3回目。
暇つぶしの仕事をしながら、学問や見識のある東京水産大学、現東京海洋大学などの卒業生たちは、魚を捕りつくす2そう曳きトロールに、なぜ、何にも言わないのか、という疑問が浮かぶ。
彼らが、何も意見しないから、水産庁は何も改善しようとしない。
水産庁に、どれほどの東京海洋大学や水産学部のある大学の卒業生がいるのか知らないが、自ら「こうだ」という職員もいないのだろうか。
私は、こういうエラい人たちの中に、「2そう曳きはやめさせた方がいい」と言う人を一人も知らない。
法律や規則も変わらないから、法の範囲内で、漁師たちは、操業するわけだ。
「獲っていいだろ!」と。
日本各地には、「獲り過ぎはよくない」と自主的に操業自粛する人たちもいるが、圧倒的多数は、「獲っていいだろ!」派で、自分が廃業するまでは獲る。
そんな状況だから、海に魚はいなくなる。
事務所の前に、黒光りする高級自動車に置く金持ちトロールの社長たちは、このまま誰からも何も言われないことを願っている。
魚類資源の減少に伴う単価高が、最後まで残る2そう曳きトロールに、恩恵をもたらすからだ。
この現状を、漁業の学問をした人たちは、何も思わないの?
posted by T.Sasaki at 20:10|
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2そう曳きトロールは最悪の漁法
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