こんにちは。
崎谷博正先生の書いた「糖尿病は砂糖で治す」という本は、題名から、「えっ?」と思わずにはいられない。
私は糖尿病でないから読む気にならないが、イギリスでは実際に、糖尿病患者に、糖質カットと砂糖を与える比較臨床実験が行われている。
結果は、砂糖を与えたほうが、良好となっている。
(※1)さらに、ロシアでも糖尿病の患者を完治させた事例がある。
(※2)糖尿病は、糖質カットでは治らない。
プーファ・フリーで、治る。
その理論が公開されている。
『「糖尿病は砂糖で治す」の本質〜俯瞰シリーズ』(「エーテルエネルギー学会」
https://kosmotropic.com/)
糖尿病の治療で、ハチミツは、食後の血糖値の上昇が低いので、最適な食品とされている。
グリセミック・インデックス(GI値)が低いからである。
(※3)血糖値を下げれば生命の危機となり、その他、低血糖は百害あって一利なし。
だから、糖質を摂り、体内のエネルギー代謝を高めるようにしなければならない。
一般に、GI値の低い食べものは消化が悪く、腸内の微生物増殖を増やすことになり、体内毒であるエンドトキシンの発生を促す。
体は、この毒を打ち消そうとするため、免疫力を奪われ、病気に罹りやすくなる。
したがって、GI値の高い食品は、有用なのである。
(※4)胃の中での消化作用にも、低血糖は悪影響を及ぼす。
低血糖だと、食べものは、すぐに胃から排出される。
逆に、脂質は、その排出速度を遅らせる。
(※5)(※1)
1857年にイギリスのウィリアム・バッド(Wiliam Budd)医師は、「尿に砂糖がおりて体が衰弱してしんでいくのだから、砂糖を補ってあげればよい」という発想で、ある糖尿病の男性に1日約230gの砂糖(砂糖飴と糖蜜)を通常の食事に追加しました。
この男性は入院当時18歳で、1日お通してずっと喉の渇きと空腹感を訴えていました(尿量もかなり多かった)。すでに筋肉はやせ衰えていて、何もできない状態だったようです。入院当初、当時での糖尿病治療食とされていた砂糖抜きの食事をトライさせましたが、尿量、尿糖は増すばかりで、さらに筋肉がやせ細っていきました。そこでバッド医師は、当時の砂糖を制限した糖尿病食から砂糖を補う食事へ変更したのです。
バッド医師のアイデアは、先行してフランスで行われた厳密な臨床実験に基づいています。それは同じく尿に糖がおりて、やせ細った女性の治療報告でした。その女性に、完全に糖やデンプン質を抜いた食事を入院治療として行いました。しかし、尿からおりる糖は逆に増加し続けました。
そして、この実験をした女性は2か月でこの食事にギブアップし中止になりました。砂糖のない食事は食欲を低下させるからです。(生命体は、ストレスを引き起こすような食事は本能的に拒否するようにできています。頭でなく内臓感覚で食べることが大切です)。そこで砂糖を入れた食事にすると、みるみる症状が改善したという症例報告がバッド医師の目にとまったのです。
さて、バッド医師の砂糖を用いた治療の結果はどうなったのでしょうか?
日々、この男性の症状が改善していくのを目の当たりにしましたが、約2か月で筋肉の痩せの改善だけでなく、尿糖まできれいに消失したのです。
2か月後からはこの男性の希望で糖蜜をハチミツに変えるとさらに症状の劇的な改善が認められました。舌や皮膚はそれまで黒ずんで乾燥していたものが、きれいになくなり、よい肌ツヤに戻りました。咳もすっかりなくなり、胸部の痛みもひきました。そして何より体重が10kgも戻ったのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p159)
(※2)
ロシアのダヴィドフ博士は、糖尿病患者の尿中の糖の量が、ハチミツによって減ったことに刺激され、6人の糖尿病患者を、ハチミツによって完治させたことを報告しました。
また、アメリカの糖尿病研究者ジョスリン博士や慶応大学の五島教授も「糖尿病は、ハチミツでコントロール出来る」と発表しています。
(健全社 イラスト・元気文庫「ミツバチからの贈り物・ハチミツ」p10)
(※3)
グリセミック・インデックス(The glycemic index[GI])は、炭水化物を含む食品を食後の血糖値の上昇程度で分類する指標で、1981年に提唱されたものです。速やかに血糖値が上がる食品ほど、グリセミック・インデックスが高くなります。グルコース(ブドウ糖)を50g摂取した場合の血糖上昇値を100とした場合の数値で表現します。GI値が高い食品の代表は、白(精製小麦)パン(76前後)、白米(79前後)、ポテト(90前後)などです。ちなみにハチミツ(マレーシア、オーストラリア産)のGI値、60〜65前後、ハチミツの主成分のフルクトース(果糖)は16です。フルクトースやハチミツは、この食後血糖値の上昇程度が低いために、糖尿病の治療に最適な物質なのです。
(「ハチミツ自然療法の最前線」p187)
(※4)
血糖値が低下するのは、生命体の最大の危機です。それに対して、より速やかに血糖値を上げることが命を救うことになります。つまりグリセミック指数(GI)が高いほど、消化がよくて血糖値を速やかに回復させてくれるということです。そして、そして、それに対して細胞内に速く糖を補給するために、インシュリンが出ます。このインシュリンの反応(膵臓からの分泌)が速やかなほど、細胞内に速く補給することができるのです。
つまり、グリセミック反応(GR)が高いほど、細胞の糖のエネルギー代謝を速やかに回復してくれるのです。グリセミック指数(GI)が低い食品は、一般に消化が悪く、抗栄養素といわれる栄養の吸収をブロックする物質や毒性物質を含んでいます。消化が悪いというのは、むしろ腸内微生物の増殖によるエンドトキシン発生によってダイレクトに新型コロナウイルス感染症などの感染症や糖尿病、自己免疫疾患、癌などの慢性病につながります。
2021年の研究では、フルーツジュースなどのいわゆるGI値が高い糖質は、糖のエネルギー代謝の指標である甲状腺低下及び炎症の指標である、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を低下させて、甲状腺ホルモン(fT3、fT4)の値を高めたのです。GI値が高い糖質こそが、糖のエネルギー代謝(=甲状腺機能)を高めて、遺伝子ワクチンによる免疫抑制及び過剰な炎症を食い止めるのです。
(前掲書p189)
(※5)
血糖や細胞内の糖のエネルギー代謝をキープするために、低血糖では胃の排出速度を高め(早く血糖値を上げないとストレスホルモンが出る)、高血糖では胃の排出速度を緩めるという調整を行っているのです。胃では本来、十分に食べ物を攪拌したほうが良いのですが、血糖値が低下している場合には、十分に食べ物を攪拌せずに糖質を十二指腸に送り込むのです。したがって、私たちの血糖値(糖の需要)次第で、胃の排出時間をコントロールしているということです。
消化管を動かすには甲状腺ホルモンが必須ですが、その甲状腺ホルモンも糖のエネルギー代謝依存です(低血糖では、エストロゲン、コルチゾールなどのストレスホルモンがダイレクトに甲状腺にダメージを及ぼす)。三大栄養素の中では、むしろ私たちの状態に関係なしに胃の内容排出時間を遅らせるのは脂質です。
(前掲書p187)
posted by T.Sasaki at 11:39|
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