日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2023年01月28日

メモる 19

4回目。
属国の証拠。

ひどいものだ。
国民主権?
何が主権だ。
主権なんてものは、日本に存在しない。

 19年に出版された『株式会社化する日本』(詩想社新書)は思想家内田樹さん、元首相の鳩山友紀夫さん、鹿児島大学法文学部教授(現名誉教授・沖縄在住)の木村朗さんの鼎談をまとめた本だ。
 第一章「平成時代と対米自立の蹉跌」では、鳩山さんが「私は恥ずかしながら日本の官僚と米軍人との間の日米合同委員会が毎月二度、秘密裏に行われているということも、その会議の内容もわかっていなかったものですから」と正直に告白している。当時の首相も知らないところで、日米の最高意思が決定されているとは、国民の誰が想像するだろうか。
 鳩山さんはその壁に阻まれ、対米従属からの自立のシナリオを描くことはできなかった。おそらく自民党政権では、暗黙の秘密事項として引き継がれてきたことだろう。
『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門』(13年刊、創元社)編著者の前泊博盛さんは、琉球新報の論説委員長を経て、沖縄国際大学大学院教授。記者時代には、外務省機密文書のスクープと日米地位協定改定のキャンペーン記事で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞などを受賞している。この本は、もしもオスプレイが東京大学の安田講堂に激突したらどうなるか、といった架空の質問に答えている。その答えは「安田講堂に激突、炎上して破片が広範囲に飛び散ったとき、米兵は正門や赤門を封鎖して、警視総監の立ち入りを拒否することができます」。
 覚えているだろうか。04年8月13日、沖縄国際大学の本館ビルに、米軍のCH53D大型ヘリが墜落し、爆発炎上した。直ちに隣接する米軍普天間基地から数十人の米兵が大学になだれ込み、事故現場を封鎖、日本人を追い出した。米兵たちは沖縄県警の警察官を現場に入れることも拒んだ。「植民地同然の光景」が展開されたのだ。
 面積では日本の中の0.6%にすぎない沖縄に、74%の米軍基地が集中している。沖縄国際大学の事件からほぼ20年経つ現在、日本はアメリカの属国ぶりをますます深めている。
(「紙の爆弾」2023年2月号p98)


私がたまに行く鈴木俊一事務所で、アメリカの属国に関して、少し言ったことがある。
「自民党政治家は、みんな属国であるのを認識していると思うが、アメリカの言うことを聞かなければ意地悪される、それでもいいなら、アメリカの言いなりにならない、と正直に国民に言ったほうがいいんじゃないですか」と。

日本はアメリカの属国である、というと、今でも否定する人たちがいる。
そういう認識の人たちに限って、非常にうるさい人が多い。
まず、このことをしっかりとみんなに伝えて、それから、「属国のままでいい」「いや、嫌だ」の議論になる。
posted by T.Sasaki at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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