こんばんは。
何月の話だったか、小型船の団体である岩手県沿岸漁船組合のいか釣り部会の会議で、近年では珍しく、県の水産振興課の課長が参加した。
いか釣りに限らず、小型船の鉾先は、2そう曳きトロール問題である。
あんな漁法を続けてさせていたため、世界三大漁場の三陸沖に魚がいなくなった。
私たち小型船は、常に、大臣許可漁業である底曳き網漁業の脅威を、県に伝えてきた。
この会議でも、もちろん、組合長をはじめ、みんながそのことを発言する。
組合長が、沖底の会長と話し合いをしても、論点が噛み合わないというか、話にならないのだそうだ。
私は、沖底の会長に直談判しに行ったときでさえ、まじめに対応しなかったから、そんなものだろうと聞いていた(この辺のいきさつは、「
2そう曳きトロールは最悪の漁法」を全部読んでください)。
県の職員たちは、小型船の言い分は聞いているようだがが、そこからが何の進歩もない。
私は、その点を指摘した。
「沖底船に対する意見というのは、ずっと前からみんなが言っていることであり、今や、水産庁に対して、これをどう解決していくのか、という方法論に移っているのですよ」と意見した。
「県が国に対して、意見すれば、国から予算面で意地悪されるのですか?」と聞いても、「そんなことはない」という。
だったら、「やれ!」という話になるのだが。
今、ここで厳しく書くが、私の同級生やその大学の同級生たちが、県の水産関係部署にいる。
今まで、直接、電話で話をしたことはなかったが、同年代だから、きっとエラくなっていると思って、話をした。
まるっきりダメだった。
私はがっかりした。
私の同年代たちは、今まで、何を考えて生きてきたのか。
そんなものかなあと思いながら、私は少なからずショックを受けた。
同じ環境で学んだ同級生を、少しは信じていた。
こんなことを書くと、漁運丸など相手にするな、と、みんな思うんだろうな。
いか釣り部会の会議に来た課長は、県の水産関係では、一応、トップなのだそうだ。
そのトップが、会議でみんなから聞いた話を忘れるわけではないだろう。
私は、いつか暇な時に、県庁に行って、「2そう曳きの問題で、国と渡り合う手段」について聞こうと思っている。
(O君、うそ臭いコロナも終わったのだから、君もまじめに考えなさい。旅先からでも私は帰ってくるから、水産庁に行くというなら、いつでも行く)
posted by T.Sasaki at 19:32|
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2そう曳きトロールは最悪の漁法
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