日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2019年03月18日

外国人雇用は、魚類資源の減少をますます促す

再び、こんばんは。

まずは、これ。

キャプチャ1.JPG
(2019年3月16日付「岩手日報」3面)

見方を変えれば、なるほどなあ、と思う。

昨年だったか、他のいか釣り船に乗っている私の友だちが、このことについて話していたことを思い出す。
今では、小型船でも、インドネシア人を乗せているのだが、友だちの主張では、外国人を乗せなければならない船主は、それだけ漁のやり方が下手なのだから、本当は、淘汰されるべきなのだそうだ。
なるほど、本来、淘汰されるべき船が、賃金の安い外国人労働者によって、存続できるのだから、その分の漁獲物が減少してしまう。

以前にも書いたことだが、魚類資源の減少により、漁船も淘汰されて減少し、減りきったある時点から、今度は、魚類資源が回復することになる。
そして、漁船も増加し、再び、資源は減少する。
これが自然なサイクルとして、繰り返されるのである。

しかし、低賃金や漁業補助などで、淘汰されるべき漁船が漁を続ければ、魚類資源は、ますます減少するから、資源回復はかなり遅れることになる。
この新聞記事から、彼の言葉を思い出し、今、納得した。

日本人と日本近海の魚類資源を守るためには、必要な考えであると思う。
posted by T.Sasaki at 20:47| Comment(2) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しみに読ませて貰っています。
私も同意見です。
水産振興は的外れが多いですね。
Posted by 三重の沿岸漁師 at 2019年03月21日 20:44
三重の沿岸漁師さん、こんばんは。

的外れなのか、的がないのか、ちょっとわかりません。
みんな、県の判断に首をかしげています。
Posted by T.sasaki at 2019年03月24日 22:55
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