日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

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すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2018年06月26日

新潟漁協の行く末

再び。

「手段の目的化に注意」という言葉から、常々、新潟漁協のことで思っていることを書く。

現在、新潟漁協は、非常に苦しいのだそうだ。
今年、職員の首を3人も切ったという(表現が悪いが、言葉狩りは御免被りたい)。
新潟漁協管内の漁船数は少なく、その水揚げ手数料や購買収入などだけでは厳しい。
外来いか釣り船から落ちるカネに、かなり頼っていると言われている。
私の記憶では、多い時で80隻ぐらいは来ていて、常時50隻ぐらいは入港していたと思う。
それが、年々少なくなり、昨年は、多くて30隻、常時、15から20隻程度。
今年は、最大20隻ぐらいであり、昨年より入港隻数は少ないと思う。

原因の一つに、いか釣り漁場の遠さにある。
往復100マイルも船を走らせるものだから、燃油高もあり、ここで商売するのは大変だ。
しかし、最大の原因は、要らない法律群である。
新潟漁協は、いろいろな組織に属していて、その申し合わせ事項にがんじがらめにされている。
漁協側は、入港している船主たちから、「この制限は緩和してくれないか」と要求されるが、漁協側は、「規則ですから、どうにもならないんですよ」と諭される。
これは、ずっと続いてきたことである。
したがって、嫌気がさして、他港へ転向した船もある。
だから、たまに外来船が何かやらかせば、漁協側としては、黙認したい気持ちにもなる。
人間だから、「かわいそうだ」という気持ちにもなる。
本当は、漁協側は、黙認したいのである。

しかし、だ。
なぜか、新潟漁協だけが標的にされ、他港に水揚げしている船頭から、その黙認内容に対し、抗議の電話が入るらしい。
もっとひどいのになると、新潟入港船の中に、そういう抗議をする人もいると聞く。
ここに黙認内容を書くわけにはいかないが、腹を割って話をすれば、「この申し合わせはおかしいよな」となるほどのことだ。
このことに関して、入港している船頭たちは、みんな自信を持って言える。
ただ、県外船であるから、おとなしくしているしかない。
(本当に、新潟港入港船は、よってたかって、いじめに遭っているようなものだ)

そこで、一応、私は、組合職員に提案しておいた。
外来船から出資金を募り、準組合員にして、組合構成員の意見を上げる、という形にすれば、新潟漁協側もずっと楽になるのではないか、と。

現状では、このような原因から、新潟漁協はどんどんダメになり、いずれ、佐渡島漁協に合併されることになるだろう。
そうなった場合、佐渡島漁協の人たちは、新潟港の漁業施設をどうやって維持していくのか。
それとも、冷徹に、新潟市の漁業そのものを廃棄するのか。

この責任は、申し合わせ事項を定めたすべての組織にあると思う。
申し合わせなどの規則は、ちゃんとした目的があって、その効力を発揮する。
しかし、結果として、こんなに漁協の職員を切るほどの規則のほうに無理があるのであり、逆に考えてみれば、規則の目的自体に、意味がなくなっているのである。
つまり、外来船に規則を守らせる、というのが、目的となってしまって、それが不幸を生む原因になっているのだ。

「手段の目的化に注意」という言葉から、つい書いてしまった。
このことで、もしかして、私は、新潟県の許可を切られるかもしれない。
そうなったらなったで、しかたがない。

その時は、さよなら。
posted by T.Sasaki at 17:33| Comment(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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