日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2018年03月20日

反撃の決意

こんばんは。

違反行為というのは、すぐに認めれば、開き直って好き放題に言うことができる。
好き放題と言っても、論理があってこそだが。

私の「すべて認めます」という事情聴取が、ある程度終わってから、次のように言った。

違反は違反で認めるが、私は、海のためには、悪いことをしているわけではない。
この3月から甲長8cmへと漁獲制限が厳しくなるから、もともと私は、2月いっぱいで切り上げるつもりでいた。
商売にならないような操業なら、道具をすべてあげる。
いいですか。
そのほうが、魚は増えるんですよ。
昨年までは、3月末であげた。
どうせ特別採捕なんて、商売にならないから。
一方、県南の人たち、彼らは、1年中、道具の漬けっぱなしだ。
ああいうやり方では、魚は増えない。
大臣許可の2そう曳きトロール、あれって、史上最悪の漁法なんですよ。
魚を減らす漁法であり、増えることはない。
開口板が悪いとはいうが、2そう曳きは、その何倍も悪い。
八戸のトロールは全船かけまわしで、冬季は1ヶ月に10日も出ればいいほうだ。
ここの2そう曳きは、休みが非常に少ない。
そこから考えても、岩手の2そう曳きの方こそ、悪いことをしている。
そうじゃないですか?

さらに、ブログの冒頭の本の内容を言った。

魚を減らす、ということは、国を売っていることにもなる。
外国、特にノルウェーなどの漁業先進国では、日本の魚が少なくなることを期待している。
そして、日本に魚を高く売り付けようとしているんですよ。
知ってました?

取調べをした人は、「知らなかった」と驚いていた。
私は、一応「被疑者」なのだが、それからは、被疑者というより、普通の1対1の人間の会話みたいになった。
私は、違反のことは、もうどうでもよかったので、言いたいことを言って、時には笑いをとったり、もう犯罪者という感じではなかった。

あらためて思うのだが、私は、そんなに悪いことをしたわけではない。
そして、誰かにこの話をすれば、ほぼ100%、2そう曳きトロール漁法のほうが、海にとっては大犯罪である、と結論する。

通報したのはトロールではないか、という噂を聞いてから、悔しくて、2晩眠ることができなかった(捕まってから数日後だったが)。
その時、「徹底的にやる」と決意した(完全に逆ギレ!)

昨日、漁協から帰ってきてから、県の水産振興課に電話で漁業調整規則のことを聞いたら、ネットで見ることができるから、と場所を教えてもらった。
さっそく見た。
が、いっぱいあるので、途中であきらめた。
時間ができたら、規則以外の法律も勉強しようと思う。

目的は、「2そう曳きトロールをかけまわしに転換せよ」。
posted by T.Sasaki at 20:09| Comment(0) | 2そう曳きトロールは最悪の漁法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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