こんばんは。
少し前、葬式に招かれ、そこで40年も住職を務めているという自慢話を聞かされ、ちょっと言ってきた。
近所のお寺の住職であるが、私の父と同級生である。
満87歳ぐらい。
数えなら、米寿である。
以前から、檀家の評判は芳しくないが、それを彼は自覚していない。
たぶん、誰も言ってくれないのだろう。
葬式が終わった後の雑談のことである。
「40年も住職をされているんですね」
ここまでは普通の会話だ。
その後。
「今の小坊主は、すでに50歳は過ぎているから、彼が今後40年住職に就くとすれば、90は過ぎますよ。もう、引退したらどうですか?」
と言ったら、彼は死ぬまでやるそうだ。
しかも、「100歳まで生きるなら、それまでやる」と言った。
あきれてしまったから、それで引き下がるわけにはいかない。
「あんなに小さな声でお経を詠んでも聞こえないんですよ。ダメなんじゃないですか」
「喉の調子が悪くてねえ」
「年だという証拠ですよ。若い人に譲らないと」
最後に、彼は私に何と言ったか。
「あなた、気をつけなさいよ」
何、これ?
帰ってから、たぶん「こいつを不幸にせよ」とお釈迦様に拝んだのかしら?
残念ながら、その後、何にも起こりません。
早く、こんなボロ住職、辞めてほしいですな。
それが、世のためになります。
年寄りがいつまで経っても、「オレが、オレが・・・」というのは、非常にみっともない!
今日の夕方、その時の関係者にバッタリ会って、思い出した。
posted by T.Sasaki at 20:30|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
日記
|

|