こんばんは。
先週、天候が悪くなるので、午後出港して夜間操業してきた。
どんこを獲るために、道具を入れて時間待ちしていたら、変な航跡の船が、ウロウロしながら北上してきた。
もしや、岩手県の漁業取締り船かな、と思った。
2マイルまで近づくと、沖に出始め、また、陸側に戻ってきた。
かごの沖出しラインまで出たのか。
私を捕まえた「岩鷲」だったら、行って説教しようと、近づいていった。
1マイルまで近づくと、なぜか、南側に舵を切って、逃げていった。
航海灯のつけ方が、普通の漁船ではない。
そこで、岩鷲に電話して、今、どこにいるか聞いたら、釜石の母港にいるとのこと。
同じ取締船「やはちね」も一緒にいると言っていた。
なんだ、あの近づいてきた船は。
翌日、取締り事務所に電話して聞いたら、やっぱり夜間パトロールは行っていない、と言っていた。
まさか、ウソはつくまい。
あのような航海灯のつけ方は、あとは、海上保安部の船しかない。
面倒くさいので、そこまでは電話しなかったが。
なぜ、これにこだわるか、というと、もし、あれが私を追跡したということになれば、必ず、通報した人がいるということ。
その通報者が誰なのか、知りたいから。
一昨年、岩鷲に捕まった時にも、必ず、通報者がいる。
2そう曳きの誰か、だと、みんな思っている。
あの年、2そう曳きの片方が、かごの沖出しラインにそって、何度か走っていた。
今まで、あまりなかったことである。
航跡の残るレーダーがあれば、みんなわかる。
最近になって、ある人が別件で電話してきて、あの時、トロールとかごの漁業者は仲が悪いのか、と取締り関係の人から聞かれたことがある、とついで話をされた。
だから、「2そう曳きをかけまわしに転換せよ」と主張している私が、一番仲が悪いと思う。
私が標的だったのだ。
取締り事務所に電話した時、もちろん、「捕まってお世話になった漁運丸です」と名乗って、正式に毛がにを獲ることのできる漁法のかご漁業許可の現状を、「おかしいのではないか」と言った。
対応したのは、所長なのか誰なのか知らないが、誰でもいい。
県職員には何度も言っているし、何十年前から何にも変わっていない。
北部の漁業者を、あまりにバカにした話なのである。
だから、岩鷲などの取締り船が、私を疑って寄ってきたら、電話することにしている。
電話の回答が、いいかげんなものなら、沖で船を横付けして、話し合おうとも思っている。
何にも対応せず、ただ時間だけが過ぎ去っていくなんて、最低のことなのだ。
いい大人が、それくらいわからないのか。
posted by T.Sasaki at 21:58|
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かご漁業
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