日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年12月13日

やりいかのアンカー場は、極めて少ない

こんばんは。

宮古前沖は、いかのおかず獲りには困らない。
珍しく、やりいかが続いて釣れている。
大漁なわけではないが、異常に単価が高く、赤字にならないので沖に通っている、という感じかな。

先月、北海道から帰ってきて、しばらく休んでいたが、遊漁船がやりいかを釣っているというので、その沖合いに電気を点けてみた。
これが始まりである。
彼らが困ると思うので、最低1マイル以上離してパラアンカーを投入した。
集魚灯も、18灯しか点けない。
潮流が非常にゆっくり流れるので、どっちにいくのか定まらない。
沖合いに出たり、陸上に上がりそうになったり。
そうしたら、やりいかではなく、するめいかが揚がってきた。
たまに、やりいか。

この時点で、私は、やりいかの道具を買いに行ったり、釣り方を聞いたりした。
やりいかなんて、釣ったことがない!

そのうち、パラアンカーでは皆無に近くなり、岸寄りにアンカーを入れてみた。
するめいかも揚がるには揚がるが、やりいかも揚がるので、やりいかの針を使い始めた。
試行錯誤で、ナイロンの長さや太さをいろいろと変えてやってみた。
ガラ針をまぜたほうがいいのか、やりいか針を何本使ったほうがいいのか。
そのうち、プロの人たちがやりいかを釣り始めた。
私は、教えてもらった。

やりいか.JPG

氷の上に、死なないうちに並べると、真っ白なんだなあ。
20入れサイズ。

やりいか2.JPG

たまに混じるするめいか。

するめいか20231204.JPG

ナイロンを細くしすぎて、鉛の分銅を何個も落とした。
もったいない。
もう、どうやったら大漁できるのか、頭がおかしくなりそうだ。

まさか、この年で、こんな試行錯誤をやるとは思わなかった。
しかも、やりいかの場合、するめいかよりも釣れる場所は限られている。

地元のT丸は、何十年もかけて、釣れる場所を見つけ出した。
私も1ヵ所だが、彼にだいたいの場所を教えてもらった。
感謝しかない。
もう1ヵ所見つけたと思うのだが、そこにやりいかがあまり回遊していないので、正確な場所が、まだはっきりわからない。
もう少し広範囲にやりかの漁場が広がれば、もっとアンカー場所はあるのだろう。

この何十年もかけて見つけ出した場所は、今や簡単にコピーできる。
やっている人の場所に船を寄せて、GPSの緯度経度を記せばいいだけだ。
先に来てアンカーを投入すれば、その人の苦労を一瞬にして、簡単に奪うことができるのである。

私には、そういうことはできそうもない。
posted by T.Sasaki at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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