日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年06月01日

佐渡方式?

こんにちは。

先日、「美味しいラーメン、一緒に食わんか?」と誘われ、D親分のところへ行ってご馳走になったら、船の仕事を手伝わされた。
いか釣り機を船に乗せる作業と配線作業。
まぐろ釣りの支度をしているそうだ。
そして、一昨日出漁して、餌のいかを確保し、まぐろは大漁だった。

手伝いに行って驚いたのが、ドラムを付けたまま、いか釣り機を船に積む、ということ。

D親分のいか釣り機.JPG

このまま倉庫にしまってあって、道路までの坂を上がり、軽トラックに積む。
「ドラムを外そうよ」と言っても、D親分は、「外さないのが普通だよ」と高千方式を主張する。
ラーメンをご馳走になったため、しかたなく従う。
佐渡は、剛力な人間ばかりだ。
帰ってきてから乗組員にも聞いてみたが、ドラムを付けたまま、いか釣り機を船に乗せるなんて、初めて聞いた、とのこと。
貴重な体験であった(笑)。

すでにここで登場している、D親分の兄貴分S丸さんの上架手伝いをした。
最初は、「要らない」と断られたが、現場へ行くと、少し風があるため苦労していた。
風でトモが流されてしまうため、ロープを岸壁からとったが、岸壁が短いため難儀を強いられる。
それでも、何とか上がった。
船を上げてみて驚いたのは、船が非常に丈夫であること。
オモテ側のあて板(正式名称は知らない)が、非常に小さい。

佐渡上架1.JPG

佐渡上架2.JPG

そして、トモ側キール。

佐渡上架3.JPG

この3点の位置さえ間違わなければ、船は安全に上架できるが、オモテ側2点のあて板が、船に対して小さすぎる(14トン)。
船主に来たら、船底の厚さが、けっこう厚いとのこと。
それでも、よく耐えているものだと感心する。
今の船はFRPが薄く、あてかたが悪いと、すぐ壊れる。

ここの上架装置はリモコン式であり、リモコンを持つ人が船の前後の位置を見て、もう一人が正面から左右を見ている。
設備だけは、宮古漁協の造船工場より優秀である。

D親分を手伝った翌日、出漁してみたが、私は、たったの1箱。
佐渡に来てから10日ほど経つが、現在のところ、赤字もいいところだ。
のんびり待つ、という覚悟で来たが、のんびりしすぎ。
来年は、漁が出てから来ることにする。
地元で、大した手伝いなどしないくせに、他港に来て、手伝いばっかりしている。
これは間違っている。
家にいれば、やることもたくさんあるのに。

と、ストレスばかりたまってしまうが、「こういう時もあるさ」とストレスフリー。
posted by T.Sasaki at 10:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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