ふたたび、こんばんは。
「
宮古高校の生徒手帳にあったエマーソン」を書いておきながら、エマーソンの言葉を全く紹介していなかった。
エマーソンが、なぜ、人気があったのか。
彼の発した言葉を羅列する。
まずは、「自己信頼」という本の冒頭の文。
これが、最も重要である。
「
あなたは、自分自身よりも他に、信じるものを見つける必要はない。人は、自分自身が自分の星である。正直でまじめな人の魂は、すべての光と、力と自分の運命を支配している。(※)」
そして、これを基にして、いろいろな名言が出てくる。
私が気にいったものを、「自分だけを信じて生きる」から抜粋する。
この超訳は、もちろん副島先生である。
「
今の自分の考えを信じなさい。自分にとっての真実は、他のすべての人にとっても真実なのだ、と信じなさい。」
「
賢い人たちの輝いている言葉よりも、自分の内側でほのかに光っている考えを大切にして、それに火を灯しなさい。」
「
自分のようなつまらない人間の考えなど大したことはない、と片づけてしまうことが多い。ところが、他の優れた人々の作品に、自分が以前捨てた考えがあることに気づく。一度は自分のものだった考えが、威厳を伴って自分に戻ってくる。」
「
優れた芸術作品を見たとき、以下の教訓以上に大切なものはない。自分の中に自然に湧き上がってくる感動こそを大切にして守り通しなさい。たとえ周囲が口を揃えてあなたの考えに反対しても、やがて他の人々があなたと同じことを言い出すだろう。」
「
人が、人世の教育によってやがて必ずたどりつく重要なひとつの教訓がある。それは、恨みを抱くことは無知から生まれる、である。人真似は自殺行為である。世界は広く、善きもので満ち溢れている。このことを、人は良かれ悪しかれ、自分の知能でわかるようになる。私たちは、自分に与えられた土地を耕さない限り、自分の身を養う一粒のトウモロコシさえも手に入らない。」
「
自分がしている今の仕事を愛しなさい。そして自分の仕事にまごころを込めて最善を尽くしなさい。そうすれば、自分の霊魂は安らぎ、晴れやかになる。」
「
この本の主題である自己信頼に関して言う。自然は、子供や赤ん坊に素晴らしい神託を与えている。赤ん坊や動物には、人間の大人が持つ卑屈さや自己分裂しt行動は見られない。幼い子供たちは、まだ何ものにもとらわれない目をしている。幼児の顔を覗き込むと、思わず私たちの方が狼狽してしまう。幼児は誰にも従わない。世界が幼児に従う。」
後の偉人たちの言葉には、彼に倣ったものも多数あるそうだ。
(※)
エマーソンは、『自己信頼』の冒頭に、次の文を載せている。エマーソンの文は、古い旧式の翻訳ではこのように書かれた。なかなかの名訳である。
「汝、自らの他に求むることなかれ。人は自らの星である。正直で完全な人間の魂は、すべての光と、力と、運命を支配している」
伊東奈美子さんも、これまで5冊ある、戦前からの翻訳文と同じだ。これを英文では次のように書かれている
Man is his own star : and the soul can Render an honest and a perfect man , Commands all light , all influence , fate ;
Epilogue to Beaumont and Fletcher's Honest Fortune.
これをもっともっと分かりやすく書き直すと、次のようになる。
「あなたは、自分自身よりも他に、信じるものを見つける必要はない。人は、自分自身が自分の星である。正直でまじめな人の魂は、すべての光と、力と自分の運命を支配している」
(「自分だけを信じて生きる」p48)
posted by T.Sasaki at 20:40|
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本の紹介
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https://www.asahi.com/articles/ASP9F6TBRP98ULUC014.html
これもある意味、自己信頼、面白そうじゃありませんか。
この前、男鹿の船川港に寄りました。ズワイガニは今の時期のようで結構あがっていましたが、蟹籠船が1隻だけ、船も少なく寂しくなっていました。
佐渡に行く時、船川に寄っていきました。
市場前には、他のいか釣り船が2隻いるのみでした。
数時間しかいなかたのでよくわかりませんが、確かに、船が少ないように感じました。