日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2022年10月02日

別件逮捕だそうだ

ふたたび、こんにちは。

ある事件が起きていた。
私は北海道にいるから知るはずもなく、電話で知らせてもらった。
地元紙である岩手日報には、事件が報道されたようだ。

 法定の通信長が乗り組んでいるかのように装い、マグロはえ縄漁船で出漁したとして、横須賀海上保安部は27日までに、船舶職員及び小型船舶操縦者法違反と犯人隠避の疑いで、いずれも岩手県宮古市在住で、漁船を所有する漁業会社社長の男(67)と同船の2等航海士兼通信長の男(73)を逮捕した。
 逮捕容疑は5月、通信長不在でオーストラリア南東海域へマグロはえ縄漁船「第151勝運丸」で出漁。その後の海保の調査に対し、通信長の男が乗り組んでいたかのようにうその説明をした、としている。2人は容疑を認めているという。
 海保によると、三浦市の三崎漁港から出漁していた。情報提供があり、捜査していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88a7ab9699653cb48be4d4ce8ecfb4e63f5a8b9bYahoo!ニュース」)


彼は、世の中をなめてかかっている。
自分のやっていることに異議を唱える人の話を、彼は聞こうとしない。
これは、私自身、彼と話をしてわかっていたことである。
積極的な提案に対しても、そうだ。
そういう彼の性格を嫌いな人は、たくさんいるのだろう。
その中の一人が「情報提供」した、ということ。
事件が結果として表れた。

確か数年前に、この会社では新しいまぐろ船を作ったはずだが、それが第151勝運丸かどうかはわからない。
この時、国の補助金を使っていたならば、その補助金は返還しなければならない。
小型船でも、補助金を使って船を購入または造った場合、不正行為があれば、補助金返還を要求されたと聞いている。

この会社の2そう曳きトロールの新造時は、明らかに、国の補助金を使っていた。
「がんばる漁業」とか「もうかる漁業」とか。
TAC制度に対する違法行為は明らかなのだが、もしかしたら、この補助金返還を阻止するために、各行政機関は動かない、ということなのかもしれない。
なるほど、だから、水産庁にしろ、県にしろ、真面目に調べようとしないわけだ。
と勘繰りたくもなる。
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