日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2025年01月11日

高齢者受け入れ都市

3回目。

三陸沖、宮古沖の魚類資源減少は、目に見える形で進行している。
やがて、宮古の主な産業は漁業である、ということは言えなくなるだろう。
そこで、何をやったらいいのか。

私の父が寝たきりになり、私自身、漁船を放棄しようと考えた時期もあった。
あの頃は、本当に大変だった。
いさだ漁の漁期中で、前日夜に翌朝のおかずを準備し、出港より2時間早く起きて、おかゆを炊き、味噌汁を作り、自分のおにぎりを握り、それから出港した。
近所のおばさんに準備しておいた朝食を出してもらい、お昼には、父の好きなパン食を出してもらい、できるだけヘルパーさんに負担をかけないようにした。
あの頃のことを思い出し、「そうだ!宮古市を高齢者受け入れ都市にしよう!」と思いついた。
高齢者を積極的に受け入れる都市など、私は聞いたことがない。
どこもやらないうちに、これを宮古市でやる!

数年前、私の隣の空き家に、盛岡から移住してきた夫婦がいる。
私より少し上かな。
すぐに居なくなるのかなあ、と思いきや、ずっと居る。
そして、もうちょっと国道寄りの空き家も、先日、見学者が5人くらい来ていた。
あの家は、平屋で屋敷も広い。
私にカネがあったら、買おうかと思ったりしたが、何しろ、カネがない。
いい物件だったなあ。

この通り、引退した人たちが移住してくるように、宮古市の住環境は文句なしだ。
夏は、内陸ほど暑くないし、冬は晴天の日が多い。
今年など、ほぼ毎日快晴で、雪は一度も積もっていない。
南の方でも大雪のところもあり、逆に気の毒な感じがする。
ただし、何か特別な産業があるわけではなく、消滅の可能性の大きい自治体である。
だから、どこもやっていないようなことをするしかない。

住環境がよく、人柄も文句なり。
騙されやすい人が非常に多い(笑)。
道路網も津波復興のために整備され、飛ばせば盛岡まで1時間(ちょっとスピード違反。見逃してね!)。
そこに都会の高齢者を誘致する。
どこでも、高齢者は厄介者扱いされる傾向にあり、みんな喜んで高齢者を寄越してくれるだろう。
その際、受け入れ費用は、個人、自治体どちらからも、もちろんいただくことにする。
高齢者専用の娯楽施設も作る(何がいいのかわからないが)。
これらのインフラ整備も必要になるから、建設業も潤うし、赤字の県立病院の仕事も増えるだろう。
カネが回る。
さらに、高齢者を預けた家族は、1年に2回ぐらいは、宮古を訪問することを義務付ける。

と勝手に未来を描いたが、問題は働く人かな。
設備とマンパワーがあれば、それほど介護は大変ではない。

高齢者受け入れ都市のアイデアは、鈴木事務所でも、ほざいてきた(笑)。



posted by T.Sasaki at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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