日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2024年04月21日

日本は巨大な逆断層の活断層地帯である

こんばんは。

近年、あちこちで大きな地震が起こっている。
先日は、四国で震度6弱の地震があり、伊方原発の心配をしたが、今のところ、「発電機出力が約2%低下した」程度で何ともないという。

https://www.asahi.com/articles/ASS4K7RSNS4KULBH00ZM.html(「朝日新聞デジタル」)

原発の中でも、軟弱地盤に建てられていると言われるのが、浜岡原発と柏崎原発。
実際に、柏崎原発は、2007年7月に起きた中越沖地震で、敷地内で地割れや陥没が起きており、液状化現象も発生している。

https://www.shomin-law.com/katudoukashiwazakichuetsuoki.html(「庶民の弁護士 伊東良徳のサイト」)

浜岡原発も軟弱地盤の上に立地しており、さらに津波で冷却水の取水口が塞がれるのではないかと疑われている。

https://www.takajo-law.com/disaster/page-907/(「鷹匠法律事務所」)

しかし、軟弱地盤に建てられている原発は、まだまだある。
鹿児島県の川内原発と石川県の志賀原発もそう。(※1)
まるで軟弱地盤をねらって、原発を建てているようなものである。
原発の配管類が破壊されたら、福島原発のような事故は免れない。

2008年に起きた岩手・宮城内陸地震の際には、大規模地すべりが起きて、山が崩壊している。

https://www.ffpri.affrc.go.jp/research/dept/04soil-water/2008_disaster/2008_disaster_rep.html(「森林総合研究所」)

あるはずの山が無くなったのだ。
これには、誰もがショックを受けたことだろう。
一番最初に考えるのは、軟弱地盤上の原発は大丈夫なのだろうか、と。

そもそも、日本に巨大地震が発生しない地域というのが、存在するのだろうか。
これに関して、広瀬隆氏が、日本の地震に関する学問は間違っている、と指摘している。(※2)
日本は、太平洋プレートの沈み込みの上にあるから、大きな逆断層上にあると言える。
常に押される力を受けているのだ。
したがって、活断層以外の岩盤でも亀裂が入る可能性があり、そこが破壊されれば、地震となる。
だから、大地震の可能性のないと言われる所でも、大地震が発生するのだ。
このようなプレート境界上にある地域は、原発立地として、絶対的に不向きである。

伊方原発裁判では、「具体的な危険あるとは認められない」と運転差し止めを却下した。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014381811000.html(「NHKニュース」)

日本最大の中央構造線という断層付近の原発を、絶対に安全である、とやったのだ。
この裁判官たちは、アホである。

余談になるが、裁判所というのは、アホの集まりではないか、と思われる判決を下すことが多々あるようだ。
仙台筋弛緩剤事件は、冤罪である。
当時の報道から「コイツ、とんでもない奴だ」と思ったが、とんでもないのは、警察や裁判官たちであった。
再審請求も却下されている。

https://www.saishin-enzai.net/incident/002.html(「再審・えん罪事件全国連絡会」)

この事件は、事件そのものが存在しない。
服役している守大助さんは、非常にかわいそうだ。
人生をこのアホな裁判官たちに台無しにされたのだ。

https://square.umin.ac.jp/massie-tmd/morienzai.html(「どちらかというとお医者さん向けのページ

このほかにも検索すれば、この裁判の判決は、医学的に無理がある、というものがヒットする。
裁判官たちの無能さをさらけだした、恥ずかしい判例である。



(※1)
 鹿児島県の九州電力川内原発では、地盤が軟弱で、掘るたびに硬い部分と柔らかい部分が交互に出てきました。これはサンドウィッチ構造といって、審査を通らないと判断した現場では、ボーリング中にあらかじめ番号なしの硬いサンプルを「貯金」と名付けてとっておき、柔らかいサンプルが出てきた場合に、それと差し替えたのです。
 九州電力は「そんなことができるはずはない」と反論しました。しかし、現地で実際にボーリングの作業をした人が国会に参考人として呼ばれ、「私がやった。昔やっていた」と証言して、バレてしまったのです。
 これで九州電力は、ついにその事実を認めたものの、「差し替えはしたが、測定結果には違いがない」と主張して、川内原発は建設されてしまいました。
 コアを差し替えて、結果が同じであるはずはありません。ところが科学技術庁は軽い警告を出しただけで、地質調査は審査を通過して、川内原発は二基が現在も運転中なのです。
(中略)
能登原発も川内原発と同じく、硬い部分と柔らかい部分が交互になっており、地震の一撃で崩壊する最も危険なサンドウィッチ構造の地盤でした。
 地質調査の偽データを作ってまでして原子力発電所を建設し、運転を開始してしまったのです。
 志賀や川内に限らず、日本の全ての原発はこうして建設されているのです。調査を請け負っているのは御用学者で金をもらった人間です。
(「紙の爆弾」2024年5月号p48)

(※2)
11年の東日本大震災はマグニチュード9.0。震源地は海底でも、陸上での最大加速度は2933ガルと、とてつもない揺れでした。これに対して能登半島地震の最大加速度は、テレビも新聞もほとんど報じませんでしたが、2828ガル。東日本大震災とほとんど変わらない数値です。
 16年4月には日本最大の活断層である中央構造線を動かした熊本大地震が起きました。地震発生確率がほぼ0%だと予測されていた地域です。その2年後の18年には北海道胆振東部地震が起きました。これも日本の地震学者が全く予測できなかった震源でした。
 なぜ予測が外れるのか?「活断層の有無」と「地震の周期性」だけで予測しているからです。こうした予測は、南海トラフ地震のように大昔から周期的に発生してきた巨大地震で、ほんの参考になるものにすぎません。日本の地震学そのものが間違っているのです。
 たとえば、08年6月14日の岩手・宮城内陸地震では上下動が3866ガルを記録。これは史上最大の加速度です。ところがこの震源地には活断層が存在しません。
 地震は無数のプレートが動いたなどと学者は偉そうに言います。けれども、動くのはプレートだけではない。無数の大きな断層が生まれ、日本列島ができたのですから、日本列島の全土が活断層の塊なのです。
(「紙の爆弾」2024年5月号p44)



posted by T.Sasaki at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 核エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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