3回目。
まだこを目的として入れた道具は、結局、皆無に近く、あきらめて道具を揚げようとしたら、北側の受け縄にまぐろ縄が引っ掛かっていた。
私はロープをコイルしていたら、乗組員がラインホーラーをストップして、嫌な顔をしていた。
「切ってしまえ!」と言っても、オロオロしているので、私がマキリで自分の道具をボツリと切った。
乗組員が自分の船の道具を切るのは、やはり抵抗があるのだろうが、私が道具をすべて作っているので、そういう場合は躊躇ない。

こうなると、その場でやっている仕事ではない。

このナイロンけたやブランを切るのは、普通の網切はさみでは容易ではない。
そこで、ダンボールなどの硬い紙を切るはさみの登場。

ナイロンテグスは容赦なくボツボツ切って、切ったロープをつないで、ハイ終わり!
最近のまぐろ延縄船は、凶暴だそうだ。
たら縄のボンデン縄(受け縄)を切っていったり、悪質なのは、たこかごのボンデン縄を何本も切っていくそうだ。
邪魔なボンデンは、切ってしまえ!ということのようである。
昨年の話であるが、これだと、何かしら対策を講じてもらわないと。
私のは、たぶん、深いところへまぐろが潜って、絡まったのだろう。
アンカーに近いほうに絡まっていて、大丈夫だった。
しかし、まぐろはいなかった(笑)。
もし、生きたまぐろがぶらさがっていたら、この場合、持ってきて食べていいのだろうか。
みんなで食べよう!(笑)。
posted by T.Sasaki at 16:56|
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漁業
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みんなステンレスや既製品を使っているのでしょうか。
写真のはステンレスですが、すぐに切れなくなるし、普通の鉄のほうがいいですね。
もしかすると、蟹籠に目の細かい網を使うと海老も入るのではないでしょうか。
新たな名物になるかもしれない期待とは別に、水温が深いところも暖かくなってきているのかもしれません。
とった水深は100mくらいで、そんな深くはないです。
車海老は聞きませんが小泊や鯵ヶ沢あたりではボタンエビやシマエビがよく取れ、10〜20nm離れたやはりそのくらいの水深の底質が砂や泥の場所だと昔聞いたような気がします。
稀にオニエビという海老が取れ、食べさせてもらいましたが味が濃くて歯応えがありボタンエビより格段に美味しいものでした。希少すぎてあまり流通しないようです。