こんにちは。
八戸沖の昼いかは、たいして漁もないのに、船だけは非常に多い。
日本海から帰ってきた初日、私は成績が悪く、21箱しか水揚げしなかった。
この日の平均が33箱だったように、極めて漁が薄かった。
翌日からは50箱以上は水揚げしており、盆前後は、100箱くらいは釣れた。
盆過ぎ、一気に船が集結して、この海区に、250隻、いや、300隻近い船がいるかもしれない。

3日ぐらい前には、八戸入港は85隻であり、三沢でも80隻を超えていると聞いた。
北からは、泊や白糠からも来るし、南からは久慈からも来る。
理由は、北海道や津軽海峡で、ほぼ皆無に近い状態であるから、たいした漁でもない八戸へ集結しているのである。
常連以外の船が、今年は非常に多い。
しかたがないことだが、こうなると、分け合って、1隻あたりの水揚げが少なくなる。
そこで、一昨日のように、まき網漁船が、一気に100トンのさば混じりのするめいかを水揚げすると、小型いか釣り船は、ますます苦しくなる。
まき網漁船は、いわしやさば、まぐろなど、他の魚種で儲かっているのだから、するめいかを獲るのを遠慮すべきである。
TAC制度導入以前は、獲ってはならん、という魚種だったのだから。
TAC以前は、専獲はダメだが、するめいかの混獲は認められていた。
しかし、95%するめいかでも混獲と認められた。
そのことを水産庁の漁業調整官に問いただしても、まともな回答をできないでいる。
これでは、TAC制度を決めた当時の水産庁は、犯罪まがいのことを行ったことになる。
だから、ある会議で、漁業調整官に「その退職した連中の退職金を返還させろ」と私は叫んだことがある。
まわりからは、発言を止められた(笑)。
posted by T.Sasaki at 13:12|
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いか釣り漁業
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