日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2021年01月02日

令和3年新年おめでとう

新年おめでとうございます。

「昨年のするめいか漁で、まぐれ当たりが何度かあり、五年ぶりの大漁となりました。
ほかはすべてダメな漁でしたが、正月に食べる鮭を最終日に釣り、「絶対に鮭は買わない」というプライドは、何とか保ちました(笑)。
近年にしては上出来であり、珍しく穏やかな気持ちでいます。」

これは年賀状に書いたものだが、実際には、印刷に手こずり、穏やかではなかった。
プリンターの紙送り部分のゴムローラーが、経年劣化のためか、すべるようになった。
汚れが付着すると、ハガキのような硬い紙は、うまく送られなくなる。
汚れをウエスで綺麗にしたら、何とか印刷できた。

せっかく29日の朝で鮭漁を切り上げ、余裕があるはずだったのに、30日には雪も降り、午後からはずっと雪かきで、ストレス溜まりっぱなし。
それでも、姪が手伝ってくれたから家の周りは早く片付いたが、船の雪かきのほうが時間がかかった。
凍ってしまうと、いざ津波が来た時、大変が起こるので、重要な部分は、全部海水で溶かした。
帰ってきたら、これができていた。

かまくら.JPG

そして、姉のほうの姪は、中に入って喜んでいた。

かまくら2.JPG

少し癒された。

昨年12月上旬、前沖で昼いかが釣れたが、その頃、近所から、「サバを食べたい。どんこを食べたい。鮭を食べたい」と合唱がはじまった。
友だちの乗った船からも、「去年のどんこのはたき、美味しかったよ〜」と言われる始末。
そこで、するめいかが釣れなくなってから、主に鮭延縄をやり、鮭を狙いながら、サバも釣った。
鮭を狙うというと格好いいが、魚探反応、ソナー反応皆無である。
だから、テキトーに縄を入れるしかなかった。
ただし、サバを獲るのは簡単。
確実な魚探反応があるから。
あの時、宮古の定置網には、100トン前後のサバが入り、応援船が何度も来ていた。

釣ったサバは、全部あわせて100キロぐらいもあっただろうか。
最初の頃は、あまり脂が乗っていなかったが、いわしが定置網に入り始まった頃からサバに脂が乗り始め、年末のサバは美味しくなった。
サバの美味しさは、すでにみんな知っているから、高浜の養殖漁業者や近所の人たちに配った。
いつもお世話になっている人たちだから、感謝の意味も兼ねて。
(傷のするめいかを配ると、律儀にお返しが来る。これでは、こっちのほうが気が引けてしまい、さばを置いてきて、次は、どんこを配る予定。倍返しだ。笑)

こんなやりとりをするものだから、暮れには、冷蔵庫におかずが満タンになり、おおみそかから今日まで酒が美味しく、穏やかな正月になった。
今年もよろしく〜、です。
posted by T.Sasaki at 22:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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