日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年08月15日

絶望的な今年のいか釣り漁業

こんにちは。

日本海のするめいかの前半戦は、おそらく史上最低であろう。
そして、今後も上向く気配はない。

https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/pr2023/files/20230731press_srm-n.pdf(「水産研究・教育機構」)

岩手の定置網で、近年になく、するめいかの入網があったので、私はいち早く家に帰ってきて操業し、今後を楽しみにしていた。
しかし、漁は上向かず、今後も上向く気配はない。
この長期予報を見て、愕然とした。

https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/pr2023/files/20230731press_srm-t.pdf(「水産研究・教育機構」)

今年のするめいか漁は、壊滅的な結果となる。

今年6月、八戸沖でトロールは、ミニのするめいかを、ほぼ全船満タン(発砲スチロール箱で200箱)で獲っていた。
小型いか釣りが、そこへ行って針を下ろしてみても、形すら上がらない。
トロール船が切り上げる7月になれば、きっと釣りの針にも、いかが付くようになると期待したが、たまに、平均で二桁の水揚げになるだけで、ほぼ一桁の日が続いた。
底曳き網のパワー、漁獲圧というのは、それほど非常に大きいものだというのが実感できる話である。

9月から操業の始まるトロール船に、このまま、するめいかを獲らせれば、次年度のするめいかは、もっと減るだろう。
ここで、何の措置も水産庁が獲らなければ、いか釣り漁業は存続できなくなる。

水産庁職員の心の中は、「そんなこと、知ったことではない」と思っている。
何かの会合で聞いてみたらよい。
必ず否定するだろうが、「そうでないなら、何かやれよ!」と言われるのが目に見えている。
きっと何の会合も開かない。
税金ドロボー!


posted by T.Sasaki at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | いか釣り漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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