ふたたび、こんにちは。
テレビ、新聞メディアは、もう最悪の状態で、ロシアや中国の悪さはすぐに報道するくせに、アメリカやイギリスの悪さは、報道しない。
両方の善悪全般を報道するのが、メディアの役目だろうが!
欧米、特に、アメリカやイギリスの悪さは、世界中の国にバレ始めて、相手にされなくなりつつあるというのに。
次に引くのは、副島先生とベンジャミン・フルフォード氏の対談形式の本から。
副島
今回のウクライナ戦争で一番重要だったのが、インドのモディ首相がロシア制裁に加わらなかったことだ。その見返りで、プーチンからロシア産の石油を安く、3割引で売ってもらいました。さらに、サウジアラビアもやはりプーチンと組んでいる。アメリカのバイデンが石油の増産を、直接会って頼もうとしても、ムハンマド・ビン・サルマン王太子が電話に出るのも拒否したと言われています。UAE(アラブ首長国連邦)のムハンマド・ビン・ザイード大統領もバイデンからの電話に出なかった。現状の世界認識は、ここがまず基本骨格だろうと思います。
BF
そうですね。軍事面では、一生懸命クアッド、クアッド(Quad:Quadrilateral Security Dialogue「4か国戦略対話」)と繰り返し言ってます。インドと日本とアメリカとオーストラリアの4国で、中国を包囲していじめよう、というシナリオを描いています。しかし、実質でインドはこれに参加していない。逆にインドは中国とロシアと軍事演習をやっています。NATO軍と戦う想定で。
副島
ホントですね。インドがまったくやる気がないので、クアッドが駄目になったアメリカは、今度は急にIPEF(Indo-Pacific Economic Framework「インド太平洋経済枠組み」)というのを作った。こんなもの恥さらしもので誰も相手にしない。さらには、オーストラリアの新政権は、労働党になった。首相のアルバニージーは、労働者階級の出で、オーストラリア労働党の中でも左派だ。だから彼は中国敵視政策は取らない。外相になった女性は中国系だ。これですからね。
ASEAN10か国は、IPEFなんかバカ扱いします。それでもアメリカは意地でもやると言っているのでしょう。
(「世界人類を支配する悪魔の正体」p23)メモ的に、「紙の爆弾」誌から、いっぱい!
西本頑司さんのコラム「権力者たちのバトルロイヤル」から。
冒頭引用のロシア「戦争党独裁」を指す三大派閥の説明から始まっている。
ロシアの場合、ガスプロム閥、OKB閥、チェキスト閥の三大派閥で戦争をやっている。
ガスプロムは説明しなくてもわかるが、OKBとは、旧ソ連の設計局であり、ソ連領内の天才を集めていた。
世界初の人工衛星打ち上げや宇宙空間での有人飛行は、ソ連がやっている。
その他、武器に関しても、ソ連のものは、当時、優秀であった。
それらすべてを設計したのが、OKBという組織。
チェキストは、KGBの前身組織の思想を持つ人たちのこと。
つまり、エネルギー財閥、天才たちの設計局、取り締まり機関の三つが、ロシアの戦争党であるという。
コラムの題名は、「戦争党独裁」のロシア、というものだが、結論は、ロシアの戦争党独裁は、所詮、アメリカの亜流でしかない、ということ。
問題は、現在のロシア以上の「戦争党独裁」国家が存在することにある。
いうまでもない「アメリカ」である。
戦後、アメリカが軍事介入した回数は大小さまざまなケースを入れれば実に200回以上となる。主だったものだけでも朝鮮戦争、ベトナム戦争、レバノン内戦、グレナダ侵攻、パナマ侵攻、湾岸戦争=第一次イラク戦争、冷戦後もソマリア軍事介入、ユーゴ内戦介入、9.11に端を発したアフガン戦争、に第二次イラク戦争、第二次ソマリア介入、リビア軍事介入、シリア軍事介入と文字通り、枚挙に暇がないほどなのだ。
(中略)
当然、これほど戦争が継続している以上、民主党政権・共和党政権は関係あるまい。その実態は「戦争党」の二大派閥にすぎず、第二次大戦以降のアメリカは、実質「戦争党独裁」の状態にあったことが理解できよう。
