こんばんは。
すでに「世界人類を支配する悪魔の正体」から引用しているが、ここで紹介する。
ディープ・ステイトとか、カバールとか、興味ない人は読まなくていい。
この本の目的、というか主題は、副島先生とベンジャミン・フルフォードさんとの対談形式で、ディープ・ステイトの本体は何なのか?どこから来たのか?いつからあるのか?ということを考え、結論は、欧米以外の価値観、すわなち、私たち東洋人の価値観のほうが、世界にとって好ましい、というものである。
「分断して統治せよ」というアメリカやイギリスの帝国的な考えは、いわゆる「人間牧場」的であり、殺し合いの元凶であるが、その上位には、それを肯定するような思想がある。
その原型は、人類史のはるか昔、農耕が始まった頃に登場しているのではないか、という。
BFとは、ベンジャミン・フルフォードさんの略。
BF
今の中近東で古代の人間たちが、それまでは、それしかなかった狩猟民族をやめたとき、人類は3つに分かれた。1つはそのまま狩猟民族を続けた人たち。次は運河や灌漑設備を作って農業を始めた人たち。3つ目が遊牧民族。遊牧民族は、数は少なかったけれど、肉は食べるし、乳製品も摂っている。だから、がたいがよくて、馬を乗り回してたくましかった。
古代の遺跡の発掘で分かっていることは、農業をやるようになった人たちが人口ではずっと多い。でも、遊牧民族と比べると、体は小さかったし、強くもなかった。数だけが多かった。遊牧民族は、家畜を支配する技術をもっていたから、草を食べる動物たちを支配できた。だから人類は農業をするようになって、3つ目の遊牧民系の人々が動物だけでなく、草を食べる人間たちをも家畜としてずっと支配し続けた。このことが、じつは現代にまで至る欧米の長い長い歴史なのです。私はそう見ています。
副島
そうか。だから動物だけでなく人間をも生贄にする遊牧民系のセム族が、定住民である農業民を奴隷にしたと。鋭い理論ですね。これまで、私たちはずっと、農耕民(定住民)のほうが豊かだから、遊牧民を駆逐した、と教えられて来ました。そうではなかったんですね。なるほど納得しました。
(「世界人類を支配する悪魔の正体」p284)セム族とは、簡単に言えば、ユダヤ人などの中近東のあたりの人を言う。
で、最近、世界中で、子どもたちが突然いなくなる事態が起きているが、もうひどいもので、一つはペドフェリアで、一つは生贄ではないか、と。
BF
昔、バアル Baal という、モレク Molech ともいう神様がいて、カルタゴもこの宗教だったのですが、子供を生贄にする儀式をしていた。バアルは雷や稲妻の神様であり、そこから天気や豊穣の神様であったと言われています。この神を崇拝する人たちは、旧約聖書でも昔からユダヤ人の敵とされていて、ユダヤ人と激しく争っています。
左ページの写真は、1933年のシカゴ万博のときに行われたこのグループの祭典の様子を写した写真です。この儀式を15万人の観衆の前でやっています。このとき、イスラエルの初代大統領や、ロスチャイルド家の人たちも大勢出席しています。
副島
1933年と言えば、ナチスドイツができた年ですけどね。
BF
ホロコーストってどういう意味かご存じですか。
副島
ヤギの生贄を神にサクリファイス(犠牲、供犠)として捧げること。
BF
そう。この神様、モレク神に捧げるわけです。
副島
最初はヤギだけど、ほんとは子供だ。人間の子供。それも自分の長男坊を捧げなければいけない。篤い信仰の験として。
BF
そうです。
副島
それはノウマド(nomad 遊牧民)の歴史から来ているんでしょう。
BF
そう。この人たちがもう何千年も前からユダヤ人と戦っていたわけ。そしてそれが今も続いているということなのです。そしてこの人たちの神が、エジプトではセトと言われていた。
副島
そうでした。そのセトが、サタンになったんだ。
BF
この人たちはユダヤ人と戦いながら、同時にユダヤ人のふりをしている。でも、本当のユダヤ人ではない。いまもユダヤ人のふりをしている。ユダヤ教ではバアル神は邪神です。これを崇めるということは、本当のユダヤ人ではない。旧約聖書を読めば分かります。
(中略)
だから、この一緒くたにされたユダヤ人の中で、本当はかなり昔から歪みがありました。問題は、この中の悪魔崇拝グループ、まさに先の写真が示すモレク神(バアル神)を信じるグループが問題の根幹なのだ。この認識が、いまようやく欧米でも広まりつつあるのです。
