日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年02月24日

岩手県沖底組合への提案 5

こんばんは。

先日、岩手県から、さけはえ縄の報告書を提出するよう催促され、再び、昨年のノートを取り出し、記入してやった。
正月過ぎにすぐ、許可証付属の漁獲成績報告書を提出したが、それでは足りない、ということらしい。
今回は、漁業法改正に伴い、国あてにも報告書を出さなければならなくなったようだ。
もちろん、「こんな2度手間をかけるのは、時間や資源の無駄だ」と県庁へ電話したのは言うまでもない。
2度も報告書を書かせるのは、今回だけだそうだ。
来年からは、1回で済む。
これが、報告書の様式。

資源管理の状況等の報告.jpg

これには、自家消費を書く欄がある。
私は、水揚げする漁獲もなかったから、自家消費のみで、たったの11尾。
ちゃんとオスメス分けて書いてやった。

「岩手県沖底組合への提案」シリーズで明らかにした、するめいかに関する、乗組員の分け魚や金沢漁業の冷凍庫への保管量は、報告書に記載されるべきものである。
金沢漁業の冷凍庫へ入っている分は、調べればわかるが、どれほど、乗組員に分け魚を配ったか、あるいは、他の業者へ配ったのか、それに関しては把握していないだろう(把握していたとしても、書けるような量ではない。とんでもない配分量オーバーなのだから)。
その時点で、すでに、TAC制度に対する法令遵守違反である。
今の用語では、コンプライアンス違反、というらしい。
このような悪質な行為は、見逃すべきではない。
何らかのペナルティを与えるべきである。

上述の通り、私たちのような零細な水揚げでさえ、資源管理の対象となっている。
ならば、企業体であり、しかも直接水産庁の管理する沖底漁業は、鮭の漁獲に関し、必ず報告するはずである。
私は、その報告を知りたい。
それも、5年くらいさかのぼって。
本来、獲ってはならない鮭ならば、敏感になるべきであり、その報告はしっかりやるべきである。
岩手県は、この点、強硬な態度で、漁獲報告を要求すべきなのである。

これを機会に、鮭に関する、2そう曳きとかけまわしの違いが明らかになることを願う。



posted by T.Sasaki at 20:17| Comment(0) | 2そう曳きトロールは最悪の漁法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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