日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2024年02月24日

小さい毛がにが少ないような気がする

こんにちは。

今回送られてきた週刊水産新聞の市況欄(2月19日付)を見て、びっくりした。
毛がにが不漁だ。
そのためか価格も高い。
厚岸で大が16500円、小で7900円!
どこの市場も、大は10000円、小でも5000円以上はしている。
記述されている数量を見ると、どの船も赤字ではないのか、と心配する。
いくら高くても、漁がないとダメだ。

岩手では北ほど良く、久慈から北の海区は、史上最高ではないか、と言われている。
宮古地区も昨年よりは多いと思うが、やはり北ほどいいような気がする。
宮古でも、1尾1キロクラスは、10000万円を超える。
小が3000円以上だが、一時、3000円を切ったこともある。
今年はどういうわけか、まだらと同じで、毛がにを宮古市場が独占している。
数量がたくさん水揚げされた時、安値が更新されるからだ(2トン水揚げされた時に3000円を切った事実がこれを裏付ける)。
ある程度、各市場間で競わないと、安値はどんどん下げられる。

私が操業している場所では、気がかりなことがある。
入ってくる毛がにの大きさだ。
甲長8cm以上の毛がにが漁獲対象であるが、その下のサイズの毛がにが少ない。
かごの網の目より少し大きいくらいの毛がに(3cmくらいかな?)は入ってくるが、中間がない!
来年以降、どうなることやら。
北海道太平洋の本場の不漁を見ると、いずれ岩手もそうなるかもしれない、と覚悟しておいたほうが良さそうだ。


posted by T.Sasaki at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | かご漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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