日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2020年01月29日

かきは、非常に美味しい

こんばんは。

どんこのお礼で、今日の昼ごはんから、かきの味噌汁をいただいている。
今日は、かきの話。

何日か前、宮古漁協青壮年部の新年会に出席した。
ほぼ養殖漁業者で占められていて、漁船漁業の私は例外である。
ちょっと不安だったが、顔見知りの人がちらほらいて、何とかなった。
百戦錬磨のAさんから、かき養殖のことについて、いろいろと教わった。

ある人から、北海道厚岸産のかきは、非常に美味しい、という話を聞いたことがある。
逆に、どこかのかきは、泥臭いとも言っていた。
このことを直撃したら、岩手県でも、湾によって、確かに味が違うそうだ。
その中でも、宮古湾産は、一番美味しい、とAさんは宣伝していた。
私は、自分で調理する場合、宮古湾産しか食べたことがなく、ほかのかきは、スーパーで売っているかきフライ程度しかほぼ食べない。
いつだったか、新潟で、いわがきを食べてみたが、私の口には合わない。
宮古湾産の酢がきが最高!
しかし、今では、「生では食べるな」ときつく言われている。
なぜかというと、ノロウイルスというやつが、いったん出ると、大変だから。
だから、現在のかきは、生食用に殺菌していないかぎり、熱を加えて食べるしかないのである。
私のところで、まだかき養殖をしていた頃は、生で食べていた。
大好物だった。

それでは、なぜ、宮古湾のかきを、海水で洗った程度で食べられなくなったのか?
この疑問も、Aさんに直撃した。
彼は、何でも答えてくれる先生である。

答えは、下水道が発達したから〜。

え?
下水道ができたら、海水はきれいになったんじゃないの?
と、みんな思うだろう。
私もそう思って、それも聞いてみた。

下水道は、除菌まではしていないのだそうだ。
一方、各家庭からバキュームカーでし尿回をして、し尿処理をする場合、高度処理して、ほぼ除菌されている。
だから、昔の海水は、雑菌の量に関していえば、きれいだった、と言えるのである。
(この辺のことは、ネット検索すれば出てくる)

ここで、厚岸産のかきのことに触れるが、あそこのかきは、ほぼ三陸産なのだという。
簡単に言えば、三陸で育ったかきを北海道厚岸へ輸出してやって、厚岸湾に置いているだけなのだそうだ。
宮古湾産のかきの種がき(ホタテガイの原板に付着している)は、宮城県産である。
厚岸産のかきも、幼少期は、宮城県で過ごしていたのかもしれない。

いつか、美味しいといわれる厚岸産のかきも、食べてみたい。




posted by T.Sasaki at 21:25| Comment(0) | うまいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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