日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年10月15日

臼尻港

こんにちは。

南かやべ漁協の臼尻港という所にいるが、ここは、非常に良い港のように感じる。
大しけの時はわからないが、天候が悪い時に係船していても、あまり揺れない。

臼尻港.JPG

港内は小型船用のレイアウトになっていて、港も狭く、風波も立たない。
私の係船する高浜港は、あまりに広く、南西の風では、船が壊れるくらいの波が立つ。
だから、岸壁から船を離すための強力なアンカーが必要だ。
高浜港は、海洋建設業の台船の基地にもなっているから、ある程度の広さが必要なのは仕方ないことだが。

上記写真の一番手前に係船してある船は、何と!気仙沼丸竹造船所で造った船だった。
まだ、ピカピカ!
話をしただけで、うまそうな魚をいただいた。
一緒に来ている友人と、「昼いかをやるにはいい船だなあ」と話していたが、今や、船価はうなぎのぼりで、これは、船体だけで3000万円で、いか釣り仕様だと、3500万円はいくようだ。
丸竹造船所に聞いたのだが、FRP材料は、すでに、今年4回値上がりし、船価はもっと上がるだろう。
私が造るわけではないが、頭がおかしくなりそうだ。
今やFRPの材料は、ほぼ中国で生産され、日本は買い負けているというのが現実らしい。
日本の物価や賃金は、他の国より、かなり下がっている、というのが、実感できる話である。

この臼尻港には高谷造船所があり、宮古市の2人の船主が9.7トン型の漁船を作っている。
私の船が、すっぽり入るくらいでかい船だ。

初めての臼尻港に入る場合、注意が必要だ。
夜は、まずやめたほうがいい。
南側には大型定置網があり、北側には養殖だながある。
しかも、大型定置網は、養殖だなより沖合にあり、真東から入港する場合、定置網を通過しても、次に養殖だなに気を付けなければならない。
一度入港すれば何のことはないが、初めて入った時は、必ず、プロッターにマークしておかないと、夜の入出港は危険だ。

私も初めて入った時は、操業を早く切り上げ、まだ日暮れ前に入ってきた。
それでも、ゆっくり走っていたにもかかわらず、目の前の養殖だなの前で、一回転した。
心臓が一瞬ドキドキした。


posted by T.Sasaki at 09:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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