FBIの統計では、毎年アメリカで4万人ほどの子供が行方不明になっています。行方不明の捜索届けが40万人以上出ていますが、ほとんどは家出か何かでだいたい3日かそこらで帰ってくるか、見つかります。ところが、そのうちの約4万人は永遠に帰って来ない。行方が分からない。この子たちはこういう儀式で犠牲になっていると言われています。
副島
ペドフィリア(pedophilia 異常な幼児性愛症)問題と関わるということね。
(前掲書p230)現代では、ウクライナ戦争でよく登場するネオナチは、もちろんナチスが前身である。
ホロコーストという言葉の意味からも、この通り、ナチスと本当のユダヤ人とは、昔から敵対している。
日本人をゆさぶる統一協会の起源も、ナチスと関わりが深い。
これは、後ほど紹介する。
恣意型コロナ病が登場してから、ビル・ゲイツやクラウス・シュワブの世界経済フォーラムなどで提起されている人口削減策の大元の考えは、チャバドという変な思想グループにある。
ユダヤのカルト・グループであり、聖書の一部分を極端に解釈し、普通のユダヤ人たちから嫌われている。
BF
このチャバドの創設者のシュヌール・ザルマン(shneur Zalman of Liadi 1745-1812)という人が書いたものを読むと、ものすごいことをずいぶん言っています。例えて言うと、仏教の中の仏教を装ったオウム真理教があったようなものです。
(前掲書p66)チャバドの中のサバタイ派、サバタイ・ツヴァイという人の教えであり、カバールとチャバドの考えについて、引用する。
BF
英語で一般に「カバール」というのは、陰謀を行う少数のグループのことです。たとえば、日本の財務省の中に、日本銀行の国有化を目指している「カバール」がいるとか、そういう使い方をします。
チャバドというのは、カバールという言葉が持つ意味も引きずっています。というのも、カバールとユダヤ神秘思想の「カバラ」には関係がある。ただ、語源的にはまったく別です。チャバドの人たちは、一所懸命、自分たちのことを正当化しようとしていて、聖書の世紀末予言に出てくる2大大国、ゴグとマゴグの戦いが起きて、人類の9割が死んで、生き残った人たちは自称「ユダヤ人」の奴隷、いわば人間家畜になる、というカルト思想です。この自称「ユダヤ人」の1人につき2800人の奴隷がつく、という思想です。
(中略)
本当のユダヤ人は、人間を家畜にするなんて思想は持っていません。我々以外の人間は家畜であり、殺してもいいのだ、という発想は、本来のユダヤ人とは何の関係もない。だから、チャバドの人たちを批判することは「反ユダヤ主義(anti-Semitism 直訳は「反セム族」)」ではないのです。こんな連中はそもそもユダヤではないからです。
(前掲書p64)実際に、このチャバドのことを利用してユダヤ人を悪者にし、いろいろな戦争を起こす連中がいる。
軍産複合体がその一つである。
その元締めが、例の人間たちである。
BF
現在、デイヴィッド・ロックフェラー・ジュニアとかそのグループの人たちは、私の情報では、全員スイスにいます。このグループは、いま、英語でいうと「ルール・ベイスド・ワールド・オーター(rule-based world order)という言葉を使っています。
副島
「ニュー・ワールドオーダー」の次の言葉ですか。
BF
その裏は、一所懸命、自分たちのこれまでの権力を温存しようとしているだけです。頻繁に最近のプロバガンダ・マスコミに出てくるスローガンです。この人たちこそ、国連、BIS(国際決済銀行)、世界銀行、IMF(国際通貨基金)といった国際機関をすべて私物化しているグループなのです。
副島
それらはすべてダボス会議(世界経済フォーラム)とつながっています。
BF
そうです。あのグループです。
副島
ダボス会議の議長のクラウス・シュワブは「グレート・リセット」Great Reset”「大いなるやり直し」と唱えています。
(中略。シュワブの有名な変態写真のことが書かれてあり、LGBTQの躍進は、彼に発端があるのかもしれない。LGBTQの立場からは、彼は変態ではない。いずれ、変態という言葉は死語になるかもしれないなあ。笑)
BF
