日本の漁業が崩壊する本当の理由 片野歩

世界中で魚類資源が増えているのに、日本だけが減っている。
この現実を、恥ずかしいと思うべきである。

日本の漁業が崩壊する本当の理由.jpg

すべての漁協組合長、理事、参事、そして、任意の漁業団体の会長以下すべての役員たちは、この本を読むべきだ。
読みたくないならば、「日本の漁師は大バカものだ」を参照すること。
これを認識できないならば、役職に就く資格はない!

2017年09月02日

魚体組成を考えた資源管理

こんにちは。
本日は暇なので、4回目。

今年も、いわしが大漁だそうだ。
八戸から行ったまき網漁船は、一網500トン獲ったらしい。
しかし、昨年と違って、型は小さくなり、これは資源減少傾向ではないか、と私は疑っている。

ある人は、いわしは獲れば獲るほど、資源が増えるそうだ、とか言っていたが、それなら、まき網はずっといわしばかり獲っていればいいことになる。
全くアホらしい話。
昨年までのような大きないわしと今年のような小さいいわしで、同じ水揚げ量ならば、漁獲尾数では、圧倒的に今年のほうが多い。
この説明をしただけで、その人は少し考えを改めたようだ。

水揚げ量と魚体組成を考えて、漁獲量を調整していかないと、資源は減少するのである。
これは、震災後のマダラの水揚げに学ぶことができる。

福島や宮城では、セシウム騒動で、マダラは何年か禁漁となった。
そのため、その時の小さい魚が大きくなり、全体の水揚げ量が多くなった。
これは、同じ尾数でも、魚体が大きくなったから、水揚げ量が大きくなっただけの話である。
その親魚たちが子を産み、現在は小さいマダラが多くなっている。
すでに、マダラは資源減少傾向にあるそうだ。
この小さいマダラも、周年で獲っていれば、いずれ、いなくなるだろう。
小さいうちに獲ってしまえば、大きいマダラは、ますます少なくなるのは自明である。

魚類資源を維持するには、単なる量規制ではダメである。
まぐろ資源維持の取り組みがいい例で、魚体組成を考えながら、できるだけ小さい魚を獲らない工夫をし、その上で量規制をすべきである。
すでに各県では、ある特定の魚種で取り組んではいるが、もっと魚種を増やし、これを日本全国でやったほうがいい。

「頑張る漁業」や「儲かる漁業」には、上記のような資源管理を踏まえて、慎重に補助すべきである。
2そう曳きトロール漁業に対しては、間違っても補助すべきでない。
まき網漁業も、資源に対して、船が多すぎる。
あらゆる魚探機器の性能が向上しすぎて、探知能力が高くなっている。
この費用も高くなっているのだから、それを回収するために、ますます「頑張って」獲らなければならない。

大体にして、「頑張る」や「儲かる」という言葉には、資源管理の意味は全く含まれない。
こういう事業は、やめたほうがいい。
日本の海のためにならない。
posted by T.Sasaki at 10:16| Comment(0) | 漁業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。