3回目。
インドネシア人が日本の漁船に乗ってから、しばらく経つ。
以前は、まぐろ釣りの大型船に、主に乗っていたと記憶する。
それが、現在、小型船にも乗るようになった。
「
開洋丸の見送り」の頃、乗っていたインドネシア人のボースン格の人は、日本人以上に仕事をしたそうだ。
いか釣り機専門の業者が私のところに来て、「漁運さん、彼を引っ張ったら?」と勝手に言われた記憶がある。
今年、インドネシア人を乗せた小型船の人と話をした。
そして、ひょんなことから、一緒にご飯を食べる機会があった。
船主は彼(インドネシア人乗組員)に、いろいろと日本の事情とかを教えていた。
私は、インドネシア人を使う気は、さらさらない。
インドネシア人が帰化して、日本人になるというのならば、使ってもいいが。
というようなことを彼(インドネシア人)に言った。
理由も言ったら、ちゃんと理解していたので、まともな人だと思った。
その後、彼は、船を下りた。
理由は、労働の割りに給料が安いから、だそうだ。
これには驚いた。
仕事をしなくても、今年ほど楽に給料をもらえる年はない!
日本に来ているインドネシア人たちは、仲間同士、「あの船は楽だ、とか、あの船は船頭が怒るとか」いろいろと、船の情報交換をしているそうだ。
そして、自分より楽な環境の人を羨ましく考え、やめていく人も多々ある。
しかし、そんなこと、どこでもあることじゃないか!
インドネシア国内にだって、そんなことはあるはず。
どうやら、グループによって、違うらしい。
開洋丸の乗組員のようなグループに当たれば、それは運がいいが、そうでない場合なら、使わないほうがいいかもしれない。
でも、よく考えると、今の日本人もそうだ。
よその話ばかり聞いてきて、羨み、仕事をしなくなった。
posted by T.Sasaki at 17:13|
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