私は、長年、いろいろダボス会議のことも調べてきました。そうしたら、結局、スイスにある「オクタゴン」というグループの人たちと重なるんです。その大元は、歴史的にはエジプトのファラオにつながると自称している人たちです。
彼らの組織は大きく3つに分かれていて、戦争担当、金融担当、宗教担当です。ほら、よく欧米権力の秘密のオベリスク(尖塔)というじゃないですか。エジプトから持ち出して、1つはワシントンDC(ワシントン記念塔)、1つはロンドンのシティ(クレオパトラの針)、そしてもう1つはローマ、ヴァチカン(サン・ピエトロ広場)にあるオベリスク。で。彼らの発想は、自分たちはエジプトのファラオの正統な継承者だ、自分たちも神様なのだという発想なのです。要するに、もう誇大妄想を超えたところにいる連中なんですよ。
副島
やっぱり、彼らも悪魔教(ダイアボローイズム)なんですか。
BF
彼ら自身は、それを「悪魔教」と呼ぶのは悪口だって言います。「我々はルシファーと言う」と。要するに、この世界は、これだけ憐れなことが起きているから、この世界を作った神様は悪いやつだと。だから神様を打ち倒して、正しい神であるルシファーに置き換えるのだと。神様を倒そうとする願望を持っている誇大妄想の連中です。
副島
ゴッドではなくてルシファーだと。それはイルミナティが最初に作った思想ですよね。ルシファー Lucifer は「明けの明星」で、ヴィーナス Venus が「宵の明星」だ。どちらも金星 Venus ですよね。
(前掲書p88)このイルミナティには、2種類あって、グノーシス派イルミナティとP3フリーメイソン。
グノーシス派は、世襲を認めない能力主義であり、一方のP3フリーメイソンは、血統主義。
悪党のほうが、P3フリーメイソンであり、どういうイルミナティなのか、引用する。
彼らは、自分たちは、2万6000年前から地球外生命体の指令を受けていると言います。この地球外生命体は、人類の歴史を操る計画を持っていて、天体の動きに合わせて地球にやってきているそうです。
(中略)
ついでに言うと、ヨーロッパの王族の血統というのはこの2番目のイルミナティである、カエサル(シーザー)の男系血統と、旧約聖書に出てくる古代イスラエルのダヴィデに遡る女系血統との混交でできている。王様の紋章にワシがついていると、それはカエサルの子孫を意味します。ライオンがついていると、ダヴィデの子孫を意味します。
さらに、先ほども話した、古代エジプトのファラオに連なると自称するオクタゴン・グループというのもまた別にある。とにかく欧米権力の最高峰のところの考え方は普通じゃない。ちょっとぶっ飛んでいるとしか言いようがない。一般の我々からすると、「非常識」なのです。
(前掲書p92)したがって、私たちが、「まさか、そんなの陰謀論であり、実際には存在しないよ」と思うのは、ごもっとも!
世界の最上級社会の人たちのほうが、ぶっ飛びすぎているから(笑)。
そのため、ベンジャミン・フルフォードさんは、次のように判断している。
これが本書の結論だと思われる。
ロシアがそいつらと戦っている、でいいと思う。要するに、この悪魔教の者たちの、世界を2分して戦争を起こしてやろうとか。そういう邪悪な考えではなくて、先ほども言ったように、みんなで仲良くしていく世界を目指そうと、ロシア、中国は考えている。とそう思うけれど、でも、そのためにまんまと戦争させられている、と見るならば、ロシア、中国も操られている。この見方も成り立ってしまいます。
だけど、アジア的な発想は、間違いなく、どうやったら、そういう悪魔的な考えの人たちを排除して、みんなが共存できる世界を作り上げることができるか。この方向に向いていることは間違いない。
いままで、欧米人は自分が家畜化されていることも知らず、知らないうちに屠殺されていた羊だった。でも、アジア的発想は、殺される羊じゃなくて、自分たちで、この捕らわれて囲われている柵を出て、自分の足で牧草地めぐりを楽しむ羊になろうよ、ということだと思うのです。でも、それは羊飼いにとっては、絶対認めることができないことだ。いま、このストーリーの中で世界が再編されようとしている、ということではないかと私は思うのです。
(前掲書p94)最初、読んだ時、頭の中がぐちゃぐちゃだった。
対談形式の本なので、あちこち話が行ってしまうのは、しかたがないのだが、まとめるのに時間がかかった。
