうがいいですね。
Posted by T.Sasaki at 2025年01月22日 11:16
ところで、車海老のようですが、そちらにもいるんですね。
もしかすると、蟹籠に目の細かい網を使うと海老も入るのではないでしょうか。
新たな名物になるかもしれない期待とは別に、水温が深いところも暖かくなってきているのかもしれません。
Posted by かきあげ at 2025年01月23日 20:15
これ、車海老なのですか。
とった水深は100mくらいで、そんな深くはないです。
Posted by T.Sasaki at 2025年01月24日 17:13
100mなら居ても不思議ではない場所ですね。
車海老は聞きませんが小泊や鯵ヶ沢あたりではボタンエビやシマエビがよく取れ、10〜20nm離れたやはりそのくらいの水深の底質が砂や泥の場所だと昔聞いたような気がします。
稀にオニエビという海老が取れ、食べさせてもらいましたが味が濃くて歯応えがありボタンエビより格段に美味しいものでした。希少すぎてあまり流通しないようです。
Posted by かきあげ at 2025年01月24日 20:16
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