こんばんは。
今日は毛がに祭りだったらしいが、私は、今日を境に、毛がに漁を切り上げ、他船のいさだ漁に乗るつもりでもあった。
ただし、S丸かI丸のどちらかである。
S丸には、いさだ漁を教えてもらうために乗せてもらった過去があるからであり、I丸は、兄弟でやっていて、非常に人間性にあふれる人たちだから。
しかし、S丸はやらないと言うし、I丸は、乗組員が余っていると言う。
だから、あきらめた。
いさだ漁は腰を傷めるから、無理して乗っていいのは、この2隻のみ。
私は、若い時にいさだ漁で腰を酷使したから、今、あまり自信がない。。
腰や関節は、消耗品であり、ほどほどに使ったほうがいいと思っている。
自分の船でやるときは、乗組員の負荷を減らすために、考えるところがあり、変えるところは変えるつもりでいる。
私の同い年の友に、とんでもなく仕事をする人がいる。
八戸の人である。
若い頃からいか釣りの凍結船に乗っていて、現在は、小型いか釣り漁船に乗っている。
私の2倍から3倍ぐらいは体を使ったようで、一昨年、腰が壊れ、手術した。
腰の手術は、間違えば、車椅子の生活を余儀なくされるくらい、失敗もあることを私は知っている。
心配したが、八戸労災病院には、その道の名医がおり、彼は、今では、普通に仕事をしている。
この出来事は、人間の頑張りには、やはり限界があるのだ、ということを示していると思う。
しかし、である。
今のあんちゃんたちは、自分の体を使いなさ過ぎる。
あまりに動かないために、体力がなくなり、デブになり、むしろ不健康である。
その上、スマホ中毒になり、ゲーム中毒になり、精神的にも不健康である。
何度もここに登場しているが、八戸に、日本最後の大型いか釣り船、開洋丸がある。
私のおじが乗っているものだから、いろいろと話を聞く。
ここ2年くらい景気が良く、水産高校卒業の新人でも、1000万円前後の給与があったのだそうだ。
現在のいか釣りの凍結船は、大漁だった頃と比べれば、非常に楽であり、過労死というのは、まずありえない(前述の友が乗った頃の昔は、過労死がかなりあったそうだ)。
彼らは、それでも辞める。
理由は、スマホができないから。
大型凍結船ともなると(中型も同じだが)、ケータイの電波など届くはずもなく、通信できない。
それに我慢がならなかったらしい。
新卒で1000万円ももらえる業界がほかにあるのだろうか。
辞めるなら、景気が悪くなってもいいと思うのだが、彼らは、きっと、年をとってから後悔すると思う。
今日の夕方のニュースで、日本に定住する外国人が増えているそうだ。
私は、賛成である。
武士道を捨てた不真面目な日本人より、真面目な外国人のほうがいいのではないか。
「日本を売る気か?」
と言われそうだが、そうではない。
良く解釈すれば、彼らは、日本を尊敬していて、日本を好きなのである。
そういう人たちが、日本で仕事をするなら、大歓迎である。
実際に仕事をしている外国人たちは、それなりにちゃんとやっている。
日本を売っているのは、むしろ、スマホ中毒の人間たちであり、スマホ中毒を促している人間たちなのだ。
posted by T.Sasaki at 20:42|
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