たぶん、「へぇ〜」と思うだけで、本を読んだ人たちは頭を整理するのに、大変だったと思う。
ダボス会議に招かれて行ってきた日本人もいる。
彼らは、たぶん、これらのことを知らない。
会合に招かれたら、「会議の内容に同意するとは限りませんよ。それでもいいなら、出席します」という前置きをして参加しないと、同意したものとみなされ、内容を否定しようものなら、攻撃される可能性がある。
何も考えないでダボス会議に参加した人たちは、日本人として、東洋人として、もう終わっているかもしれない。
以下は、オマケ。
まずは、プーチン
副島
1999年の12月31日に、エリツィン大統領、プーチンが首相だったのですが、その時、プーチンがエリツィンに「もう辞めなさい。殺さないから、引退して、どこかで静かに暮らしなさい」と言ったんですよ。だから翌日の2000年の1月1日からプーチン大統領です。正式にはこのあと3月に大統領選挙があってからですが。私は当時、このことに気づいてびっくりしました。それから22年が経ったわけです。その間にロシア人の男の寿命が58歳ぐらいから67歳ぐらいまで伸びたんだそうです。ウォッカばかり飲んでいたロシアの男性が、プーチンの国民教育でぐっと長生きになった。
BF
お酒を飲まなくなったんですよ。
副島
プーチンが、酒を飲むのをやめて、スポーツをしなさい、とロシア国民の健康のことを配慮した。これは大変すばらしいことだ。普通、政治指導者はこんなことをしない。国内の権力闘争で手いっぱいだ。だから私はプーチンを尊敬するようになりました。
BF
みんなアル中だった。私も覚えています。ソ連時代、ロシアの男たちはみんな昼間からウォッカを飲んでいました。みんな55歳ぐらいで死んでいた。
(前掲書p60)それに比べ、決定的なことを何も言おうとしない岸田首相の別名は、遣唐使。
副島
相手の意見(主張)をいつまでもじっと聞いています。ずっと。そして自分の考え(意見)は何も言わない。言うとすれば、「その件について検討します」と言う。だから岸田は検討使、遣唐使(8世紀、9世紀の中国の唐の帝国への国家使節)だと言われました。
(前掲書p147)次、アメリカの謀略で終わった田中角栄に謝ったアメリカ人。
副島
そうですね。角栄を1974年から、まず文藝春秋社を使い、そして1976年7月27日にロッキード事件で逮捕して、角栄を痛めつけた。ところが、このことはあまり知られていませんが、後年、時間が経ってからキッシンジャーは、寝たきりになった角栄の目白台の家へ、謝りにいっています。悪かった、と。
ただ、南米とかで悪いことをいっぱいしましたね。チリの左翼のアジェンデ政権を軍隊を動かして打倒した(1973年9月11日)。それから、1979年10月26日に、韓国大統領の朴正熙(パク・チョンヒ)を射殺させた。KCIAの長官、金載圭が、たった4人の宴席で、まっすぐに座ったまま、射殺した。その理由は、朴正熙が、自分の引退の花道に「韓国は核を持つ」と宣言したからです。この決断は、アメリカ政府のレッドライン(越えてはいけない一線)を超えたからです。安倍晋三と同じです。
BF
キッシンジャーは世界中でさまざまなトップを殺しています。それは「リアル・ポリティクス」なんだと言っていましたが、もういいよ、と私は思います。
(前掲書p128)それから、シュワブの仲間は、たくさんいる。
LGBTQの保護、推進は、世界的な流れなのである(笑)。
BF
フランスも、ロスチャイルドのマクロン劇場もまもなく終わります。だってマクロンは、児童売春をやっていたって知っていました?それで自分のお客さんだったおじいちゃんと結婚したのです。それが今、ブリジット・マクロンと名乗って女装している奥さんです。おかしいですよ。オバマもそうです。ミッシェルは間違いなく男です。だから、公人になるときに、じつは私は男です、といって出ればいいはずなのに。それが彼らへの脅迫材料として利用されていることが問題です。みんなをバカにしている。ほんとに。だからすでに末期症状です。
(前掲書p306)もう呆れかえって、楽しいとしか、言いようがない。
posted by T.Sasaki at 20:53|
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