日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年11月04日

何でもござれ!

こんにちは。

少し前に、「2そう曳きか、その他の漁業か?」で、「たら延縄漁業も壊滅的」と書いた。
したがって、近年ずっと続いていたまだらの水揚げ日本一も、今年の宮古魚市場ではあり得ないだろう。
その元凶がこれ。
すけそうだらなのか、まだらなのか、遠目からでは判断できないくらい小さいまだらである。

トロールまだら.JPG

2そう曳きは、異常に単価の高いするめいかを狙って曳いているが、練り製品の原料にしかならない小さいまだらを混獲している。
これで、まだら資源が増えるか?
さらに、TAC割り当てのないピンさばの混穫も。

トロールさば.JPG

岩手で秋鮭が大漁だったころは、鮭の混穫もたくさんやった。
何でもござれ!

「こういう漁業を今後も続けていいものか?」という議論すら、水産庁や県の水産部局であるのかないのか。
2そう曳きトロールという漁法を、善か悪か、と判断を求められたら、悪、と答えるしかない。
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