日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2020年03月16日

統計学を知らない人の株取引は、カモにされる

三度、こんばんは。

cov19騒動で、実体経済がぐらつき、株式相場も恐慌寸前である。
このまま生産活動が停滞すれば、金融機関も非常に困る。
あまり困らないのは、中国のアリババとテンセントだけではないか。

いきなりアリババとテンセントと出したが、中国はご存知の通り、スマホ決済天国(地獄?)であり、この2社が、スマホ決済の大手である。

(1)スマホ決済の他に、(2)定期預金のような金利が3%くらいつく金融商品もやる。そして(3)100万円くらいの融資もユーザーひとりひとりの信用度に応じて、即金即決で口座に振り込んでくれる。この(1)(2)(3)を併せてやる。ということは、もう銀行と同じだということだ。だから「銀行削減」なのである。これらの巨大スマホ決済企業そのものが、銀行なのである。
(「全体主義の中国がアメリカを打ち倒す」p52)


なぜ、この2大企業が困らないか、というと、それは、中国じゅうに監視カメラが設置され、全ての中国人の顔が識別(顔認証)されているからである。

焦げ付き(未償還)は0.5%だけだそうだ。なぜなら、全国民が顔認証されているので、逃げられないからだ。
(前掲書p69)


そのスマホ決済を、安倍首相も積極的にやろうとしているが、その信用の基盤は、顔認証であるから、これからは日本も超監視社会になる、ということである。
それがいいのかどうか、私はわからない。
(地獄?)と途中で記したのは、その意味である。
中国が日本をすでに追い越してしまっているから、あとは、その良し悪しを学んでいくしかない。
とにかく、中国のアリババやテンセントと比較すれば、日本の金融機関は、cov19の騒動で、先行きはすでにあやしくなっていると思う。

もう一つ、アリババやテンセントが有利な点は、スマホ決済が実体経済に直結していること。
そのため、金融経済が大不況になっても、アリババとテンセントは、揺らがない。
ここで、実体経済と金融経済のことが書かれたページを参照してほしい。

https://fx-works.jp/c3_20150920/(「FX Works」https://fx-works.jp/

現在では、金融経済は、実体経済の10倍であるそうだ。
つまり、株式などの金融商品の取り引きは、モノを生産し消費する過程の取り引きの10倍以上にも達している、ということ。
マネーゲームをしている人たちは、私たち普通人の労働の10倍も効率よく儲けているわけだ。
こんなバカな世界なのである。
そして、銀行に行くと、私たち素人へ、株の売買を勧誘する(窓口で金融商品を紹介される)。
これには、みんな騙されないほうがいい。
本当にあやしくなっている。
そして、通常時でも、やめたほうがいい。

金融取引を行うトレーダーの世界は、完全実績主義で、年収100億円超えすらいる。超エリートの彼らは金融工学のプロ中のプロで、統計学はできて当たり前の基礎教養に過ぎない。ただし近年、金融業界はスパコン取引が主流になり、人力トレーダーはリストラされているようだ。なお、スパコンは統計データの塊そのものであり、それをメンテするデータサイエンティストは、やはり統計学のプロだる。ゆえに、統計学をマスターしていない人が軽い気持ちで株やFXに手を出すのは避けたほうが無難だ。金をむしり取られるだけの、カモになるのがオチである。
(「ラジオライフ」2018年11月号p92)


一人で100億円も稼ぐ人がいるということは、大多数がカモになるのは必然のことである。
そして、金融恐慌になった場合、100億トレーダーたちはどうなるのか。
想像もできないが、まあ、どうでもいい。

最近、例えば、Tポイントカードなどがそうであるが、貯まったポイントで株取引ができるそうだ。
「やってみようか」というのが、カモそのもの。
一人一人のたった1000ポイントが、彼らの収入となり、その顧客が多ければ多いほど、彼らの大きな利益となる。
ポイントをむしりとられるよりは、1000円分、スイーツを買って食べたほうがいい。
栄養になる。



posted by T.Sasaki at 22:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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