こんばんは。
これ、いつだったか自分で工事した面舵側のキングストンボックス。

このブログでは、最初に、「
FRPの基礎」で登場したもので、後に、取り舵側のカバーもボルトで固定し、簡単に取り外せるようにした。
このアイディアは、八戸の長久丸からいただいたもの。
しかし、その船体は、すでに震災で他界。
船主のほうは、悠々自適に暮らしている。
なぜ、わざわざ、この写真を載せたかというと、キングストンボックス自体、意味があるのかどうか、わからなくなっているから。
キングストンに防食亜鉛を付けるのは、間違いないのだが、こんな出っ張ったボックスが、本当に必要かどうか。
実は、このボルト相手のナットの溶接が、1つ剥がれていて、ナットがない。
だから、その部分のボルトはもちろんやっていない。
そして、もう一つ、取れそうになっている。
どんどんナットが剥がれ落ちて、半分くらいになったら、カバー自体を全部切り取ろうと考えている。
たぶん、カバーがなくても、亜鉛には何も引っ掛からないだろう。
考えてみると、カバーをつけることによって、水の対する抵抗は出てくるだろうし、カバーを通過する海水も、うずをまくから、循環水の配管にうず電流が起きていいことはない。
この2点が解消されることになる。
いっそのこと、切り取ったほうがいいかもしれない。
posted by T.Sasaki at 20:14|
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