この「アメリカ戦争党」こそが、軍産複合体=ディープ・ステートとなる。世界中の資源やエネルギーを管理するエネルギー閥、軍需産業閥、戦争で乱高下する株価を操作して利益を確保する投資閥、このディープ・ステートの三大派閥によるトロイカ体制で「終わりなき戦争ビジネス」をしてきたのが戦争から現在に至るアメリカなのだ。
(「紙の爆弾」2023年6月号p98)9.11テロの不具合は、ネットであちこち探せば出てくる。
陰謀論だと片づけられるが、あのビルが一気に崩れ落ちるのは、誰が見てもおかしい。
ワールドトレードセンター(WTC)二棟に旅客機が突っ込み、死者は約3000人、負傷者2500人以上と発表された。ただし、事件当日、出勤を控えるように、と会社から事前に通達された人々がいるという。当時のブッシュ大統領は事件直後に「テロとの戦争は今後30年続く」とのたまった。ならば、あと十年は続くことになる。
さて、事件において最も疑わしいことは、二棟のトレードセンターと第7ビルの倒壊だ。旅客機が激突したからといって、きれいに全倒壊したのは不自然きわまりない。当時、米国建築協会は「倒壊はありえない」と発表している。口封じされたとみえて、以後、建築家たちは黙して語らずとなった。
WTCの建築途中の写真から、建物は太い鉄骨で組み立てられてるのがわかる。百歩譲って激突したフロアが破壊されたとしても、無傷の別のフロアまでが倒壊するとは考えにくい。映像をよく見ると、各階の窓から白煙が噴出しているのがわかる。事前に強力な爆薬が設置され、コンピュータ制御されていたのではないか。
太い鉄骨を粉々にするのだから、なみの爆薬ではない。劣化ウラン弾のようなものを使用する必要がある、と言う人もいる。WTC付近で救助に当たり、粉塵なっどを大量に吸引して肺機能が低下した消防士や救急隊員の多くは、事故の7年後も改善傾向が見られなかった。
事件以降、米国は“犯人”のウサマ・ビン・ラーディン捕獲のため、アフガニスタンに侵攻した。その後の03年にはイラクに侵攻、しかし、その大義名分だった大量破壊兵器は存在しないとの結論に達し、米調査団のデビッド・ケイ団長は辞任。ケイ氏は昨年8月に、82歳で亡くなった。イラクのサダム・フセイン大統領は06年12月30日に処刑された。合掌。
(前掲書p93)そして、この考察は、佐藤雅彦さんのコラム「偽史倭人伝」からであるが、アメリカは、ロシアの核使用を願っているというもの。
核兵器が「ぜったいに使用できない」抑止力だというのは幻想であり、脳天気な世界の“庶民”を騙しておくために、この「核抑止」幻想が長年、宣伝され、普及してもきたけれど、これは現実を無視した“神話”である。むしろ、少なくとも米国は、核兵器を実戦で有効利用するための戦略戦術を、今までずっと追求し続けてきた。
「ロシア・ウクライナ戦争」で核兵器が使われる事態は、ありうる。そうなればロシアは「核兵器を実戦で使った悪魔」として宣伝され、ロシアの国際的な名誉は地に堕ちるわけだが、これを欲しているのは、じつは米国にほかならない。
なぜなら米国こそ、大日本帝国の軍都ヒロシマとナガサキに原爆を喰らわせて、終戦後に「核兵器を使った悪魔」という歴史的評価に苦しんできた国だから。
1995年、第二次世界大戦の終結50周年を記念してスミソニアン博物館で、“原爆展覧会”が企画されたときに米国の退役軍人や自称「愛国者」たちが圧力をかけてこれを潰した。なぜ潰したかといえば、彼らには日本への原爆投下に対する“良心の疼き”があったからだ。
ロシアがウクライナに対して戦術核兵器を用いれば、米国は80年近く続いてきた“良心の疼き”からとりあえず解放されて、ドヤ顔でロシアを「核兵器を実戦で使った悪魔」であると主張できるようになる。
(「前掲書p106)まあ、アメリカのディープ・ステイト連中なら、考えそうだ。
posted by T.Sasaki at 13:10|
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