日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2022年11月17日

2そう曳きトロールを増長させているのは、誰なのか

3回目。

暇つぶしの仕事をしながら、学問や見識のある東京水産大学、現東京海洋大学などの卒業生たちは、魚を捕りつくす2そう曳きトロールに、なぜ、何にも言わないのか、という疑問が浮かぶ。
彼らが、何も意見しないから、水産庁は何も改善しようとしない。
水産庁に、どれほどの東京海洋大学や水産学部のある大学の卒業生がいるのか知らないが、自ら「こうだ」という職員もいないのだろうか。
私は、こういうエラい人たちの中に、「2そう曳きはやめさせた方がいい」と言う人を一人も知らない。

法律や規則も変わらないから、法の範囲内で、漁師たちは、操業するわけだ。
「獲っていいだろ!」と。
日本各地には、「獲り過ぎはよくない」と自主的に操業自粛する人たちもいるが、圧倒的多数は、「獲っていいだろ!」派で、自分が廃業するまでは獲る。
そんな状況だから、海に魚はいなくなる。

事務所の前に、黒光りする高級自動車に置く金持ちトロールの社長たちは、このまま誰からも何も言われないことを願っている。
魚類資源の減少に伴う単価高が、最後まで残る2そう曳きトロールに、恩恵をもたらすからだ。

この現状を、漁業の学問をした人たちは、何も思わないの?
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