日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2017年09月10日

格差社会が正常なのである

三度、こんにちは。

再度、「日本のタブー」に触れるが、これには、いろいろなものが、ぐちゃぐちゃに詰め込まれている。
「優生思想」「正規分布」「人口」という言葉の意味が説明されているが、特に、これらの関連は、ぐちゃぐちゃである。
人間は、ねずみより生殖能力は劣るが、過剰福祉が人口の増加を招いている。
だから、ねずみの増加より人間の増加のほうが、著しい。
本当に過剰福祉に制限をかけなければ、人間は貧弱になるし、いろいろな資源を等分に分け合わなければ、みんな食えなくなることになる。
だから、ある程度の「優生思想」は必要だし、「人口」抑制策は必要なのだ。
これらの論文を読めば、何となく、「優生思想」や「人口」抑制策は、悪である、という印象を受けるが、そうではない。
「おのおのが自分で考えてみよ」ということだと思う。
次の引用から、それがうかがえる。

歴史をふりかえれば、格差があるほうが当たり前だったことがわかる。格差の少なかった二十世紀が特殊な時期だったのだ。格差があるのが正常(ノーマル)であり、格差がないのが異常(アブノーマル)なのである。
 日本の経済を支えているのは、三十年の住宅ローンを組んで、その返済のために会社の奴隷となって働いているサラリーマンたちである。それが可能だったのも、「一億総中流」といわれたほど富が中間層に集まったからだ。泣いていたのは、平社員とそれほど変わらない給料で働いていた社長である。どうして責任も仕事も違う平社員と社長が、社員食堂で同じ定食を食べなければならないのか。格差が嫌な人は、キューバか北朝鮮に行けばいい。今後、この支え手たちが日本経済を支えきれなくなったときが、日本が地獄に堕ちるときであり、日本が変わるときであろう。それまでは、政治も経済も今のだらだらとした状態が続く。
(「日本のタブー」p251)


これは、戦後経済の、特に日本の正規分布型社会が例外であった、ということを書いているものだが、最近の小型いか釣り業界を見ると、なるほど、決して正規分布などというのは当てはまらない。
1日の平均水揚げ(総水揚げを水揚げ隻数で割った値)を下回る船のほうが多いのは、突出して大漁する船があるからだ。
水揚げは、上位の船に偏っている。
しかし、それを「悪い」という船頭はいない。
「自分に能力がない」「運がない」と考え、それは「しかたない」のである。
漁船漁業は、格差社会なのである。

だから、ある漁業が景気のよい時期には、漁船は増加し、景気が悪くなれば淘汰され、減少する。
いわし、さば類の資源減少の局面で、本来、まき網漁業が獲ってはならないするめいかを、TAC配分した。
水産庁のこの行為は、明らかに間違っていた。
トロール漁業の2そう曳きの認可も間違ってた。
資源減少で本来淘汰されるべき漁船を、水産庁が助けたら、ますます魚類資源は減少したのである。
posted by T.Sasaki at 13:08| Comment(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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