日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2020年02月08日

変な船が近寄ってきた

こんばんは。

先週、天候が悪くなるので、午後出港して夜間操業してきた。
どんこを獲るために、道具を入れて時間待ちしていたら、変な航跡の船が、ウロウロしながら北上してきた。
もしや、岩手県の漁業取締り船かな、と思った。
2マイルまで近づくと、沖に出始め、また、陸側に戻ってきた。
かごの沖出しラインまで出たのか。

私を捕まえた「岩鷲」だったら、行って説教しようと、近づいていった。
1マイルまで近づくと、なぜか、南側に舵を切って、逃げていった。
航海灯のつけ方が、普通の漁船ではない。
そこで、岩鷲に電話して、今、どこにいるか聞いたら、釜石の母港にいるとのこと。
同じ取締船「やはちね」も一緒にいると言っていた。

なんだ、あの近づいてきた船は。

翌日、取締り事務所に電話して聞いたら、やっぱり夜間パトロールは行っていない、と言っていた。
まさか、ウソはつくまい。
あのような航海灯のつけ方は、あとは、海上保安部の船しかない。
面倒くさいので、そこまでは電話しなかったが。

なぜ、これにこだわるか、というと、もし、あれが私を追跡したということになれば、必ず、通報した人がいるということ。
その通報者が誰なのか、知りたいから。

一昨年、岩鷲に捕まった時にも、必ず、通報者がいる。
2そう曳きの誰か、だと、みんな思っている。
あの年、2そう曳きの片方が、かごの沖出しラインにそって、何度か走っていた。
今まで、あまりなかったことである。
航跡の残るレーダーがあれば、みんなわかる。

最近になって、ある人が別件で電話してきて、あの時、トロールとかごの漁業者は仲が悪いのか、と取締り関係の人から聞かれたことがある、とついで話をされた。
だから、「2そう曳きをかけまわしに転換せよ」と主張している私が、一番仲が悪いと思う。
私が標的だったのだ。

取締り事務所に電話した時、もちろん、「捕まってお世話になった漁運丸です」と名乗って、正式に毛がにを獲ることのできる漁法のかご漁業許可の現状を、「おかしいのではないか」と言った。
対応したのは、所長なのか誰なのか知らないが、誰でもいい。
県職員には何度も言っているし、何十年前から何にも変わっていない。
北部の漁業者を、あまりにバカにした話なのである。

だから、岩鷲などの取締り船が、私を疑って寄ってきたら、電話することにしている。
電話の回答が、いいかげんなものなら、沖で船を横付けして、話し合おうとも思っている。

何にも対応せず、ただ時間だけが過ぎ去っていくなんて、最低のことなのだ。
いい大人が、それくらいわからないのか。



posted by T.Sasaki at 21:58| Comment(0) | かご漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。