こんにちは。
PCR検査は、ネット検索すれば山ほど出ている。
何万倍にも増幅して、ウイルスを検索する、というもの。
しかし、その手法に関することは、なかなか出てこない。
その遺伝子の検索ですが、検体は感染者の体液をふりかけた細胞(アフリカミドリザルの腎臓上皮細胞に由来するベロ細胞)をすりつぶして遠心(密度)分離したものを使用しています。つまり、ベロ細胞の遺伝子を見ているのか、感染者の体液に含まれている遺伝子を見ているのか、あるいはウイルスが存在するとしてそれを見ているのか、判別がつきません。
この様なウイルス単離に関する根本的な問題を脇においたとしても、この検査の開発者自身が発言している通り、PCR検査はある遺伝子の部分を増幅させる検査であって、ウイルスの存在自体を検出するものではありません。
(「ウイルスは存在しない」下巻p18)
PCRの増幅では、1サイクルごとにDNAが2倍、2倍・・・と指数関数的に増幅していきます。つまり、DNA(目的とする遺伝子、例えば新型コロナウイルスの一部の遺伝子配列)のコピーを指数関数的に増加させていくということです。この遺伝子の増幅には、どこのラボでも30回以上の増幅サイクルを繰り返します。
問題は、このPCR検査の増幅サイクルを40回近くかけないと陽性が出ない現象が認められていることです。PCR増幅サイクル回数をあげないと新型コロナウイルスの遺伝子(RNA)が検出できない場合があるということです。
しかし、このPCR増幅サイクル(cycle threshold values)と感染性との間には、逆相関が認められます。PCR増幅サイクルが34回以上でようやく検出された検体では、感染性はゼロであることが報告されています。つまり、PCR増幅サイクルを増やして検出される可能性があるものは、実際の感染性はないものなのです。
(前掲書p22)PCR増幅サイクルがCt値といわれるもので、Ct値を上げれば、つまり増幅回数を増やせば、誰でも感染者になりうる。
これを偽陽性という。
つまり、Ct値の大きすぎるPCR検査で陽性となっても、感染者ではない。
日本は、情報封鎖社会だ。
他国では、いろいろなことをやっている。
ポルトガルの裁判所では、PCR検査の陽性判定だけで、隔離措置をとるのは違法である、とした。
アメリカでさえ、偽陽性の問題を、大手マスコミが書いている。
『ニューヨーク・タイムズ』誌でさえすっぱ抜いたように、サイクル数を30〜35回以上に設定すると90%も偽陽性が出現しているのです。
(前掲書p24)中国で飛躍的に感染者が減ったのには、理由がある。
もう中国は、恣意型コロナ病に関しては先進国である。
実は中国では、新型コロナウイルス感染を診断するのに、他の国と違う基準を採用し直しています。他の国は、バカの一つ覚えのようにPCR検査だけですが、中国はPCRを参考程度にしているのです。
中国の診断基準は『新型コロナウイルスの真実』講義で当初からお伝えしていたリアルサイエンスに基づいたものに変更されています。それは、
・症状があるもの
・感染者とされる人に接触した履歴があるもの
という条件を必ず満たさないと、PCR陽性だけでは感染者と認めないのです。これは、エピデミック(epiddemic)やパンデミック(pandemic)と呼ばれる流行性の感染症では、必須の基本的な条件であり、中国だけが“感染者を減らすため”に特別に作った基準ではありません。今、中国では、感染者とされる人に接触した履歴がなければ、PCR検査さえ実行しないのです。新型コロナに関しては、なんと中国が今一番まともな国家になっていたということです。
(前掲書p64)私は、以前、岩手県でPCR検査をやりたがらなかったことを批判したが、その理由をここで初めて知った。
PCR検査は信用できない。
岩手県の保健行政は、しっかりしていたのである。
ここで、批判したことをお詫びします。
それから、俗にいう無症状感染者について。
無症状感染者という言葉は、ウソを含んでいる。
無症状である人を、感染者と言ってはいけない。
新型コロナウイルス感染症では、特に無症状(asymptomatic)や症状が出る前の人(pre-symptomatic)に感染性があるという研究論文が多数輩出されました。まず、症例報告(case report)と呼ばれる報告があります。
これは無症状(PCRで陽性)や症状の出る前の人と接触して、実際に症状が出た(PCRで陽性)症例をレポートしたものです。この無症状や症状の出る前の人と接触して、新型コロナが感染すると物議を醸し出したのが、2020年3月に報告されたある症例です。
この症例は他の論文でも頻繁に引用されていますが、その後、これが虚偽であったことが発覚しています。その症例とは、ドイツにビジネスで出張した中国人女性に、帰国後、発熱などの感冒症状が出現。ドイツに居たときに、ミーティングした人たちにも感冒症状が出たというものです。後に、この中国人女性は、ドイツでミーティングした際には、すでに感冒症状が出ていたことを明らかにしました(後にこの論文に訂正が行われています)。
つまり、この論文では、症状が出現する前の人から感染したのではなく、すでに症状が出ている人から感染したというのが事実だったのです。さらに、他の症例報告を見ると、ほとんどが、無症状や症状が出る前の人との接触によって新型コロナが第三者に感染したのか、その第三者が他の人(コミュニティ)との接触で感染したのか、区別がつけることができないと正直に書いています。
(前掲書p58)実際に、無症状つまり、健康でPCR陽性となった無症候性キャリアとカテゴリー化される人と接触のあった445人の追跡調査では、誰一人として発症はありませんでした。
新型コロナの近縁にあたる新興感染症とよばれるエボラ出血熱、サーズ(SARS)マーズ(MARS)などには、無症状および発症前では感染性は認められていません。これらの感染症では、発症してから第2週目などの後期にウイルス量がピークに達して、感染性を発揮するとされているからです。
(前掲書p60)PCR検査で陽性とされた人の中には、いじめに遭い、自殺した人もいるだろう。
そういう人は、かわいそう、の一言につきる。
いじめた側の人間は、どう償うのだろう。
posted by T.Sasaki at 13:32|
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