こんにちは。
今日も天候が良くなく、出港中止。
様似の定置網も、出港しなかった。
他の漁協のことではあるが、網を止め置いて、魚が死んでいないか心配である。
わが宮古漁協の自営定置にまで、この赤潮が行くとは思えないが、鮭の大不漁の上に、赤潮被害に遭うと、目も当てられない。
鮭の大不漁は、なぜ起こっているのか。
たぶん、稚魚を放流した時点で、他の魚のエサになっていることが、一番の要因だと思う。
以前にも指摘しているが、海水温の温暖化ならば、日本海の鮭も一緒に減少していいはずだ。
しかし、漁獲量の極端な減少が起こっているのは、太平洋なのである。
近年、三陸沖に、サバが通年いるようになった。
このサバというやつはバカで、いか釣りの鉛(分銅)を食って、それがエラを通って、上がったりする。
手釣りをやった頃は、魚のひきを感じて道具を上げたら、サバが鉛を食っていた、ということがよくあった。
鉛のどこが美味しいのかわからないが、そんな食欲旺盛なサバが、鮭の稚魚を食わないわけがない。
サバだけではなく、以前、南で獲れていた魚の北上にともない、鮭の稚魚の天敵は増えるばかりである。
これは、鮭のふ化放流事業の転機を意味する。
他の魚のエサにならない方法を考えなくてはならない。
放流事業の経費をカバーできないような鮭の漁獲では、赤字になってしまうから、あさりやほっきなどのサービス事業と同じになってしまう。
そういうことを念頭に置けば、漁協組織の再構築が必要になるだろう。
posted by T.Sasaki at 09:07|
Comment(2)
|
漁業
|

|
私の管轄地域はここ数年漁獲量はピーク時の1/10程度まで下がり、漁業者及び漁協関係者は落胆の色を隠せません。事業経費も漁獲金額から数%の負担金で運営しており実際赤字で、積立金と職員の待遇見直し(賞与カット)で何とか事業を行っている状態です。
研究者は皆口を揃えて温暖化が原因と言い、漁業者はクジラが増えたせいだとか北方領土での先採りが悪いなど怒りのはけ口を探してる状態です。
サバの話は初耳でした。ここ10年で沿岸域での魚種に明らかな変化があり、海も時代の変わり目なのかなと感じております。
あと数年も不漁が続けば漁業者や漁協の資本が続かず、特に道東・太平洋沖は定置網漁業が消えてしまうかもしれません。
最近は、何が悪いのか、よくわからなくなっています。
たとえば、水産研究所の職員にしても、どこかの情報を鵜呑みにして、検証していないのではないか、という疑いを持っています。
今、私は、大したことのないことで、海上保安署の取調べを受けていますが、こちらから、いろいろな指摘をしたら、海上保安署の人たちのほうが困ってしまって。
私にすれば、アホらしい指摘なんですよ。
私は、罪人的な立場ですが、いちいち捜査に対する指摘やそれが正当なものか、どうか、公務員は誰のために仕事をしているのか、とか、下っ端の職員では対応できないので、上司が出てきましたが、最終的に「何とか協力してください」と言うんですよ。
私とすれば、法律を変えたほうがいい、と積極的に提案するのだけれど、まあ、変わることもないと思いますが。
だから、何が悪いか、というと、文書の通りにしか動くことができない行政職員が、ふつうの日本人の足を引っ張っていることです。
漁業の事業の話に戻しますが、自分の関わる事業に対して、冷静に計算して、今後、やっていけるかどうかを判断していくしかないと思います。
その気になれば、漁業以外でも、仕事人間であれば、何でも食っていけますよ。
鮭の稚魚の放流事業では、一つ、宮古漁協に提案していることがあるのですが、彼らがそれを実行するかどうかはわかりません。
これは、県の水産技術センターにも話をしています。
ただ、実行するかどうかは、彼らの判断です。
いくら温暖化に強い品種に改良しても、稚魚の段階で、他の魚に食われちまったら、何の意味もありません。
こんな発想が、彼らにはないんですよ。