日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2024年10月30日

奴隷国家まっしぐら!

ふたたび、こんばんは。

衆院選挙の前の自民党総裁選に立候補して、泡沫候補にしかならなかった小泉進次郎議員は、やっぱり売国奴ではないのか。
彼は、農家の敵としかいいようがない。(※1)
農業という仕事を小馬鹿にしているように感じる。

姪の友だちの家がコメを作っていて、そこから玄米を仕入れているのだが、お礼にするめいかを1箱プレゼントしてきた。
実際に会ってみると、同年代とは思えないくらい老けて見えた。
それくらいに体力を使い、苦労しているのだと思う。
一般のサラリーマンにやれ!といっても、9割がたは拒否するだろう。
国の食糧生産で大事な人たちに、補助金をやってどこが悪い!
2そう曳きトロール船の建造資金に使う補助金とは違うのだ!

さて、本題は、「紙の爆弾」のトップ記事である。
「日本の農と食を潰す洗脳を解く」という題で、例の鈴木宣弘教授の書いたもの。
外国への食糧依存という目論見が、アメリカや属国根性の日本の政治家よって見事に達成され、これを「セルフ兵糧攻め」と鈴木教授は表現している。
驚くことに牛乳などは、外国から輸入するために、国内の牛乳を捨てている。(※2)
これを容認する議員連中は、売国奴だ。

この記事を読んでからというもの、黙っちゃいられない!
ということで、同じ号を5冊追加注文して、選挙が終わってからばら撒いた。
郵送が2つ、手渡しが3つ。

食糧安全保障という言葉は、今の日本には、使えない!

玉子も終わっていた!

https://news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=5266(「愛知のニュース



追記の関連リンク
「ヨーロッパのほぼすべての肥料生産工場が閉鎖された」と三菱UFJフィナンシャル・グループが報告

果樹の花粉の輸入量が激減

アメリカで観測史上最悪の「突発的な干ばつ」が進行中


(※1)
 新米の価格上昇が消費者を襲っている中、コメ農家の倒産・廃業が相次ぎ、今年は過去最多の届け出数を記録、届け出前まで含めると50件を超えた。千葉県で来年度での廃業を決めたコメ農家のAさんは、「自民党農林部会長だった小泉進次郎が竹中平蔵の入れ知恵で、『日本の農業にもっと競争力を』と言って新自由主義を持ち込んだことが原因」と断言した。
 9月の総裁選でも持て囃された小泉氏は環境大臣になる前に、2015年から約2年間、農業改革に着手。農協系の金融機関「農林中金」の総資産100兆円のうち農業への融資がわずか0.1%だと問題視した。
 世間では既得権益を改革するように見られていたが、Aさんから見ると違うという。
「農林中金は、世界中で運用益を農協の赤字補填に使っている。おかげで農協は、農家に補助金を出せています。国で不十分な補助金を補っているのに、それを既得権があるかのように演出したパフォーマンスは、父親の郵政民営化とそっくりでした」
 逆らうものは巨悪であるかのように持ち込むのは、たしかに父・純一郎元首相にそっくりだ。
「農業を知らないから、本当の問題点であるコストの増加や生産の制約、特にコメ農家がその影響を受けやすいことなどは無関心」(同前)
(中略)
 小泉氏は「日本の農業は補助金漬け」と批判してもいたが、果たしてそうか。欧米など海外でも農家が補助金でサポートされている国は多く、フランスでは小麦農家の輸出所得の9割が政府の補助。命にかかわる基礎食料は世界でも損得勘定抜きで維持されている。自民党は防衛費倍増で「国を守る」というが、国民に必要なのは武器よりも食糧だ。
(「紙の爆弾」2024年11月号p36)

(※2)
 アメリカとの関係では、日本の農業を苦しめているものに最低輸入義務の存在があります。政府は国の責任で、たとえば乳製品なら年間14万トンを無理やり輸入しています。そんな約束は本当はなかったのです。しかし、私が調べたところ、アメリカとの密約でこれだけは輸入しろと言われているわけです。
 北海道で牛乳が14万トン余ると「牛乳を絞るな、捨てろ」「牛を殺せ」と言う。しかしその一方で13万7000トン分の乳製品を輸入しています。だったら、輸入をやめればいいだけです。「義務でない輸入をなぜ続けるのか?」と政府に問うと、当時の農水大臣は、「輸入に頼る日本が輸入を減らすと、信頼をなくして、これから売ってもらえなくなると困る」。わけがわからない答弁です。吉田松陰の「外に媚び、内を脅かす者は、天下の賊である」という言葉の通りです。
(前掲書p9)


posted by T.Sasaki at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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