日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年03月03日

オーバーホールのススメ

こんばんは。

今日は、オーバーホールの請求書が揃ったので、一気に支払いをやってきた。
一般の金融機関で、ちょっとした金額を引き出すと、必ず、「何に使用なさるのですか?」と尋ねられる。
詐欺が多いから心配してくれるのか、あるいは、引き出されたくないため、言うのかわからない。
そうだ、いつか理由を聞いてみよう。
地元の信漁連だと、私が何をやっているのか、たぶん把握されているだろうから、何も聞かれない。

その支払いの途中で、岩手県沖底組合の事務局長と偶然すれ違い、「こんにちは」と挨拶したら、びっくりしたのか、嫌々ながらなのか、頭を下げた。
普通に、素直な話をすれば、誰も何も文句を言うわけでもないのになあ、と、沖底の人たちに言いたい。
いっそのこと、沖底の船主や船頭たちと懇談会でも開けばいいのに、と思うのだが、まあ、いつものごとく、拒否されるだろう。
以前、八戸では、沖底の船頭会と小型いか釣りとで、話し合う機会があるとは聞いていたが、岩手では、そういうのは一度もないだろう。

オーバーホール後のエンジンは、すこぶる快調である。
前のエンジンのオーバーホールより、うまくいった感じがする。
オーバーホールは、機関換装より時間がかかり、信頼性に乏しいとは言われ、交換部品が多くなる場合、機関換装のほうを選択する船主もいる。
特に景気がいい場合、そうだろう。
先代の時代は、6年ごと、新台だった。
でも、長い時間、機械屋さんのお世話になるのも悪くない。
「あ〜だ、こ〜だ」と話をするから、勉強にもなるし、昔話もおもしろい。
他船のトラブルの事案も、勉強になる。
そのトラブルを聞いておけば、いざ、自分がなった時、もしかしたら自分で復旧できるし、出来ない場合でも、スケジュールと金策を考えることができるのだ。

今回は、途中で、機械屋さんの従業員が一人ダウンしてしまい、ほんの少しだが、復旧作業を、私も手伝ったりした。
手伝ってみれば、機械屋さんや電機屋さん、無線屋さんの苦労がわかる。
10年くらい前だったか、この船の生まれた造船所の社長に言われたことが身にしみる。

「どんな仕事も、簡単ではない」

そう、簡単そうに見えても、裏側には、いろいろな苦労やドラマが潜んでいるのだ。
posted by T.Sasaki at 19:44| Comment(2) | 漁船設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
沖底の人達もかな?
Posted by 三重の沿岸漁師 at 2021年03月05日 13:15
沖底の人たちですか?
「かけまわし」と「2そう曳き」では、かなり違いますね。
「かけまわし」の人たちに言わせれば、「一緒にするな!」と怒られますよ。
Posted by T.Sasaki at 2021年04月04日 21:12
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