日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2020年08月31日

道東を見たつもり

こんばんは。
本日、4度目。

ヤケクソぎみになって道東に行ったドライブ。
時化休みだから、もちろん天候も悪く、道東随一の摩周湖に行ったら、このありさま。

何も見えない摩周湖.JPG

本当なら、これが見えるはずだった。

https://www.pixpot.net/articles/u_d_view/436/masyu-ko(「ピクスポット」)

その続きに、神の子池、というのがあって、絶景スポットとなっているらしい。

神の子池.JPG

美しい摩周湖を死ぬ前に見たい、という願望はあるが、ここはもういい。
どこが絶景なのか、よくわからない。

神の子池2.JPG

能書きよりも、景色というのは、感覚だと思う。
少なくとも、私には、浄土ヶ浜の景色のほうが感動すると思える。

雨の中、バイクでツーリングに来ていた人たちには、非常に気の毒に思った(なぜ、私が気の毒に思うのかわからないが)。
この日の摩周湖と神の子池は、私でさえ、つまらなかった。
せっかく、霧多布から根室まで行って、レンタカーを借りて、この無様。

ところが、次の目標スポットの、「天に続く道」。
これが、合格点。

天に続く道.JPG

いつも思うのだが、写真と実際の目で見るのとは、ぜんぜん違う。
というより、写真の撮り方が下手くそなのか。
拡大してみると、まあ、それなりにわかるかも。

摩周湖に行く前に、開陽台に寄った。
そこから、遠くに北方領土が見えるというが、天候悪く見えなかった。

開陽台.JPG

開陽台2.JPG

開陽台に行く途中、「天に続く道」と同じく直線道路があり、「ミルクロード」と言われている。

ミルクロード.JPG

北海道の道路は、全部、時速100キロで走れるかもしれない。

雪合戦の会場かも?
本当のところ、何だかわからない。

意味不明な置物.JPG

さすが、北海道。
県道(道道)も4桁。

道道1115号線.JPG

世界自然遺産の知床の本拠地ウトロから羅臼に向けて、山越え中。
羅臼岳。

羅臼岳.JPG

国後島の山々は、こうなっているようだけれど、わからない私が撮った写真も添えて。

国後島.JPG

国後島2.JPG

羅臼からオホーツク海沿岸を南下して、野付半島に行った。
ここは、必見に値する。
なぜこんな地形になったのか、勉強しないとわからないが、不思議なところだ。
ミズナラが枯れて幹が残っているのが、ナラワラ。
トドマツが枯れて幹が残っているのが、トドワラ。
これは、ナワワラ。

ナラワラ.JPG

野付半島を戻って、オホーツク海を南下すると、尾岱沼(おだいとう)というところに、展望台がある。

尾岱沼展望台.JPG

ここは、「北方領土を返せ!」と叫んでいる展望台である。
野付半島が、国後島に一番近い。
野付半島のちょうど内側にあるのが、この尾岱沼地区。
先ほどのナワワラの向こうに、国後島が見える

国後島3.JPG

あとは、レンタカーを返しに、根室まで一直線。




ウトロの知床遺産センターに寄った時、ちょっとした展示物を読んだが、これには、少しショックを受けた。
野生動物には、エサをやるな、ということ。
ここで、「ソーセージの悲しい最後」を紹介する。

 コードネーム97B‐5、またの名はソーセージ。初めて出会ったのは1997年秋、彼女は母親からはなれ独立したばっかりだった。翌年の夏、彼女はたくさんの車が行きかう国立公園入口近くに姿を現すようになった。その後すぐ、とんでもない知らせが飛び込んできた。観光客が彼女にソーセージを投げ与えていたというのだ。それからの彼女は同じクマとは思えないほどすっかり変わってしまった。人や車を警戒する対象から、食べ物を連想させる対象に変わり、彼女はしつこく道路沿いに姿を見せるようになった。そのたびに見物の車列ができ、彼女はますます人に慣れていった。
 我々はこれがとても危険な兆候だと感じていた。かつて北米の国立公園では、餌付けられたクマが悲惨な人身事故を起こしてきた歴史があることを知っていたからだ。我々は彼女を必死に追い払い続け、厳しくお仕置きした。人に近づくなと学習させようとしたのだ。しかし、彼女はのんびりと出歩き続けた。
 翌春、ついに彼女は市街地にまで入りこむようになった。呑気に歩き回るばかりだが、人にばったり出会ったら何が起こるかわからない。そしてある朝、彼女は小学校のそばでシカの死体を食べはじめた。もはや決断の時だった。子供たちの通学が始まる前にすべてを終わらせなければならない。私は近づきながら弾丸を装填した。スコープの中の彼女は、一瞬、あっ、というような表情を見せた。そして、叩きつける激しい発射音。ライフル弾の恐ろしい力。彼女はもうほとんど動くことができなかった。瞳の輝きはみるみるうちに失われていった。
 彼女は知床の森に生まれ、またその土に戻って行くはずだった。それは、たった1本のソーセージで狂いはじめた。何気ない気持ちの餌やりだったかもしれない。けれどもそれが多くの人を危険に陥れ、失われなくてもよかった命を奪うことになることを、よく考えてほしい。
(「知床財団」エサやりがクマを殺す。)


知床遺産センターでさえ、時間的都合で、サラッとしか観てない。
ウトロには、ほかにも知床世界遺産の施設があるから、もし機会があったら、もっとゆっくり見学したいと思う。
悔しいのは、もちろん、摩周湖の絶景であり、その辺の温泉に消費貢献して、ゆっくりと回りたい。

たぶん、無理だとは思うが。
posted by T.Sasaki at 21:16| Comment(0) | 観光・絶景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。