日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年08月10日

オリンピックの支配者

こんにちは。
時化続きで暇なので、オリンピックについて。

近代オリンピックを始めたのは、フランス貴族のクーベルタン男爵。
彼が、1894年、IOC国際オリンピック委員会を作った。
元々、オリンピックは、貴族のおもちゃ(アスリート)遊びだったのである。
各貴族の所有するアスリートを競わせる場が近代オリンピックの始まりであり、アスリートたちは、育ててもらった貴族を喜ばせるために、一生懸命努力した。
ところがこの時代、すでに、人気スポーツはプロ化されており、プロスポーツ選手たちは独立して収入を得ていた。
そこで、クーベルタン男爵たち貴族は、オリンピックから徹底してプロを排除した。
現在では、プロの参加も認められているが、この排除が、「アマチュア精神」と言われるもの。
「プロも競わせて、本当に世界一を競わせればいいじゃないか」と私たちは思うのだが、そこに貴族たちのずるさがある。

西田健さんという方は、アスリートを馬に、貴族を馬主に例えて、排除した理由を説明している。

プロ選手は貴族という馬主が所有する「馬」にはならないからです。アマチュアは、当たり前ですが無収入です。そのため貴族の庇護下に入ります。選手は貴族の「所有物」にならないと参加させなかったということが、理解できるでしょう。
 そうして所有馬となって、ほかの貴族の「馬」と競い合い、貴族を喜ばせる。それがアマチュアイズムの正体なんです。ね、クソでしょ。
 そうして貴族たち主催の「ダービー」としてスタートした近代オリンピックは、植民地産の「馬」という名の選手を競わせる貴族の社交場だったわけです。
 それは日本も同様です。ベルリンオリンピック(1936年)では朝鮮半島出身の孫基禎選手がマラソン金メダルを獲得しました。あれだって日本は、孫選手を朝鮮産の「馬」扱いしていたんですよ。列強に向けて日本の強国ぶりと半島支配をアピールするのが目的だから、あえて改名させず、朝鮮人の名前のまま出場させたのです。
(「紙の爆弾」2021年7月号p39)


現IOC会長のトーマス・バッハも屈指の名門出身であり、「ぼったくり男爵」と呼ばれている。
1億円もの報酬をもらいながら、何もしていないのだそうだ。
そのIOCに、日本のNHKも莫大なカネを払っているのだが、その原資の7割は受信料。
さまざまな競技施設の建設や運営費は、日本の国と東京都がほとんど負担することになるのだろう。
貴族たちの娯楽のため、善意のボランティアたちも犠牲になる。
最下層の国民は、税金、受信料、労働力を、ヨーロッパ貴族に差し出していることになるのだ。

放映権料のからくりについても、西田健さんの文章を読んで、ようやく理解した。
大企業が他所の国に進出する場合、各国のオリンピック委員会を利用すれば、非常に楽なのだという。
過去、植民地に進出した大企業たちは、もちろん貴族たちとの関係も深く、しかも、オリンピックは貴族の娯楽である。
オリンピック委員会と各国に根付いている大企業が、繋がっていないわけがないから、高いCM料を払ってゴマすりしておけば、何かと便利なのである。
オリンピックとなると、なぜ、大企業が高額なCM代を支払うのかが、これでよくわかる。
CM代は各放送局の莫大な利益になり、さらに、放映権料となって、IOC、最終的にバッハ会長のふところへ入る仕組みになっている。
だから、オリンピックは「参加することに意義がある」のだそうだ。

このとおり、近代オリンピックの「アマチュア精神」と「参加することに意義がある」という二つの言葉には、非常に大きな裏がある。

およそ2000年さかのぼって、古代オリンピックの時代。
治外法権の権利をもぎ取って、賄賂だらけのIOC(「国際機関の闇」参照)の基礎は、意外にも、古代オリンピックにあったのかもしれない。
古代オリンピックは、393年の第293回大会が最後であるが、その間際は、腐敗が激しかった。

古代ローマ全盛の世になると、腐敗はますます酷くなり、紀元67年にはネロ皇帝が自ら戦車競技に出場し、競技中に戦車から転げ落ちたのに、莫大なワイロの力で「優勝」を手にした。
(前掲書p109)


一生懸命なアスリートたちは、自分のことだけで精一杯で、IOCのやっていることなど、きっと知らないだろう。
このような事実を知ると、IOC主催のオリンピックなどやらなくてもいい、と言い出したくなる気持ちがわかる。
だから、アスリートを引退したOBたちは、IOCとは別組織で、世界競技会を開いたほうがいい。
そのほうが、みんなに支持されると思う。

皮肉なことだが、古代オリンピックの開催理由は、偶然にも、東京五輪の現状と重なっている。
病気が蔓延していたそうだ。

古代ギリシャのオリュンピアで紀元前776年に始まった古代オリンピック大会は、近隣の都市国家エリスのイフィトス王が、アポロンの神託に従って、神々の怒りを鎮めてギリシャ全土に蔓延していた疫病を撲滅する祭典競技として行なわれた。
(前掲書p108)


以上のことは、ネット検索しても、上位には出てこない。
出てくるのは、オリンピックを美化したい組織のつまらないものばかりだ。
posted by T.Sasaki at 16:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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