こんばんは。
北海道札幌市にある水産新聞社の発行する「
週刊 水産新聞」に、包装機械工業会の新年賀詞交歓会の様子が報道された。
水産新聞社には悪いが、ちょっと引用させていただく。
日本包装機械工業会は15日、新年賀詞交歓会を東京都内で開いた。大森利夫会長(大森機械工業株式会社社長)は包装産業が転換期を迎えていることを挙げ、海洋プラスチック問題を指摘。行き過ぎたプラスチック悪者論の風潮に警鐘を鳴らした。
大森会長は「海洋ゴミの問題もあり、プラスチックは逆風、試練を迎えている。ただ、包装に占めるプラスチックの比重は大きい。包装によって食は守られており、包装なくしては生活は成り立たない」と語り、その功罪を考えることが業界の喫緊の課題であることを示した。
その上で「海を守ろうといったSDGs(持続可能な開発目標)、リサイクルやリユースなどをもう一度考える機会としよう。やみくもにプラスチックを悪者にするのではなく、今こそ包装機械メーカーが協力して解決策を探り、この難局に向き合おう」と語り、業界の結集を呼び掛けた。
来賓を代表して経済産業省製造産業局の玉井優子産業機械課長は日本の包装技術に期待を示し、新製品の開発を「産学官連携で進められるようしっかり支援する」と強調した。
(2020年1月20日付「週刊 水産新聞6面)山形県鶴岡市にあるスパイバーという会社を知っている人にとって、ある願いがある。
それは、すべての素材を石油化学ではなく、たんぱく質で作られること。
このスパイバーという会社は、たんぱく質素材でモノを作ることにチャレンジしている会社であり、テレビで放送されたりしている。
https://www.spiber.jp/about(「
Spiber株式会社」)
包装資材をすべて、たんぱく質素材で作られるなら、これは、自然循環の一部となり、特に、海洋プラスチック問題は、一気に解決する。
「その功罪を考えることが業界の喫緊の課題である」などと言わず、プラスチック使用を罪と考え、たんぱく質素材で、包装資材を開発することを進めてほしい。
私がよく使用する発砲スチロール素材も、たんぱく質素材に早く切り替わってほしい。
すぐに粉なってしまうから、発砲スチロールは、特に厄介だから。
自分のやっている漁船漁業は、他の産業に比べ、一人当たりの重油使用量がはるかに大きいと思う。
したがって、漁船のエンジンも、水素を燃料とする動力に早く置き換わってほしい。
9.7トン型のエンジンで、現在およそ2000万円弱であるが、その倍までは、許容範囲だと思う。
今まで、積極的に二酸化炭素を排出してきたのだから、それぐらいの出費は覚悟すべきではないか。
なぜ、こんなことを突然書き出したか、というと、グレタさんという勇気ある少女が声を上げ、それを世界中のメディアが取り上げたことにある。
トランプ大統領をはじめとする大人たちは、相手にしたくないだろうが、後の世代を生きる人たちにとって、これこそ喫緊の課題である。
岩手県でも、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするのだという。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/11/28/68803(「
岩手日報」)
大賛成である。
しかし、これは県レベルではなく、国レベルで取り組むべき問題である。
私が総理大臣だったら、国家予算を、水素経済やたんぱく質素材開発に、かなりの部分投資する。
今、高齢になる世代(私の世代も含めて)の社会保障費など後回しでもよい。
なぜかというと、エネルギーを湯水のように消費した責任を背負うべき世代だからだ。
世界中の若者が、はっきり言うようになった。
グレタさんには、ノーベル平和賞を贈りたいくらいである。
posted by T.Sasaki at 21:41|
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